旧荏原郡用賀村名主飯田家関係史料(きゅうえばらごおりようがむらなぬしいいだけかんけいしりょう)
最終更新日 令和4年5月23日
ページ番号 128468
概要
世田谷区指定有形文化財(歴史資料)
平成25年3月29日指定
所在 東京都世田谷区世田谷1丁目29番18号 世田谷区立郷土資料館
(開館時間、休館日は郷土資料館のページをご確認ください。)
上用賀3 非公開
江戸~明治時代
点数 1,169件(古文書1,156件、書画4件、資料9件)
解説
飯田氏は、菊池氏を名乗り後北条氏に仕えていましたが、16世紀の末ころ、用賀に来て村の開発にあたったと伝えられます。
飯田家は、元文4年(1739年)から二代にわたり、彦根藩世田谷領代官を勤めますが、天明6年(1786年)年貢未進で失職し、闕所・所払いとなりました。当時すでに分家していた当主の弟が跡を継ぎ、村の名主を勤めました。
飯田家には、用賀村の古文書、村絵図などが遺されたほか、幕末期に彦根藩への御用金調達や、ミニエール銃献上に関する史料もあります。
また、明治画壇の重鎮・菊池容斎と飯田家は婚姻関係にあったことで、容斎の描いた絵画も遺っています。
用賀村の古文書は飯田家のほかにはほとんど確認されていないため史料的価値が高いこと、さらに絵画などから、近世上層農民の文化嗜好や豊かな生活を伺い知ることができます。
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