子どもの貧困対策の推進

最終更新日 令和5年4月24日

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子どもの貧困対策の推進にあたっては、親の妊娠・出産期や子どもの乳幼児期における早期の課題把握から、子どもの学校教育段階、さらに子どもが卒業、就職して、社会的自立が確立されるまで、切れ目のない支援を行うことが重要です。

また、子どもの貧困の背景には様々な社会的要因があることを踏まえ、子育てや貧困を家庭のみの責任とせず、関係機関をはじめ地域が一体となり推進する必要があります。

子どもの貧困対策計画

令和2年3月に、子どもの貧困対策の推進に関する法律に基づく子どもの貧困対策計画を策定しました。子どもの貧困対策計画は、「子ども計画(第2期)後期計画」に内包するかたちで位置づけています。

子どもの現在及び将来がその生まれ育った環境に左右されることのないよう、また、保護者の子ども期からの貧困の連鎖を断ち切ると同時に、新たな貧困の連鎖を生まないよう、すべての子どもが健やかに育成される環境を整備していくとともに、ひとり親世帯のみならず、ふたり親世帯も含む生活困難を抱える子どもや保護者に対する支援を地域と連携しながら全庁的に推進していきます。

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PDFファイルを開きます子どもの貧困対策計画概要版パンフレット 

(詳しくは、世田谷区子ども計画(第2期)後期計画(令和2年度~令和6年度) の123ページから139ページをご覧ください。)

教育の支援

すべての子どもが等しく学び、夢や希望を持つことができる環境を整備すると同時に、教育と福祉の連携により、学校での気づきを契機に生活困難を抱える子どもを早期に発見し、支援につなげる体制の強化を図ります。

生活の安定に資するための支援

生活困難を抱える子どもや保護者の生活の安定に向け、安心して過ごせる居場所や児童養護施設等を巣立った若者への支援、親の妊娠・出産期から家庭を支える支援の充実を図ります。

保護者に対する職業生活の安定と向上に資するための就労の支援

生活困難を抱える保護者が所得を増やし、子育てと仕事を安定して両立ができるように、求職時等の子どもの預かりや、個々の状況に応じた就労支援を充実し、保護者が子育てと仕事を両立できる環境を整備します。

経済的負担の軽減のための支援

家庭の経済状況に関わらず、子どもや保護者が安心して生活を送ることができる環境の整備に向け、経済的安定を図る施策の充実やその周知を強化します。

支援につながる仕組みづくり

生活困難を抱える子どもや保護者が必要な情報を得て、確実に必要な支援につながるための仕組みづくりを強化します。また、子どもにかかわる支援者の気づきの感度を高めるとともに連携を強化し、生活困難を抱える子どもや保護者を必要な支援につなぐことができる人材を育成します。

平成30年度子どもの生活実態調査

世田谷区の子どもの生活実態を把握するために、平成30年度に子どもの生活実態調査を実施しました。子どもの生活実態調査は、子ども・保護者に対するアンケート調査及び支援者に対するヒアリング調査から構成されます。

このページについてのお問い合わせ先

子ども・若者部 子ども家庭課

電話番号 03-5432-2406

ファクシミリ 03-5432-3081