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最終更新日 2025年3月25日

ページID 24169

細菌性赤痢

細菌性赤痢とは

細菌性赤痢は赤痢菌による感染症です。世界中で広くみられる感染症で、特に衛生状態の悪い国に多くみられます。非常に少ない菌量でも感染することがあります。

症状

多くの場合、感染してからおおよそ1~3日後に、発熱と腹痛、下痢で発症します。無症状や軽症で終わることもありますが、頻回な下痢、しぶり腹、血便、ときには重症になることもあります。

感染経路

赤痢菌に汚染された水や食物を摂取することで感染します。また、性的接触による糞口感染事例も報告されています。細菌性赤痢は、10~100個の少ない菌量で感染・発病するため、患者や保菌者の糞便、それらに汚染された手指、食品などを介して患者の関係者が感染する二次感染もみられます。

治療・受診

腹痛、下痢、血便がある時は医療機関を受診してください。検便検査で細菌性赤痢の確定診断ができます。海外渡航歴があれば、受診時に医師に伝えてください。
安静にし、水分を補給し、赤痢菌に効果のある抗生剤などで治療をします。重症になる場合は、入院となることもあります。

予防方法

トイレの後や調理・食事前には流水でよく手を洗いましょう。

特に、衛生状態の悪い地域では、生水、氷、生野菜、カットフルーツなど加熱されていない食品を喫食しないようにしましょう。

その他

  • 近年では、保育園、ホテル、施設等での集団感染事例も報告されています。日本ではアジア地域からの海外旅行帰国者の発生が多くなっています。
  • 1~5類(一部)の感染症と診断された場合は、保健所から連絡が入ることがありますのでご協力をお願いします。

お問い合わせ先

世田谷保健所 感染症対策課  

ファクシミリ:03-5432-3022