奥沢台遺跡出土の注口土器
最終更新日 令和4年5月23日
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奥沢台遺跡出土の注口(ちゅうこう)土器

注口土器(上から)

注口土器(横から)
区指定有形文化財(考古資料)
平成25年3月29日指定
〈所在地〉東京都世田谷区宇奈根1丁目8番21号
宇奈根考古資料室(通常 非公開)
〈寸 法〉 高さ 13.8センチメートル、最大径 16.7センチメ
ートル
この土器は、奥沢台遺跡(奥沢6丁目付近)の「土坑墓(どこうぼ)」とよばれるお墓から出土した縄文時代後期(約4,000年前)の縄文土器で、注口部分は欠けていましたが、ほぼ完全な形をしています。この形の土器が形を保ったまま出土することは少なく、区内ではこの他に1点が知られていますが、本例は把手(とって)ではなく、角状の突起が付けられていることが特徴です。
さて、注口土器は縄文時代後期から晩期(約4,500~2,500年前)にかけてみられる特徴のある土器で、容器の側面に液体を注ぐための細長い口がついた現代の土瓶や急須の形をしていますが、どんな液体を入れていたのかわかっていません。
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