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世田谷区トップページ > 住まい・街づくり・環境 > 環境 > 環境に関する計画・方針等 > 脱炭素地域づくり > 災害対策プロジェクトの活動を見学してきました(vol.3)
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最終更新日 2025年9月24日
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成城魅力発信誌“SEIJO GREEN CITY”vol.3の発行にあたり、成城地区自治会連合会の災害対策プロジェクトチームの月1回ミーティングを見学させていただきました(7月26日実施)。
そこで、地域住民からなる「災害対策プロジェクトチーム」のご紹介と合わせて、活動見学レポートをWEB限定でお届けします。
法人格 成城自治会と、成城団地自治会(都営団地)が協力して「成城地区自治会連合会」を設け、地域防災活動を行っています。
メンバーは全員が地域住民の有志の方から構成され、2011年発足以降、「この街から一人の犠牲者も出さない」を合言葉に、阪神淡路大震災を教訓とした、発災後の14分以内に住民同士で救助活動を行うことを目標とした取組みを実施しています。
詳しくは、成城自治会ホームページ等をご覧ください。
特に、活動の中で力を入れているのが、2013年から続く「安否確認標識掲示訓練」です。
毎年3月11日(東日本大震災の日)と9月1日(防災の日)に実施しています。この防災訓練は災害の発生を想定して、「SOS」または「OK」のどちらかの標識を住居の外から見て分かりやすい場所に掲げるというものです。自治会加入に関わらず、住民・事業者全員が参加対象となります。
7月のミーティングでは、プロジェクトメンバー8名が集い、9月1日に実施する安否確認標識掲示訓練(上記参照)の実施方法や災害に備えた直近の地域課題等について議論されていました。
特に、安否確認標識掲示訓練の参加率が年々下がっていることや、実際に災害が発生したときの各戸への救出方法の課題について話し合っていました。課題としては、近年防犯の観点から自宅のセキュリティ強化をされているお家が多く、何かあったとき救出のための入家がしづらいこと、またその場合の責任の所在などが挙げられていました。やはり、様々な課題に対して日頃からできることは、挨拶や声かけなどのご近所同士のつながりが非常に大切であり、必要不可欠ということでした。
今回は見学させていただいたミーティングでは、日頃の活動のほんの一部の取組みですが、1日見学させていただいただけでも、「この街から絶対に犠牲者を出さない」という強い思いがプロジェクトメンバーの皆さんから伝わり、その姿勢はまさに真剣そのものでした。こんなにも地域の方が、主体となって地域全体を考え、日々活動されていることに大変感銘を受けました。
ぜひ、地域住民の方全員がこの活動を知り、一人でも多くの方に活動に参加してほしい、という思いとなりました。
災害はいつ起きるかわかりません。いざという時に備えて、「自助」と「共助」の力が何よりも重要です。
環境政策部 気候危機対策課
電話番号:03-6432-7135
ファクシミリ:03-6432-7981