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最終更新日 2025年3月25日

ページID 24147

ヘルパンギーナ

ヘルパンギーナとは

ヘルパンギーナは、主にエンテロ属コクサッキーA群ウイルスによって感染する病気です。原因ウイルスは複数あるため、なんどでもかかる可能性があります。
夏季に流行するいわゆる「夏かぜ」の代表的疾患です。

症状

感染して2~4日後、突然の高熱、咽頭痛や咽頭発赤を呈し、口腔内に水疱や発赤が現れます。水疱は破れて痛みも伴います。2〜4日で解熱し、7日程度で治癒します。高熱による倦怠感や口腔内の痛みなどから、食事や水分を十分にとれず、脱水になることもあります。
 合併症としては、熱に伴う熱性けいれんと、まれに髄膜炎や心筋炎が生じることがあります。

感染経路

咳やくしゃみ、つばなどのしぶきに含まれるウイルスによって感染します(飛沫感染)。また、水疱の内容物や便に排出されたウイルスが手などを介し、口や眼などの粘膜に入って感染します(経口・接触感染)。

治療・受診

特別な治療法は無く、症状に応じた対症療法が行われます。
口の中に水疱ができ食事がとり難いため、柔らかく薄味の食事を工夫し、水分補給を心がけることが大切です。

予防方法

  • アルコール消毒が効きにくいため、石けんと流水でこまめに手を洗い、自分専用のタオルで拭きましょう。
  • 日常的に触れる物や手すりなどは塩素系の消毒剤などで消毒しましょう。
  • 咳エチケットを心がけましょう。
  • 症状がおさまった後も、2~4週間は便の中にウイルスが排出されるので、トイレ使用時や排泄物の処理に注意しましょう。

お問い合わせ先

世田谷保健所 感染症対策課  

ファクシミリ:03-5432-3022