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最終更新日 2024年1月23日
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生ごみは、溜めておくと水分や臭いが気になる厄介な存在です。そんな生ごみが減ると、ごみ出しが楽になると思いませんか?
区内の家庭から出る可燃ごみの約3割は、生ごみであることが分かっています。(図1)
さらに、そんな生ごみの内訳として、調理くずが約7割、傷みや期限切れなどによる直接廃棄が約2割、食べ残しが約1割を占めています。また、直接廃棄の内訳で最も多いのは野菜や果物で、約3分の1の割合を占めています。(図2)
図1:世田谷区家庭ごみ組成分析調査及び計量調査資料集(令和3年度版)より可燃ごみの内訳
図2:世田谷区家庭ごみ組成分析調査及び計量調査資料集(令和3年度版)より生ごみの内訳
そんな生ごみと上手に付き合って活用する方法を、区民の視点を入れて「減らそう!生ごみ」と題してシリーズでお伝えします。
基本は、生鮮食品を買い過ぎないことが大切です。作る量や食べる量に合わせて、冷蔵庫に保存できる量をイメージして買うとよいでしょう。肉・魚・加工食品は、期限表示もしっかりチェックし期限内に食べきる量を、野菜は鮮度をよく見て適量を選びます。少人数向けの調理には、「ばら売りの商品」も使い残しや包装ごみが出ないので重宝します。すぐに調理する場合は、お財布に優しい「見切り品」も大いに活用しましょう。
また最近は、忙しい人や調理が苦手な人のために、皮が剥いてある「半調理済みの野菜等」も、手軽に買えるようになりました。生産や製造の段階で皮等の生ごみを除くので、調理して食べ残さなければ生ごみは出ません。
これも基本は作りすぎないことが大切です。適量の食材を調理して出来たてを美味しく残さず食べることが、作る人にも食べる人にとってもベストです。ただし、家族の帰宅時刻がずれたり、急に外食へ変更になるなど予測できない事態も多い場合は、作り残しを減らすために半調理で保存する、余ったおかずを別のメニューに変身させるなど、状況に合わせた工夫をしましょう。
また、どうしても出てしまう調理くずを減らすためには、今まで捨てていた野菜の皮を剝かずに調理することも一案ですが、少し癖のある皮の部分を厚めに剥き、刻んで炒めてキンピラにしたり、硬い葉っぱを野菜ダシに使うことも、意外な美味しさがありお勧めです。
ぜひ、生ごみ堆肥づくりに活用し、ガーデニングや家庭菜園で楽しみましょう!
昔、庭の隅や畑の一角に穴を掘って生ごみを埋めていた頃、穴の周りの雑草やこぼれ種の野菜が元気に育つことが知られていました。有機成分をたくさん含む生ごみは、バクテリアの働きで、古土を豊かな土に変える生ごみ堆肥に変化します。
つくった堆肥を自ら利用することにより、生ごみが減ってごみ出しが楽になることや、元気な草花や新鮮で安全な野菜づくりを家庭菜園で楽しむこと、環境にも優しい取組みにつながる一石三鳥の取組みです。
世田谷区では、12年前から家庭で手軽にできる「生ごみ堆肥作り講習会」を、例年開催してきました。生ごみ堆肥を活用して、草花や野菜づくりを行いたい方の参加を、ぜひお待ちしております。
次回は、「生ごみ堆肥とは?」をテーマにお伝えします。
清掃・リサイクル部 事業課 普及啓発
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