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最終更新日 2025年9月24日

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小田急SCディベロップメントへのインタビュー(vol.3)

corty_1成城魅力発信誌“SEIJO GREEN CITY”vol.3の発行にあたり、成城コルティの運営管理会社である「株式会社小田急SCディベロップメント」の山本さん(写真左)と寺下さん(写真右)に、地域とのつながりや運営管理者としての防災の取組みなどをインタビューしました。

今回はWEB限定で、インタビューの詳細をお届けします!(概要はパンフレットで紹介)

Q1.持続可能な社会の実現に向けて目指していることを教えてください

A1.小田急SCディベロップメントは、「環境に優しい商業施設」を目指しています。

成城コルティでは、環境負荷の低減として共用通路・駐車場の空調を不要とするなどの省エネルギー化や、“Re:born”プロジェクト(※来館者が持ち寄った不要となった衣類などを成城コルティで回収し、集まった不要品をパートナー企業で査定。その査定額で絵本やおもちゃを購入し、世田谷区を通じて地域の子どもに寄贈することにより、環境負荷の低減や地域福祉の向上に貢献する取組み)を実施しています(https://odakyu-scd.com/project2024/)。Re:bornは小田急SCディベロップメントが運営する各商業施設で実施していますが、成城コルティは回収量が当社他施設に比べても多く、将来につなげるという意識がまち全体で大きいと感じています。

Q2.地域と連携協力して取り組んでいることはありますか

A2.地域の皆さまとイベント等をやらせていただいております。特に、成城学園様には様々な部活動やサークルがあるため、成城コルティでの展示イベントやステージイベントを多く実施いただき、施設を盛り上げていただいています。こうした取組みは地域の方が学生の活動を知るきっかけとなる良い機会になっているかと思います。

また、まちの店舗様とも一緒に活動したいと思い、昨年初めて連携したのがプログラミング教室です。地域では大変人気のある教室で、特別に施設内で体験会を行ってもらいました。教室を知っていただく機会にもなり、我々としては「子ども達に対する教育」というところでもSDGsにつながったと思っていますので、大変よい連携ができたと感じております。

このほかにも、成城自治会様や成城100年祭など様々な団体の皆さまと連携させていただくなど、“共に取組みをしていただける団体様はいらっしゃらないか”という視点でまちを歩きながら常々探すようにしています。

Q3.地域防災に根ざした取組みについて教えてください

A3.成城コルティは、多くのお客様にご来館いただく施設として、災害時を想定した訓練を行い、有事の際、スムーズに動けるようにしておくことが必要だと思います。そのため、年2回、全店舗参加で早朝に防災訓練を行っています。毎回訓練のポイントを変えており、前回は水消火器で消火器の使用の実演と、火災に直面した際に消火するか避難するかの判断ポイントの学習などを訓練しました。

訓練を行い、器材に触れる経験や、避難経路を知る、ということが重要だと考えています。もしもの時すぐに行動をおこし、迷わず行動するための意識付けという点は、訓練で得られているのではないかと思います。

Q4.2025年9月のリニューアルについて教えてください

corty2A4.地域の皆さまの暮らしに寄り添う施設を目指し、2025年 9月25日より、2階に新規店舗の出店および既存店舗の改装を行い、館内共用部を刷新するリニューアルを行います。

自治会の方から「成城地域は豊かな自然が広がる国分寺崖線に位置しており、多摩川上流の森林管理によって支えられている」というお話を伺いました。成城に住む人々の自治と共生の精神によって育まれていくまちづくりの基本理念である成城憲章にもそういった内容が記載されており、今回のリニューアルでは持続可能な商業施設として、成城地域に広がる自然環境と地域資源に注目し、それらを施設にも取り入れることとしました。日常のお買い物のひとときでも、自然の心地よさをお客様に感じ取っていただけると良いなと思っています。

そんな空間作りを目指し、館内共用部のレストスペースには、東京都内で育成・生産された木材「多摩産材」を活用し、木の温もりを取り入れました。多摩産材を活用するにあたり、7月には、地域住民の方とともに、実際に木を育てている多摩山麓見学ツアーに参加しました。どのようなところで、どのように加工をされているのかを実際に見ることにより、非常に勉強になりました。

9月のリニューアルでは、カルディコーヒーファームやJINSが新規出店します。実はこのお店は地域住民の方から、こういったお店があったらいいな、というお声をいただいたことから出店につながりました。地域の方に楽しんで施設を利用していただきたいと思っていますので、ただお買い物をする場所ではなく、地域の取組みも感じ取れる場所として、成城コルティを楽しんでいただけたらと思います。

Q5.目指している地域共生について教えてください

A5.私たち小田急SCディベロップメントでは「エキチカは、マチチカ、ヒトチカへ。」という地域共生ステートメントを掲げております(https://www.odakyu-scd.co.jp/csr/local_relationship/)。
 私たちが運営する成城コルティだけを充実することに注力するのではなく、この成城の“まち”の個性を活かし、その“まち”らしい空間と時間を広げていく、そしてその“まち”に暮らす喜びを一緒に育てていくべく、地域の皆さまとともに様々な取組みを行っていけたらいいなと思っております。

Q6.成城地域の中で好きな場所、おすすめのスポットを教えてください

corty_okujoteienA6.(山本さん)成城コルティから出させていただきますが、4階の屋上庭園がおすすめです。天気が良いときには西側に富士山も見えますよ!いい景色の中で庭園もあり、とても心地よい空間になっていると思います。いらっしゃったことのない方は、ぜひ一度ひと息ついていただきたいです。(写真は成城コルティ4階屋上庭園で撮影)

(寺下さん)今(取材時)はまだ出来ていませんが、成城コルティのリニューアルでできる2階のレストスペースはとてもよい空間になると思います!日替わりまたは週替わりで、催事も行いますので、毎回行くたびに雰囲気が変わって楽しいかなと思います。ぜひ来てください!

 

 

小田急SCディベロップメントの山本さん、寺下さん、ご協力いただきありがとうございました!

 

 

お問い合わせ先

環境政策部 気候危機対策課  

ファクシミリ:03-6432-7981