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最終更新日 2025年1月8日

ページID 15364

HPVワクチン男性接種費用助成(任意接種)

世田谷区では、令和6年10月1日(火曜日)よりHPVワクチン男性接種費用助成を開始しました。

定期接種の女子のアイコン

キャッチアップ接種の女性のアイコン

任意接種の男性のアイコン

接種は強制ではなく、あくまでご本人の意思に基づき受けていただくものです。接種を望まない方に強制することはありません。また、接種対象者やその保護者の同意なく、接種が行われることはありません。

予防接種を受ける際は、有効性と副反応のリスクを十分に理解した上で、受けるかどうかご判断ください。

 ヒトパピローマウイルス(HPV)とは

ヒトパピローマウイルス(以下「HPV」といいます。)は、皮膚や粘膜に感染するウイルスで、主に性行為により感染し、子宮頸がんや性感染症の原因になります。

また、子宮頸がん以外に、中咽頭がん、肛門がん、腟がん、外陰がん、陰茎がんなどにも関わっていると考えられています。

 男性のHPV予防接種の効果

がんや性感染症などの予防に効果が期待できます。さらに、男性がワクチン接種による感染予防をすることで、性行為によるHPV感染からパートナーを守ることにもつながります。

 男性HPV費用助成の基本情報

対象者

接種日時点で世田谷区に住民登録のある小学6年生から高校1年生相当年齢にある男性

女子向けの定期予防接種については、子宮頸がん(HPV)の予防接種のページをご確認ください。

助成期間

令和6年10月1日(火曜日)から令和7年3月31日(月曜日)まで

(注意)助成開始日より前に接種した費用は全額自己負担です。

(注意)助成期間に接種が完了しなかった高校1年生相当年齢の方への対応は、決まり次第お知らせします。

助成回数・金額

3回・全額公費負担(費用の自己負担はありません

実施場所

世田谷区内の指定医療機関(クリエイティブ・コモンズ表示4.0国際ライセンス令和6年度世田谷区男性HPV予防接種指定医療機関一覧(PDF:162KB)

  • 指定医療機関一覧は随時更新していますので、最新のものをご確認ください。
  • 予防接種を受ける際は、事前に指定医療機関へご確認ください(接種日、ワクチンの在庫状況、予約の要不要、当日の持ち物、キャンセル料金の有無など)。

助成方法

助成券(予診票)は指定医療機関に設置していますので、区への申込みは必要ありません。

  1. 指定医療機関にご予約後、母子健康手帳を必ず持参の上、来院してください。
  2. 指定医療機関備え付けの助成券に必要事項を記入し、本人確認書類を窓口で提示してください。
  3. HPVワクチンを接種します。費用の自己負担はありません

使用するワクチン

HPVワクチンの種類
商品名 名称 添付文書
ガーダシル® 組換え沈降4価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン ガーダシル(4価ワクチン)の添付文書(PDF:1,221KB)

0.5ミリリットルずつ、筋肉内に3回注射します。

(注意)女性への接種では上記の4価ワクチン(商品名:ガーダシル®)に加えて、2価ワクチン(商品名:サーバリックス®)、9価ワクチン(商品名:シルガード®9)が使用されていますが、男性への接種では、4価ワクチンのみ承認されています。

接種間隔

通常、予防接種は一定の間隔をあけて受けるものです。最近1か月以内に何らかの予防接種を受けた方は、いつ、どのようなワクチンを接種したか、接種医に伝えてください。

標準的な接種間隔

ガーダシルの接種間隔の図

2か月の間隔をあけて2回目の接種を、1回目から6か月の間隔をあけて3回目の接種を受けます。

標準的な接種間隔を取ることができない場合の接種間隔

標準的な接種間隔を取ることができない場合の接種間隔

2回目は1回目から1か月以上、3回目は2回目から3か月以上あけます。

 接種にあたっての注意

接種を受けることができない場合

次のいずれかに該当すると認められる場合には、接種が受けられません。

  1. 明らかな発熱がある(通常37.5度以上)
  2. 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかである
  3. 接種しようとする予防接種の接種液の成分により、アナフィラキシーを起こしたことがある
  4. その他、医師が不適当な状態と判断した場合

