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最終更新日 2024年9月21日

ページID 3574

令和6年度民家園展示「暮らしの歳時記」のご案内

「暮らしの歳時記」について

次大夫堀公園民家園岡本公園民家園で行われる「暮らしの歳時記」は、かつての世田谷にみられた農作物や、家々で行われていた保存食などの農産加工を再現した「農事暦」と、年間を通じて農家や村の職人などが行っていたハレの日の行事を再現した「民間暦」を再現展示する行事です。

農村における人々の暮らしに欠かせない農業や行事を通して、地域の歴史を振り返ります。

もちつきの写真

餅つきのようす

煤払いの写真

煤払いのようす

民間暦の参加・見学について

開園時間中に自由に見学してください。行事によっては、開催時間が決まっているものがあります。

気象等に伴う両民家園での行事の延期・中止の告知について

気象等により、民間暦に伴う実演や体験などの行事を中止、延期する場合がございます。

なお、中止などの対応をとる際は下記の両民家園の行事案内のページで告知いたします。

参加を予定されている皆様には大変申し訳ありませんが、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。

令和6年度の暮らしの歳時記の開催日程について

農事暦の開催日程について

令和6年度は、「稲作」「畑作」「養蚕」「麦作」の4行事を再現展示します。

稲作

年貢などの租税や、土地代の支払いにあてられる作物として、米(うるち米)は貴重な農作物でした。水田では、ハレの日の行事に必要なもち米や、「実取らず」と呼ばれる正月のしめ縄の材料として利用するための稲も栽培していました。

稲作の展示概要
開催期間 5月中旬から11月中旬まで
開催場所 次大夫堀公園民家園(喜多見5-27-14)
関連行事など

稲作に関連する農具を5月15日(水曜日)から6月16日(日曜日)まで展示します。

また、世田谷の稲作に関する解説会を6月15日(土曜日)午前11時から11時20分に行います。

畑作

野菜は現金収入の重要な農作物として、神田や青山の市場へ出荷されていました。農家は春には家の前庭に苗床を作ってナスやサツマイモの苗を育て、冬は用水の洗い場などでダイコンやカブを洗って出荷していました。

畑作の展示概要
開催期間 5月中旬から令和7年2月上旬まで

開催場所

次大夫堀公園民家園(喜多見5-27-14)

岡本公園民家園(岡本2-19-1)

関連行事など

畑作に関連する農具を、6月26日(水曜日)から7月21日(日曜日)まで、次大夫堀公園民家園で展示します。

また、世田谷の畑作と七夕の解説会を、7月6日(土曜日)午前11時から11時20分に岡本公園民家園で行います。

養蚕

かつて養蚕は、現金収入として貴重な生業のひとつでした。多くの家では年間で春・秋・晩秋の3回、蚕を飼育し、繭を出荷していました。出荷された繭を集め、生糸に加工して輸出業者と取引する家もありました。

養蚕の展示概要

開催期間

(1)5月上旬から6月上旬まで (2)8月上旬から9月上旬まで

開催場所

次大夫堀公園民家園(喜多見5-27-14)

関連行事など

養蚕に関連する農具を、(1)5月23日(木曜日)から6月23日(日曜日)、(2)8月1日(木曜日)から9月1日(日曜日)まで、次大夫堀公園民家園で展示します。

また、世田谷の養蚕に関する解説会を8月31日(土曜日)午前11時から11時20分に行います。

麦作

麦は世田谷の各地で最も多く生産されていました。大麦は麦飯、小麦はうどんとして農家が年間を通じて食べる重要な作物でもありました。また、小麦の殻(茎)は、民家の屋根に利用されるなど、当時の暮らしに麦は密接に関わっていました。

麦作の展示概要

開催期間

11月下旬から令和7年6月中旬まで

開催場所

次大夫堀公園民家園(喜多見5-27-14)

関連行事など

麦作に関連する農具を令和7年2月5日(水曜日)から3月9日(日曜日)まで、次大夫堀公園民家園で展示します。

また、世田谷の麦作に関する解説会を令和7年3月9日(日曜日)午前11時から11時20分に行います。

民間暦の開催日程について

五月節句

5月5日は「端午の節句」や「男の節句」ともよばれます。軒菖蒲など邪気払いや虫よけのまじないをする、柏餅などのごちそうを作って祝う、男児の成長を願い鯉のぼりや武者絵のぼりを立て、人形を飾るなど、多彩な行事が行われていました。

五月節句の開催情報
開催期間 4月20日(土曜日)から5月6日(月曜日・休日)まで

開催場所

次大夫堀公園民家園(喜多見5-27-14)

岡本公園民家園(岡本2-19-1)

