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最終更新日 2025年2月1日
ページID 11090
オンライン利用不可能
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ゲートキーパー(Gatekeeper)とは、「門番」という意味です。自殺対策としてのゲートキーパーは、「身近な人の自殺のサインにいち早く気づき、必要な時に相談窓口への橋渡しをすることをサポートする人」のことです。特別な資格は必要ありません。あなたの身近な人のこころといのちを守るため、ゲートキーパーについて学んでみませんか。
自殺は、その多くが追い込まれた末の死といわれています。
自殺の背景には、精神保健上の問題だけでなく、過労、生活困窮、育児や介護疲れ、いじめや孤立などの様々な社会的要因があり、様々な悩みが複合的に複雑にからみ合って、社会とのつながりの減少や生きていても役に立たないという役割喪失感や、与えられた役割の大きさに対する過剰な負担感などから、自殺以外の選択肢が考えられない危機的な状態にまで追い込まれてしまう過程と見ることができます。
自殺に追い込まれるという危機は「誰にでも起こり得る危機」です。“いつもと違うな”と感じたら下記の4つの役割を参考にまずは声をかけることから始めてみましょう。
ゲートキーパーの役割は、主に4つ(「気づき」「声かけ・傾聴(受け止める)」「つなぎ」「見守り」)あります。
身近な人の様子を見て「あれ?いつもと違うな。」と思ったことはありませんか。様々な悩みを抱えることによって、精神面だけではなく身体上や日常的な行動にも影響を及ぼすことがあります。例えば・・・
このような気になる様子が見られたときは、「どうかしましたか?」「何かお困りですか?」などと声をかけましょう。また、あなた自身がその人のことを「心配しています。」というメッセージを添えることも大切です。
人に相談する、話をするということは、思った以上にハードルが高いものです。やっとの思いで相談しようと意を決してくれた人を尊重し、丁寧な態度を心がけましょう。決して話をそらさず、本人の気持ちを十分に受け止め、訴えに耳を傾けます。話を聞いてもらっただけで、安心したり気持ちが楽になったりすることもあります。
また、多くの問題を抱えている方は、混乱して話がまとまらないこともあるので、問題を整理しながら困っていることを受け止めます。
健康相談の中で多重債務の問題をキャッチしたり、生活困窮の窓口でこころの問題をキャッチしたり、担当とは異なる分野への働きかけが必要となることも多くあります。自殺を考えるほどの悩みを抱えている人は、多くの場合その背景に様々な問題が複雑に絡み合っている状況がみられます。そのため、最初につながった窓口が、必ずしもその人にとって最適な窓口とも限りません。自殺を防ぐためには、最初につながった窓口の人がゲートキーパーとなり、本人の抱える問題に応じて関係機関と連携し、継続的かつ効果的な支援ができるようにすることが重要です。
自殺を考えるほど追い詰められている人には、温かく寄り添いながら、じっくりと見守る支援が必要です。「ゲートキーパーとしての心がけ」も参考にしてください。
ゲートキーパー自身が、こころとからだの健康を保つことが大切です。一人で抱え込まず、信頼できる人と相談できる関係を作っておきましょう。
家族や友人の変化に気づき、うまく寄り添う方法について学び、自分のこころの健康を守りながら、周りの人のこころも守っていきませんか?相手に寄りそい、話を聞く方法を学ぶと、家族や友人、会社、学校における日常の人間関係にも活かせます。
講座を希望する団体のご依頼で、講師(特定非営利活動法人ゲートキーパーTONARINO)が出張講座を行います。
区内での集会や学習会、企業の研修などにご活用ください。
対象 | 世田谷区内在住、在勤、在学の方で構成されたグループ・団体(10名以上) |
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開催日時 |
月~金曜(祝日、年末年始を除く) (補足)土日祝日、夜間開催についてはご相談ください。 |
コース |
(補足)2コースからお選びいただけます。 |
開催場所 |
会場の確保(設営含む)はグループ・団体でお願いします。 (補足)オンライン開催も可能です。 |
費用 | 無料 |
ゲートキーパーの役割
悩んでいる人への対応方法
セルフケア など
(補足)ご要望を伺いますのでご相談ください。
下記いずれかの方法でお申し込みください。
(注意)申し込み状況によってはご希望にお応えできない場合がございます。
講座を通じて、ゲートキーパーの役割や⾝近な⼈から相談を受けた時の対応について、⼀緒に考えてみませんか。詳細は添付ファイルのチラシをご覧ください。
初めてお話を聞く⽅にも分かりやすい内容です。皆様のご参加をお待ちしております。
日程 | 令和6年9月9日(月曜日) |
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時間 |
午後2時~4時 |
会場 |
Zoomウェビナーによるオンライン |
講演:自分のこころの健康を保ちながら、相手の気持ちに寄り添う方法について
講演:新福 正機 医師(独立行政法人国立病院機構 東京医療センター)
無料
世田谷区立保健センターホームページからお申込みください。
区民の誰もが自殺に追い込まれることのない社会を実現するためには、ゲートキーパーの存在が重要となります。
YouTube世田谷区オフィシャルチャンネルにてゲートキーパーの役割やストレスコントロールについてまとめた動画を配信しています。動画は専門的な職業の方に限らず、一般の方を対象とした内容の動画となっており、YouTubeを見られる環境であれば、いつでも、どこでも、何度でも、無料で受講することができます。
各回の「内容」をクリックすると動画に移動します(YouTube世田谷区オフィシャルチャンネル)。
内容 | 資料 | |
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第1部 | 悩んでいる人にどう気づき、対応するか―ゲートキーパーの役割― | 第1部スライド(PDF:567KB) |
第2部 | 事例で考える、悩んでいる人への対応 | 第2部スライド(PDF:255KB) |
第3部 | 第3部スライド(PDF:563KB) |
人はどのようにして自殺企図に至るのか、自殺企図直前にはどのような徴候があるのか、そのとき、どうすれば自殺を防ぐことができるか、医療現場ではどのようなことに注意すれば良いか、大人と子どもの模擬事例を使って考えてみます。
日程 |
令和7年2月14日(金曜日) |
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時間 |
午後7時50分~9時30分 |
会場 |
Teamsウェビナーによるオンライン |
電子申請システム(LoGoフォーム)からお申し込みください。
申込期間:令和6年12月16日(月曜日)~令和7年1月31日(金曜日)
講演:自殺企図に至るプロセスと医療従事者に期待される役割
講師:羽藤 邦利 医師( 代々木の森診療所 理事長、NPO法人メンタルケア協議会 理事長)
世田谷区内在勤の医療従事者等
無料
世田谷保健所 健康推進課
電話番号:03-5432-2947
ファクシミリ:03-5432-3102