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最終更新日 2025年3月25日

ページID 24143

マイコプラズマ肺炎

マイコプラズマ肺炎とは

マイコプラズマ肺炎はマイコプラズマ・ニューモニエによる感染症です。幼児、学童期、青年期を中心に全年齢で1年を通して報告があり、晩秋から早春にかけて報告数が多くなります。

症状

感染して2~3週間して、発熱、全身倦怠、頭痛などが見られた後、咳が出現します。病初期には乾いた咳で、その後湿性となることが多いです。 咳は熱が下がった後も長期にわたって(3~4週間)続くのが特徴です。
 嗄声、耳痛、咽頭痛、消化器症状、胸痛などの症状を呈することもあります。一部の人は肺炎など重症化することもあります。
 合併症としては、中耳炎、無菌性髄膜炎、脳炎、肝炎、膵炎、溶血性貧血、心筋炎、関節炎、ギラン・バレー症候群などがあります。

感染経路

咳やくしゃみなどのしぶきに含まれる病原体によって感染(飛まつ感染)、あるいは病原体が付着した手で口や鼻に触れることによる感染(接触感染)があります。

治療・受診

抗菌薬(抗生物質)による治療が基本ですが、軽症の場合は抗菌薬なしで軽快する場合もあります。
抗菌薬はマクロライド系やテトラサイクリン系などが用いられます。近年、通常使用される効かない「耐性菌」に感染した場合は他の抗菌薬で治療します。

予防方法

  • こまめなアルコール消毒や石けんでの手洗いを行い、咳やくしゃみをするときには、口と鼻をティッシュでおおう等の咳エチケットを心掛けましょう。
  • 流行時期はマスクを着用したり、人ごみを避けるなどしましょう。

お問い合わせ先

世田谷保健所 感染症対策課  

ファクシミリ:03-5432-3022