関連行事など

お供え用の柏餅を次大夫堀公園民家園にて4月20日(土曜日)午前10時から作ります。

五月節句の解説会を次大夫堀公園民家園にて5月5日(日曜日・祝日)午前11時から11時20分に行います。

七夕

7月7日に、主屋の軒先に飾った笹竹に短冊をつけ、字の上達などを願ったり、夏の農作物の収穫を祝う行事です。

七夕の開催情報
開催期間 6月30日(日曜日)から7月7日(日曜日)まで

開催場所

次大夫堀公園民家園(喜多見5-27-14)

岡本公園民家園(岡本2-19-1)

関連行事など

期間中は午前10時から午後3時の間、短冊に願い事を書いて、主屋軒先の笹竹に飾ることができます。

主屋の仏壇前に盆棚を作って仏具やお供え物を調え、先祖の霊を家に迎えて供養する行事です。もともと旧暦では7月に行われていたため、世田谷では新暦の7月、または月遅れの8月13日~15日に行っていました。

盆の開催情報
開催期間 7月9日(火曜日)から7月15日(月曜日・祝日)まで

開催場所

次大夫堀公園民家園(喜多見5-27-14)

岡本公園民家園(岡本2-19-1)

秋彼岸

秋分を中日とした前後3日ずつの7日間を彼岸といいます。寺や墓にお参りし、仏壇にお供え(入りそば、中日ぼたもち、明け団子)をして先祖供養をするなど、仏教との関わりがある行事です。

令和6年の秋彼岸は、入りが9月19日、中日が22日、明けが25日です。

秋彼岸の開催情報
開催期間 9月15日(日曜日)から9月25日(水曜日)まで

開催場所

次大夫堀公園民家園(喜多見5-27-14)

岡本公園民家園(岡本2-19-1)

関連行事など

仏壇にお供えするそばを次大夫堀公園民家園にて9月15日(日曜日)午前10時から作ります。

十五夜

旧暦8月15日の夜に、主屋の縁側に月見団子や里芋などの収穫物を供え、ススキを飾って月見をしました。月をめで、収穫に感謝しました。

令和6年は、9月17日が十五夜です。

十五夜の開催情報
開催期間 9月7日(土曜日)から9月16日(月曜日・祝日)まで

開催場所

次大夫堀公園民家園(喜多見5-27-14)

岡本公園民家園(岡本2-19-1)

関連行事など

縁側にお供えする月見団子を岡本公園民家園にて9月7日(土曜日)午前10時から作ります。

十三夜

旧暦9月13日の夜に、主屋の縁側に月見団子や里芋などの収穫物を供え、ススキを飾って、月見をしました。月をめで、収穫に感謝しました。必ず十五夜と十三夜の両方を行いました。

令和6年は、10月15日が十三夜です。

十三夜の開催情報
開催期間

10月9日(水曜日)から10月14日(月曜日・祝日)まで

開催場所

次大夫堀公園民家園(喜多見5-27-14)

岡本公園民家園(岡本2-19-1)

荒神様の旅立ち

家々でまつる荒神様は、その家の子どもたちの縁談をまとめるために10月に出雲へ旅に出るといわれます。荒神様が旅立つ日に、お土産として団子などを供えました。

荒神様の旅立ちの開催情報
開催期間 10月23日(水曜日)から10月30日(水曜日)まで

開催場所

次大夫堀公園民家園(喜多見5-27-14)

岡本公園民家園(岡本2-19-1)

鞴(ふいご)祭り

鍛冶職人など鞴(風を送る道具)を使う職人の儀礼です。仕事の無事と息災を祈って11月8日頃に行いました。仕事場を清めてフイゴにしめ縄を張り、赤飯やミカンなどを供えました。

フイゴ祭りの開催情報
開催期間 11月8日(金曜日)から11月10日(日曜日)まで

開催場所

次大夫堀公園民家園(喜多見5-27-14)

恵比須講

恵比須神をまつる家々では、11月20日頃に尾頭付きの魚、そばなどのお供えをして、豊作や商売繁盛、家内安全などを願いました。

恵比須講の開催情報
開催期間 11月9日(土曜日)から11月20日(水曜日)まで

開催場所

次大夫堀公園民家園(喜多見5-27-14)

岡本公園民家園(岡本2-19-1)

関連行事など

恵比須大黒にお供えするそばを次大夫堀公園民家園にて11月9日(土曜日)午前10時から作ります。

コト八日

12月8日はコト始めともいわれ、この日以降に正月の準備を始めるとされています。また疫病神が来る日とされ、軒先に目籠などを掲げて魔よけとする風習がありました。

コト八日の開催情報
開催期間 11月30日(土曜日)から12月8日(日曜日)まで

開催場所

次大夫堀公園民家園(喜多見5-27-14)

