円乗院遺跡出土の弥生土器一括
最終更新日 令和4年5月23日
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円乗院遺跡出土の弥生土器一括
区指定有形文化財(考古資料)
平成26年1月16日指定
〈所 在〉 東京都世田谷区世田谷1丁目29番18号
世田谷区立郷土資料館(公開)
〈時 代〉 弥生時代後期(約1,800年前)
〈点 数〉 弥生土器26点

円乗院遺跡出土弥生土器(一部)
この土器群は、区内代田2丁目周辺で、昭和元年~昭和2年(1926年~1927年)ごろに行われた耕地整理の際に、齋田平太郎氏によって竪穴住居5軒と環濠の断面から発掘・採集されたものです。
壺形土器や高坏形土器の口縁部や肩部に、端部を結束したS字状結節文をともなう細縄文や円形朱文が施され、壺口縁部には棒状浮文が貼付けられる文様構成を特徴とするこの土器群は、関東地方における弥生時代後期(約1,800年前)の土器の一型式として、昭和37年(1962年)に菊池義次氏によって「円乗院式土器」と命名されて学会に提唱されています。
発見当時は区内でほぼ唯一のまとまった弥生時代遺物として注目され世田谷における弥生時代研究の出発点となった重要な資料です。
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