喜多見のまむしよけ(きたみのまむしよけ)

最終更新日 令和4年7月11日

ページ番号 129079

概要

まむしよけの道具
まむしよけの道具 撮影 米畑勝行

世田谷区指定無形民俗文化財(風俗慣習)

昭和62年3月25日指定

伝承地 喜多見

保持者 齋藤道紀 非公開

附 「真虫除秘咒録」文化6年の奥書有

文箱、忠好印、版木2種、朱塗り盆

解説

喜多見周辺の村々では、春、青大将やマムシが出てくる頃になると、蛇除けの神符を貰う風習がありました。この神符は畑に出るとき懐中に入れたり、蛇の出てきそうなところに貼ったりしました。また、藪や草むらを歩くときには「伊右衛門、伊右衛門」と唱え、こどもたちは「蛇もまむしもどっけどけ おいらは喜多見の伊右衛門だ 槍も刀も持ってるぞ ヂヨツキリ切られて腹立つな」と唄ったということです。

神符の発行の他に、まむしに噛まれてやって来た人に行なう毒消しの呪法が、当主に代々伝えられています。

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