岡本公園民家園(岡本2-19-1)

関連行事など

正月準備についての解説会を次大夫堀公園民家園にて11月30日(土曜日)午前11時から11時20分に行います。ぜひご参加ください。

正月準備

煤払い

正月に年神を迎えるため、正月前にはまず家を清めました。主屋等の煤を、笹や竹で作った箒(ススダケ)を使って払い、家財道具を前庭に出し、拭き掃除をしました。

煤払いの開催情報

開催日

次大夫堀公園民家園では12月1日(日曜日)

岡本公園民家園では12月8日(日曜日)

開催場所

次大夫堀公園民家園(喜多見5-27-14)

岡本公園民家園(岡本2-19-1)

餅つき

年神をはじめとする神仏などへ供える鏡餅や、正月に食べる餅をつきました。鏡餅は、神鏡にたとえられるなど、神聖なお供え物のひとつでした。

餅つきの開催情報

開催日

12月14日(土曜日)

午前10時から正午

開催場所

岡本公園民家園(岡本2-19-1)

正月飾り

年神をはじめ神々を祀る場所を示すためのお飾りの準備をしました。稲わらでしめ縄を作り、雑木林などで松を採り(松迎え)、新竹とともに、門口や庭に松飾や門松を立てました。

正月飾りの開催情報

開催日

12月18日(水曜日)から12月27日(金曜日)

開催場所

次大夫堀公園民家園(喜多見5-27-14)

岡本公園民家園(岡本2-19-1)

関連行事など

しめ縄作りの実演を両民家園にて12月21日(土曜日)午後1時から行います。

門松作りの実演を次大夫堀公園民家園にて12月21日(土曜日)午前10時から行います。

冬至

冬至は一年で最も日が短くなるとされている日です。この日にはカボチャを仏壇に供え、風邪をひかないといってカボチャを食べる習俗がありました。

令和6年は、12月21日が冬至です。

冬至の開催情報
開催期間 12月14日(土曜日)から12月21日(土曜日)まで

開催場所

次大夫堀公園民家園(喜多見5-27-14)

岡本公園民家園(岡本2-19-1)

正月

正月を迎える準備は、暮れの30日までにととのえました。そして、大晦日の晩(年越し)から3日までは、年神へのお供え物(オセチ)と特別な料理を家の人も食べて祝い、仕事を休みました。正月飾りは「七日の夜風にあててはいけない」といって、1月7日の夕方までに片付けました。

正月の開催情報

開催日

1月1日(水曜日・祝日)から1月11日(土曜日)

開催場所

次大夫堀公園民家園(喜多見5-27-14)

岡本公園民家園(岡本2-19-1)

関連行事など

解説会「世田谷の正月」を1月1日両民家園にて正午から午後0時20分に行います。ぜひご参加ください。

七草

1月7日朝、ナズナなど春の七草を入れた粥を作って神仏に供え、家の人も同じものを食べました。

七草の開催情報
開催期間 1月7日(火曜日)から1月9日(木曜日)まで

開催場所

次大夫堀公園民家園(喜多見5-27-14)

岡本公園民家園(岡本2-19-1)

鍛冶・初打ち

鍛冶職人の新年の仕事始めの行事でした。鉄を打って「鎌、剣、鍵」のひな形を製作し、仕事場にまつる神棚に供えて一年の安全を祈りました。

初打ちの開催情報
開催日 1月5日(日曜日)から1月13日(月曜日・祝日)まで

開催場所

次大夫堀公園民家園(喜多見5-27-14)

蔵開き

1月11日に、正月の鏡餅を神棚などから下げ、汁粉を作って神仏に供えました。また、この日、蔵のある家では、新年に初めて扉を開ける日としました。

蔵開きの開催情報
開催期間 1月7日(火曜日)から1月11日(土曜日)まで

開催場所

次大夫堀公園民家園(喜多見5-27-14)

岡本公園民家園(岡本2-19-1)

太子講

大工や木挽きなどが、1年の仕事の決め事を行うために集まる行事です。聖徳太子の軸を掛け、曲尺や墨つぼなど仕事で扱う道具や汁粉を供えました。

令和7年は、2月24日が新年最初の甲子です。

太子講の開催情報
開催期間

2月18日(火曜日)から2月24日(月曜日・休日)まで

開催場所

次大夫堀公園民家園(喜多見5-27-14)

