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最終更新日 2025年3月25日

ページID 24170

腸チフス・パラチフス

腸チフス・パラチフスとは

腸チフス・パラチフスはチフス菌・パラチフス菌による感染症です。近年、日本国内での発生は減少し、南アジア、東南アジア、アフリカ、中南米等海外での感染が多くなっています。

症状

多くの場合、感染してからおおよそ7~14日後に39℃以上の高熱を発症し、下痢や発疹などの症状が現れます。また、肝臓や脾臓が腫れたり、重症化すると腸出血・穿孔を起こすこともあります。感染しても、無症状で発症しない場合もあります。

感染経路

チフス菌・パラチフス菌に汚染された水や食物を摂取することで感染します。感染しても無症状で発症しない場合もありますが、便中に菌が排出されるため、他の人に感染をひろげてしまうこともあります。

治療・受診

抗菌薬による治療を行います。症状がある場合は入院治療となることもあります。解熱後しばらくは腸出血の危険があるので、安静にし、水分を補給し、消化しやすい食事を摂取します。薬が効かない「耐性菌」の場合があるため、医師から処方された抗菌薬を適切に服用することが必要です。一旦治癒後、再発する場合もあるため、医師の指示の元、経過観察が必要です。

予防方法

  • 腸チフスにはワクチンがありますが、日本では未承認です。流行している地域へ渡航する等で希望する場合は、輸入ワクチンを取り扱うトラベルクリニック等で接種することができます。
  • 流行している地域では、生水、氷、生野菜、カットフルーツなどの食品を喫食しないようにしましょう。

その他

  • ワクチンを取り扱っているクリニック等は厚生労働省FORTHで確認することができますのでご確認ください。
  • 1~5類(一部)の感染症と診断された場合は、保健所から連絡が入ることがありますのでご協力をお願いします。

お問い合わせ先

世田谷保健所 感染症対策課  

ファクシミリ:03-5432-3022