減らそう、生ごみ![第4回 堆肥使用編]

最終更新日 令和6年1月23日

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減らそう、生ごみ!【第4回】

このシリーズの第3回目は、生ごみ堆肥の作り方についてのお話でした。今回は生ごみ堆肥の使い方についてです。せっかく作った生ごみ堆肥を上手に使い、美味しい野菜や果物・きれいな草花を元気に育てましょう。

生ごみ堆肥の使い方は以下の3つです。

(1)古土を生き返らせる 

(2)元肥として使う 

(3)追肥として使う

(1)古土を生き返らせる

古土に生ごみ堆肥を混ぜ込むと、古土が生き返り、何度でも利用できます。世田谷区では土を収集できない為、余っている古土がある場合は、ぜひ生ごみ堆肥を使って古土を再生させ、繰り返し使いましょう。

また、土の量の少ないプランターなどで野菜や草花を育てると、肥料やけ・肥料切れを起こしやすいですが、生ごみ堆肥を混ぜた団粒構造の土を使うと、かなり防ぐことができます。

用意するもの

  • 古土(残った根、虫、石などを取り除く。また可能であれば、晴れた日にシートに広げて日光消毒をする。)
  • 生ごみ堆肥(未熟、完熟どちらも使えます。)

※未熟・完熟の見分け方

  • 未熟:生ごみの形や色がまだ分かり茶色っぽい色合いをしています。湿らせたり土に混ぜるとまた発酵が進み、熱やガスが出ることにより、植物の根を傷める場合があるため注意が必要です。
  • 完熟:細かく分解され、生ごみの形がほとんど分からなくなり、黒っぽい色をしています。土に混ぜてもほとんど変化はおきません。

使い方

  • 古土に対し、2~3割の量の生ごみ堆肥をよく混ぜ込み、軽く湿る程度に水をかけておきます。
  • 完熟の生ごみ堆肥を混ぜた場合は、日の当たらない場所に数日置けば、野菜や草花の栽培用土として使うことができます。
  • 未熟の堆肥を混ぜた土はさらに熟成が必要なので、夏場で1ヶ月、冬場で3ヶ月くらい日の当たらない場所に置いてから土として使います。
  • 時期をずらして堆肥を混ぜ込んだ古土を、大きなバケツやトロ箱に入れたものをいくつか用意しておくと、いつでもすぐに使えて便利です。

(2)元肥として使う

畑や庭の土に直接混ぜる場合

  • まず、土中の古い根や石、虫などを取り除き、30cm以上の深さにしっかり耕してから、生ごみ堆肥を1平方メートルあたり10~15リットルくらい、土によく混ぜ込みます。
  • 土の状態や植える作物によって、腐葉土などの改良・調整用土を加え、1~3週間ほど置いてから植え付けをします。
  • 植える植物によっては、さらに石灰を施して下さい。

溝底や鉢底に置く場合

  • 生ごみ堆肥を土に混ぜ込むのではなく、元肥として畑の溝底や植穴、鉢底に固めて置く方法です。
  • 植物の生長につれ、ゆっくりと肥料成分が働き、効き目が長続きします。

(3)追肥として使う

  • 植物の根元に施し、浅く耕したり、土寄せをします。
  • 施すときは、根に生ごみ堆肥が直接ふれると根が傷む場合があるので、ふれないように注意してください。
  • 化成肥料のような即効性はなくじっくりと効いてきます。肥料切れをおこさないようこまめに少しずつ施します。

まとめ

今回は、生ごみ堆肥の使い方についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

生ごみ堆肥には、色々な使い方があることが分かったかと思います。

今回のコラムを参考に、ぜひ生ごみ堆肥を使っていただけたら幸いです。

生ごみ堆肥を混ぜた土で元気に美味しそうに育ったレタス類
生ごみ堆肥を混ぜた土で元気に美味しそうに育ったレタス類

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