小正月

1月15日を中心とする時期を小正月と呼び、年の始まりに一年の作物の豊かな実りを願う、農耕に関わる様々な行事が行われていました。

特に、養蚕の良い出来や農作物の豊作などを願い、団子を木の枝に刺した繭玉や、粟と稗の穂が実った様子に見立てた粟穂稗穂(アボヘボ)という飾りものを作りました。飾りものや小豆粥は、神棚などに供えました。

小正月の開催情報
開催期間 1月11日(土曜日)から1月19日(日曜日)まで

開催場所

次大夫堀公園民家園(喜多見5-27-14)

関連行事など

繭玉を次大夫堀公園民家園にて1月11日(土曜日)午前10時から作ります。

恵比須講

恵比須神をまつる家々では、1月20日頃に尾頭付きの魚、そばなどのお供えをして、豊作や商売繁盛、家内安全などを願いました。

恵比須講の開催情報
開催期間 1月12日(日曜日)から1月19日(日曜日)まで

開催場所

次大夫堀公園民家園(喜多見5-27-14)

関連行事など

恵比須大黒にお供えするそばを次大夫堀公園民家園にて1月12日(日曜日)午前10時から作ります。

節分

立春の前日である節分は「年越し」ともいわれます。この日には、「虫の口焼き」や豆まきなど、農作物の害虫よけや邪気払いのまじないなどが行われていました。
令和7年は、2月2日が節分、2月3日が立春です。

節分の開催情報
開催期間 1月26日(日曜日)から2月2日(日曜日)まで

開催場所

次大夫堀公園民家園(喜多見5-27-14)

初午(はつうま)

2月最初の午の日は稲荷神の祭日とされています。稲荷神を祀る家々では、幟を立て、赤飯や油揚げなどを供えました。また、近隣の子供達が稲荷社のある家の庭に小屋掛けをして、小屋の中で食事をしたり、遊んだりする風習がありました。

令和7年は、2月6日が初午(丙午)(ひのえうま)、18日が二の午です。

初午が丙午にあたる年は、二の午の日に初午行事を行います。

初午の開催情報
開催期間 2月11日(火曜日・祝日)から2月18日(火曜日)まで

開催場所

次大夫堀公園民家園(喜多見5-27-14)

コト八日

2月8日はコト納めともいわれ、正月行事を終える日とされています。また疫病神が来る日とされ、軒先などに、目籠を掲げて魔よけとする風習がありました。

コト八日の開催情報
開催期間 2月1日(土曜日)から2月8日(土曜日)まで

開催場所

次大夫堀公園民家園(喜多見5-27-14)

岡本公園民家園(岡本2-19-1)

三月節句

3月3日は「女の節句」や「桃の節句」ともよばれます。

この日には、菱餅などのご馳走を作って祝う、女児の成長を願って雛人形を飾るなど、多彩な行事が行われていました。

三月節句の開催情報
開催期間 2月15日(土曜日)から3月2日(日曜日)まで

開催場所

次大夫堀公園民家園(喜多見5-27-14)

関連行事など

お供え用の菱餅を次大夫堀公園民家園にて2月15日(土曜日)と16日(日曜日)午前10時から作ります。

三月節句の解説会を次大夫堀公園民家園にて3月2日(日曜日)午前11時から11時20分に行います。ぜひご参加ください。

春彼岸

春分を中日とした前後3日ずつの7日間を彼岸と言います。寺や墓にお参りし、仏壇にお供え(入りそば、中日ぼたもち、明け団子)をして先祖供養をするなど、仏教との関わりがある行事です。

令和7年の春彼岸は、入りが3月17日、中日が20日、明けが23日です。

春彼岸の開催情報
開催期間 3月15日(土曜日)から3月23日(日曜日)まで

開催場所

次大夫堀公園民家園(喜多見5-27-14)

関連行事など

仏壇にお供えするそばを次大夫堀公園民家園にて3月15日(土曜日)午前10時から作ります。

次大夫堀公園民家園への交通案内について

  • バス:小田急線成城学園前駅⇔東急線二子玉川駅
       「玉07」系統「次大夫堀公園前」下車 徒歩2分
  • 徒歩:小田急線成城学園前駅より15分

次大夫堀公園民家園の地図情報

岡本公園民家園への交通案内について

  • バス:小田急線成城学園前駅⇔東急線二子玉川駅
       「玉07」系統「世田谷総合高校」下車 徒歩5分
       東急線二子玉川駅→玉川病院循環「玉30系統」
       東急線二子玉川駅→成城学園前駅「玉31系統」
       「民家園」下車 徒歩1分
  • 徒歩:東急線二子玉川駅より20分

岡本公園民家園の地図情報

お問い合わせ先

教育政策・生涯学習部 生涯学習課 民家園係  

ファクシミリ:03-3417-5961