副反応

主な副反応

主な副反応は、発熱や接種した部位の痛みや腫れ、注射による痛み、恐怖、興奮などをきっかけとした失神などです。

接種後に体調の変化や気になる症状が現れたら、すぐに医師の診察を受けてください。

接種後に起こるかもしれない主な副反応
発生頻度 ガーダシル®(4価HPVワクチン)
50%以上 疼痛
10%~50%未満 紅斑・腫脹
1%~10%未満 頭痛、そう痒感、発熱
1%未満 下痢、腹痛、四肢痛、筋骨格硬直、注射部位の硬結・出血・不快感、倦怠感など
頻度不明

失神、嘔吐、関節痛、筋肉痛、疲労など

接種後まれに起こるかもしれない重い副反応

接種後まれに起こるかもしれない重い副反応

病気の名前 主な症状 報告頻度
アナフィラキシー 呼吸困難、じんましんなどを症状とする重いアレルギー 約96万接種に1回
ギラン・バレー症候群 両手・足の力の入りにくさなどを症状とする末梢神経の病気 約430万接種に1回
急性散在性脳脊髄炎(ADEM) 頭痛、嘔吐、意識の低下などを症状とする脳などの神経の病気 約430万接種に1回

総合性局所疼痛症候群

(CRPS)
外傷をきっかけとして慢性の痛みを生ずる原因不明の病気 約860万接種に1回

厚生労働省が把握した2013年3月までの報告のうちワクチンとの関係が否定できないとされた報告頻度

接種前の注意

  • 当日は母子健康手帳を必ず持参してください。
  • 13歳以上16歳未満の方は、保護者が予診票の保護者記入欄に署名し、被接種者が持参すれば保護者の同伴なしでも予防接種を受けることは可能ですが、接種後の失神について国などから特に注意喚起がされていますので、未成年者の予防接種の原則のとおり、保護者などの同伴をお勧めします。
  • 次のいずれかに該当する方は、健康状態や体質等を担当の医師にしっかり伝え、よく相談した上で接種を受けてください。
  1. 血小板が減少している、出血した際に止まりにくいなどの症状のある方
  2. 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害などの基礎疾患のある方
  3. 予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた方
  4. 過去にけいれんの既往のある方
  5. 過去に免疫不全の診断がなされている者及び近親者に先天性免疫不全症の者がいる方
  6. ワクチンを接種した後や、けがの後等に原因不明の痛みが続いたことがある方

接種後の注意

HPVワクチンを受けたお子様と保護者の方へ

HPVワクチンを受けたお子様と保護者の方へ(PDF:1,274KB)

ワクチン接種後に注射による痛み、恐怖、興奮などをきっかけとした失神があらわれることがあります。失神による転倒を避けるため次のことに注意してください。

  • 接種後に移動する際は、保護者または医療従事者が付き添い転倒に気をつけましょう。
  • 接種後はすぐに帰宅せず、15分~30分程度は医療機関内で安静にしていましょう。アナフィラキシー等の急な副反応はこの間に起こることがあります。
  • ワクチン接種当日は激しい運動は避け、接種部位を清潔に保ち、また、接種後の体調管理をしっかり行ってください。接種部位の異常反応や体調の変化、さらに、高熱、ひきつけなどの異常な症状を呈した場合には、速やかに医師の診察を受けてください。

 健康被害救済制度

男性へのHPV予防接種は、法律に基づかない任意予防接種です。副反応による健康被害が生じた場合には救済制度が設けられています。詳細は「ワクチン接種に係る健康被害救済制度」のページをご覧ください。

 相談窓口

ワクチン接種後に症状が生じた場合、接種医またはかかりつけ医にご相談ください。また、以下の相談窓口にお問い合わせすることもできます。

お問い合わせ先

世田谷区予防接種コールセンター

予防接種に関するお問い合わせにオペレーターがお答えします。

電話番号03-5432-2437(平日午前8時30分から午後5時15分まで)

ファクシミリ03-5432-3022

注意

  • 土曜日、日曜日、祝日、年末年始(12月29日~1月3日)を除きます。
  • 通訳会社との三者間通話機能により22言語の電話通訳に対応しています。
    英語、中国語(北京語)、韓国語、タイ語、ベトナム語、インドネシア語、マレー語、タガログ語、ネパール語、ミャンマー語、クメール語、モンゴル語、シンハラ語、ヒンディー語、ベンガル語、ウルドゥー語、ポルトガル語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロシア語

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