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最終更新日 2025年3月25日
ページID 24144
劇症型溶血性レンサ球菌感染症は、レンサ球菌を原因とする感染症です。通常は細菌が存在しない組織(血液、筋肉、肺など)にレンサ球菌が侵入し、急激に症状が進行し重篤な状態となる病気です。
小児が多く罹患するA群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは区別されます。
潜伏期間ははっきり分からないことが多く、突然、四肢の疼痛、腫脹、 発熱、血圧低下などの症状が出現し、急激かつ劇的に軟部組織壊死、急性腎不全、成人型呼吸窮迫症候群 (ARDS)、播種性血管内凝固症候群(DIC)、多臓器不全などを引き起こし、ショック状態から死に至ることもあります。
感染経路が不明な場合も多く、上気道感染者や手術部位感染や本人の気づかないほどの小さな皮膚の傷害が侵入門戸となる場合があります。
早期診断、早期治療が最も重要です。適切な抗菌薬の投与、病巣の除去など症状によって、集中治療室で全身管理管理が必要な場合があります。
すぐに受診が必要か迷うときには、救急安心センター事業【♯7119】に電話相談しましょう。
1~5類(一部)の感染症と診断された場合は、保健所から連絡が入ることがありますのでご協力をお願いします。
世田谷保健所 感染症対策課
電話番号:03-5432-2441
ファクシミリ:03-5432-3022