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最終更新日 2025年3月25日

ページID 24145

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、A群溶血性レンサ球菌(略して溶連菌)による上気道の感染症です。
溶連菌は、菌の侵入部位や組織によって多彩な臨床症状を引き起こします。
日常よくみられる疾患として、急性咽頭炎の他、膿痂疹(とびひ)、蜂巣織炎などがあります。冬季および春から初夏にかけての年2回、流行のピークがあります。

症状

感染して2〜5日後、突然の発熱、咽頭発赤、苺状の舌などの症状が現れます。しばしばおう吐がみられます。
まれに重症化し、喉や舌、全身に発赤が拡がる「猩紅熱(しょうこうねつ)」に移行することがあります。合併症には肺炎、髄膜炎、敗血症、リウマチ熱、急性糸球体腎炎などがあります。

感染経路

咳やくしゃみなどのしぶきに含まれる細菌を吸い込むことによる(飛沫感染)、細菌が付着した手で口や鼻に触れることによる(接触感染)、食品を介して細菌が口に入って感染する(経口感染)があります。

治療・受診

発症時は抗菌薬での治療を行います。腎炎などの合併症を防ぐため、症状が改善しても主治医に指示された期間、薬を飲むことが大切です。喉の痛みがひどい場合は柔らかく薄味の食事を工夫し、水分補給を心がけましょう。

予防方法

  • こまめなアルコール消毒や石けんでの手洗いをしましょう。
  • 咳やくしゃみをするときには、口と鼻をティッシュでおおう等の咳エチケットを心掛けましょう。
  • 流行時は、マスクの着用も効果的です。

お問い合わせ先

世田谷保健所 感染症対策課  

ファクシミリ:03-5432-3022