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最終更新日 2025年4月22日

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減らそう!生ごみ[第8回~家庭菜園のおすすめ野菜(1)葉物野菜~]

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減らそう!生ごみ[第8回]

プランターや狭い庭の隅でも、その環境にうまく合う野菜を選べば、美味しい野菜が育つ家庭菜園になります。〈野菜くずで生ごみ堆肥を作り、古い土に生ごみ堆肥を混ぜ込んで、その元気な土で育った野菜を美味しく食べて、出た野菜くずでまた生ごみ堆肥を作る〉そんな小さな循環を一緒に楽しんでみませんか?

家庭菜園にぴったりのおすすめ野菜の育て方を、シリーズでお伝えします。

 

1)リーフレタスミックス

 まずは、日当たりのよい場所があれば誰にでも気軽に始められるサラダ 用の葉物野菜についてです。

 初めての方には、様々な葉形や色の5・6種類のレタス(キク科)の種が混ざっている「リーフレタスミックス」がおすすめです。

 間引きながらベビーリーフで食べても、植え替えて大きく育てると、見た目もきれいで楽しめます。

                                     リーフレタスミックス       

 

                                                          1月エコプラザ用賀菜園のレタスミックス

                                                                                                                              

用意するもの

 

土:初めて野菜を育てるなら、市販の野菜用の培養土を使いましょう。発芽には肥料成分が少ない土がよく、葉や根が伸びてきてから追肥をします。古土を生ごみ堆肥作りに活用するようになれば、培養土を買わずに自前の土が使えます。

プランター:ベランダやコンクリートの上に置くのであれば、水切れ・肥料切れを起こしやすいので深さ20cm以上のものを用意しましょう。

鉢底石:根が呼吸できるように土の下に空気の層を作ります。軽石でも刻んだ発泡スチロール片でも構いませんが、ネットの袋に入れてからプランターの底に敷くと、収穫後の片付け作業が楽にできます。

種:「リーフレタスミックス」の種は、まき時も収穫期も長いですが、25℃以上の高温では殆ど発芽しないので夏は避けましょう。アブラナ科のベビーリーフ種が混ざった「サラダミックス」も同じように使えアブラナ科の種は高温期でも発芽します。

不織布:種をまいてから上にふんわりとかぶせ、洗濯ばさみで端をプランターに止めます。種が流されるのを防ぎ、乾燥防止、寒さ除け、暑さ除け、芽が出てからしばらくは風雨や虫、鳥の害からも守ってくれます。べた掛けシートとも言います。

水やりの道具:ジョウロ、または、ペットボトルの蓋をジョウロの口に付け替えたものでも代用できます。水は、勢いよくかけると土や種・小さな芽が流れてしまうので、なるべくやさしく土の部分にかけてください。暑い時期の日中は、葉に直接水をかけると部分的に葉焼けを起こすので、比較的涼しい朝方か夕方の時間に水やりしてください。

種まきと発芽

プランターの底にネットに入れた鉢底石を置き、縁から約2cmまで土を入れ、底から水が流れ出るまでたっぷりと水をやります。

15分以上経ってから、まきたい部分にかまぼこ板等で2mm程の深さの溝をつけ、種を指でつまんで揉むようにしながら溝の上をゆっくり動かして、まばらにまきます(筋まき)。少なめにまくことがコツです。

種をまいた溝を指で軽くならしてから、不織布をふんわりかぶせてその上から平らに押さえます。不織布の端を洗濯ばさみで止め、再度やさしく水をかけます。

5日から1週間で芽が出ます。乾いて土の色が薄くなったら水をやり、不織布をかぶせたまま約3週間おきます。

間引きと植え替え

草丈が10cm以上になったら、ときどき間引いて収穫しベビーリーフで食べます。密に生えている株をハサミで切り取って収穫すると、手もあまり汚れません。間引いたら、株の根本に土寄せをします。

株と株の間隔が狭いと、あまり成長できません。育ちが遅くなったら思い切って間引き、生ごみ堆肥や肥料成分の入った土を上から足しましょう。

10日目

1月に種まき後10日目

20日目

種まき後20日目

レタス種まき後1ヶ月

種まき後1か月 そろそろ間引き

2か月後

  種まき後2か月 2回目間引き

 

リーフレタスは植え替えにも強いので、元気な株の根を崩さないようにそっと掘り上げて、別のプランターに植え替えれば、さらに大きな株に育ちます。

大きな株に育ったら、外側の葉から数枚ずつ収穫します。中心から花芽(董・とう)が伸び始めたら、葉の成長が止まって固くなり、味に苦みが出てくるので、董立ち(とうだち)前までが収穫時期です。

2)春菊

 春菊は、原産地のヨーロッパでは野菜ではなく鑑賞用だったとか。 

 日当たりさえよければ、プランターでも元気に育つので、香りのよい採りたてをサラダで長い期間食べることができ、つぼみが出てきたら収穫は終わりですがきれいな花を楽しめます。

 

 

 

 

春菊の花

 

                                                                      4月末 ベランダの春菊の花                               

種のまき方・育て方 

発芽率がリーフレタスより低いので、少し多めにまきましょう。                                                                                              

高温で日が長くなると董(とう)立ちするので、春は早めにまくか、秋にまきます。

育て方は、リーフレタスとほとんど同じです。

草丈が10cmを超えたら、株を間引いて収穫します。

草丈が20cmを超えたら、下の葉4~5枚を残して主枝を摘み取ります。主枝を摘み取ることで、残した葉の元から新しい芽が伸びてきて、何回も収穫できます。

葉の成長が遅くなったら、生ごみ堆肥や有機肥料を土に混ぜたものをプランターに足してください。

12月 種まき後10日目

12月 種まき後10日目

1月 種まき後、25日目

1月 種まき後25日目

種まき後2か月

2月 種まき後2か月目

 

次回は、家庭菜園のおすすめ野菜(2)として、ミニトマトなど実のなる野菜についてお伝えします。

 

 

お問い合わせ先

清掃・リサイクル部 事業課  

ファクシミリ:03-6304-3341