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世田谷区トップページ > 福祉・健康 > 健康・保健・衛生 > 予防接種 > 積極的な勧奨の差し控えにより子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)の接種機会を逃した方に対するキャッチアップ接種について
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最終更新日 2024年10月10日
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HPVワクチンは、平成25年4月に定期予防接種となりましたが、ワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛が同ワクチン接種後に特異的に見られたことから、国の決定に基づき、積極的勧奨(対象者に予診票等を送付すること)を控えていました。
しかし、国が最新の知見を踏まえ、改めてワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを上回ると認められたため、勧奨を再開することになりました。
積極的勧奨の差控えにより接種機会を逃した方に対しては、公平な接種機会を確保する観点から、以下のとおり公費負担で予防接種を受けることができますので、お知らせします。
現在お持ちの古い予診票でも9価HPVワクチン(シルガード9)を接種できます。(シルガード9と記載のない予診票でも接種できます。)
HPVワクチンの種類や接種間隔、副反応等について詳しく知りたい方は、「子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)について」のページをご覧ください。
平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれの女性で子宮頸がんワクチン3回目の接種が完了していない方に対して、令和6年7月17日付で接種の勧奨通知を発送しました。
(注釈)世田谷区で子宮頸がんワクチン3回目の接種記録がない方にお送りしております。他自治体での接種や自費による接種は把握していないため、事前に母子健康手帳(母子手帳)等で過去の接種歴を確認してください。
HPVは標準的な接種間隔を取ることができない場合の接種間隔があり、最短4ヵ月で接種することが可能です。接種間隔は、2回目は1回目から1ヵ月以上、3回目は2回目から3ヵ月以上で接種することができます。2025年4月以降の接種は公費の対象とはなりませんので、実際の接種スケジュールは医療機関と相談してください。
ただし、11月末に1回目を接種すると、2回目が医療機関が休診である年末となってしまい、2回目が年明け、3回目は必然的に4月になってしまいます。そのため、遅くとも11月中旬までには1回目を接種しましょう。
なお、キャッチアップ接種の期間である2025年3月末までであれば、合計3回の接種を完了したかを問わず、それまでに行った接種(1回目、2回目)は、公費による接種となります。
(注釈)接種種は強制ではなく、あくまでご本人の意思に基づき接種を受けていただくものです。実際に予防接種を受ける際は、ワクチンの効果とリスクを十分に理解した上で、受けるかどうかご判断ください。
世田谷区医師会では、平日夜間及び日曜日に臨時会場にてHPVワクチン接種を実施しています。詳細はHPVワクチン夜間&日曜接種のご案内(キャッチアップ接種対象)をご覧ください。
平成9年(1997年)4月2日~平成20年(2008年)4月1日生まれの女性
令和4年4月1日~令和7年3月31日
予防接種を受けるために必要な予防接種予診票を、令和4年7月15日に対象の方に郵送しました。転入等の理由で予防接種予診票がお手元にない場合は、下記のいずれかの方法で申請をしてください。
オンライン手続き(電子申請)のページからお申し込みください。
以下問い合わせ先へお電話ください。
無料
16歳頃までに接種するのが最も効果が高いですが、それ以上の年齢で接種しても、ある程度の有効性があることが、国内外の研究で示されています。
また、定期接種の対象年齢(高校1年生相当)を過ぎてからの接種について明らかな安全性の懸念は示されていません。
ワクチンの有効性は概ね16歳以下の接種で最も高いものの、20歳頃の初回接種まではある程度有効性が保たれていることや、性交経験がない場合はそれ以上の年齢についても一定程度の有効性があることが示されています。性交経験によるHPV感染によって、ワクチンの予防効果が減少することが示されていますが、性交経験がある場合でも、ワクチンの予防効果がなくなってしまうわけではありません。
(参考)
第26回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会資料
HPVワクチンのキャッチアップ接種に関する有効性・安全性のエビデンスについて(PDF:1,525KB)
HPVワクチンは合計3回接種する必要がありますが、過去に接種を受けて中断した方が接種を受ける場合には、初回からやり直すことなく、残りの回数の接種を実施することになります。(2、3回目、または3回目のみ。)
その際は、過去に接種歴のあるHPVワクチンと同一の種類のワクチンを使用してください。ただし、過去に接種したHPVワクチンの種類が不明である場合は、医療機関の医師と十分に相談した上で、接種するHPVワクチンの種類を選択することになります。この場合は、結果として、異なる種類のHPVワクチンが接種される可能性がありますので、ワクチンの互換性に関する安全性や有効性等についても医療機関の医師と十分に相談した上で、接種をご検討ください。
なお、異なるワクチンを接種した場合でも合計の接種回数は3回となります。
また、ワクチンの互換性に関して、異なる種類のワクチンを接種した場合でも一定程度の免疫原性や安全性が示されています。
(参考)
第47回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針分科会資料
HPVワクチンについて(PDF:4,083KB)
キャッチアップ接種の対象の方で、過去に自費でHPVワクチン予防接種を受けた方には、接種費用の償還払いを実施しています。
申請方法等は、「子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)を自費で受けた方に対する償還払い(払い戻し)について」のページをご覧ください。
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