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最終更新日 2012年3月29日
ページID 3988
所在地 若林三・四丁目、世田谷四丁目
内容 松陰神社通りを中心とした街づくりの取組み
平成16年度に東京都の「ユニバーサルデザイン福祉のまちづくり推進モデル事業」に選定されたことを受け、まちづくり協議会と区が一体となって、誰にでもやさしくふれあいが生まれる商店街を目指し、ハード・ソフトの両面から集中的に整備しました。
東京都と世田谷区が費用を負担して、先駆的に福祉環境を整備する事業として松陰神社通りを中心とした区役所周辺地区が選ばれました。その理由としては、商店街がバリアフリー活動を行ってきた実績や、世田谷区がバリアフリーの街づくりの計画的な位置付けを行ってきたことが挙げられます。事業は平成16年度から平成18年度に実施され、松陰神社通りの道路整備、店舗出入口バリアフリー化助成、斜め踏切の改良、音声案内装置付き案内板や路面表示サイン、若林公園トイレの改築などを行いました。
従来式の道路構造ではなく、排水を道路の中心に集めるようにしたことで、道路と店舗敷地との段差が解消され、歩行者空間が広がりました。また、テスト道路を作り、実際に車椅子利用者や視覚障害の方に点字ブロックなどを検証してもらい、誰もが安心して歩けるような道路にすることに努めました。
道路の舗装についても、石畳風にすることで松陰神社通りらしい雰囲気を出しています。
松陰神社通りの道路整備
自主ルールとして「商店街まちづくりルール」を街づくり協議会で検討し、商店街振興組合員への周知を図りました。項目の中には、店舗のバリアフリーを推進することをルールとして定め、多くの店舗で段差が解消されました。これにより、地域住民が安心して買い物ができる空間を作り出しました。
この他にも、道路上の看板・商品を自粛することや、駐輪スペースを設けて歩行者の妨げにならないようにすること、建物の1階部分は店舗・事務所として商店街の機能を維持する等の取組みをしています。
以前は、東急世田谷線松陰神社前駅の西側の踏切が斜めであったため、自転車やベビーカー、歩行者などが線路の溝にはまってしまうような危険な踏切でしたが、東急電鉄株式会社の協力を得て平成19年3月に真っ直ぐな踏切に改良しました。
これにより、踏切の安全性が高まりました。
誰もがわかりやすい地区内のサインを設置するため、住民参加によるサイン整備ワークショップを開催し、音声案内付きのサイン、路面表示によるサインなどを整備しました。
やさしい商店街マップの作成
やさしい商店街マップは、街づくり協議会の会員自らで商店街を取材して、「ユニバーサルデザイン福祉のまちづくり推進モデル事業」の一環として作成しました。
音のウィンドウショッピング
AMラジオを1,620キロヘルツにしてお店の入口付近を通ると、店主の声でお店の情報が聞こえる音声案内装置を20店舗に導入しました。それにより、目の不自由な方にとっても楽しくショッピングができるようになりました。
ふれあい おかみさんDAY
定期的なイベントとして、路上のはみ出し看板の代わりに、店前の敷地部分に各店が売り出し情報を黒板で掲示しています。お店とお客さんのふれあいを通じて、まちの賑わいとやさしさをつくりだそうとしています。
表彰
都内にある商店街を対象に、優れた取組みを行っている商店街を表彰する「第3回東京商店街グランプリ(平成19年11月)」において、活性化事業部門の優秀賞として、元気でやさしい松陰神社通りのまちづくりが選ばれました。
世田谷総合支所 街づくり課
電話番号:03-5432-2872
ファクシミリ:03-5432-3055