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最終更新日 2025年7月14日

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令和7年7月の「区長の談話室」(ゲスト:間中 伸也氏、小野 裕之氏)

令和7年7月の区長の談話室

令和7年7月放送(7月6日・13日) 区長の談話室 「「働く」「学ぶ」「遊ぶ」、HOME/WORK VILLAGE!<後編>」

※7月13日は、7月6日の再放送です。

ゲストに、「HOME/WORK VILLAGE」の運営を務める、方方株式会社の代表取締役社長の間中 伸也氏と、同社のプロデューサーである小野 裕之氏のお二方をお招きし、「「働く」「学ぶ」「遊ぶ」、HOME/WORK VILLAGE!」をテーマにお送りしました。

「HOME/WORK VILLAGE」は、平成16年に廃校となった池尻中学校の校舎や体育館などを活用した、商業施設、子ども向けスクールを行う教育・文化施設、コワーキングスペース、オフィスが合わさった新たな複合施設です。今年4月16日に飲食・物販区画を除いたエリアがオープンし、7月24日に全てのエリアが開業してグランドオープンを迎えます。

放送では、年齢も仕事も様々な人が集い、知識やスキルを共有し、新たなアイデアが生まれ、ひいては地域経済の発展につなげていくという今後の展望ついてお話しました。

テーマ・ゲスト紹介

  • パーソナリティ:保坂区長、今日もよろしくお願いします。
  • 区長:よろしくお願いします。
  • パーソナリティ:今日も、先月に続きまして、世田谷区池尻2丁目、世田谷公園の目の前に新しくオープンした『HOME/WORK VILLAGE』よりお送りをいたします。それではゲストをご紹介しましょう。こちら『HOME/WORK VILLAGE』を運営されております、方方株式会社の代表取締役社長、間中伸也さんです。間中さん、よろしくお願いします。
  • 間中氏:間中です。よろしくお願いします。
  • パーソナリティ:そしてもう一方、同じく『HOME/WORK VILLAGE』プロデューサーを務めていらっしゃいます小野裕之さんです。小野さん、よろしくお願いします。
  • 小野氏:よろしくお願いします。

「HOME/WORK VILLAGE」の概要・見どころ

  • パーソナリティ:先月に引き続きお送りをしております。こちらの『HOME/WORK VILLAGE』とっても素敵ですが、改めてどのような施設か教えていただけますか。
  • 区長:池尻小学校の隣に、池尻中学というのは昔あって、その中学の跡地が17年間世田谷ものづくり学校として親しまれてきました。今回、施設の老朽化、耐震の強化とかで全面的な改修を入れたため、新たに事業者を募集してですね、この『HOME/WORK VILLAGE』として全く新たなスタートをしてもらうことになりました。この公園に面して学校の隣り合わせで、そして体育館があり、校舎があり、当然インキュベーションを起業する人たちを支えていくというところと、あと食ですね。個性的な飲食店が入ると聞いていますし、入ってすぐブックラウンジがあってそこで待ち合わせをしたりとか、全体として滞在型の、つまり1個、用を済まして去るという足早にというところではなくて、ゆったりとした時間が流れている『HOME/WORK VILLAGE』になっていきそうな今、4月に一部オープンして、7月24日にグランドオープンが控えているというところで期待をしております。
  • パーソナリティ:本当に様々な発想・発展ができそうな場所ということで、間中さん、それこそ今お話があったものづくり学校副校長でもらっしゃったというところでいろんな思いもあるかと思いますし、改めて『HOME/WORK VILLAGE』、先月放送聞き逃したリスナーの皆さんのためにもぜひ見どころも含め教えてください。
  • 間中氏:はい。この場所は一回校庭だった場所が今広場となっていて、イベントをしたり、また社会実験もそこで行っていきたい、にぎわいの場所を作りたい、また緑や植栽を育てるコミュニティを育んでいきたい、そんな場所が入口にあります。体育館の方ではスポーツのコミュニティを育みたいということで、スタジオが2カ所ほどあったりとかイベントなどをやっていく予定です。1階に7月24日にグランドオープンする場所は飲食・物販・サービス店舗が15店舗ほど入る予定です。2階、3階は、今現状もご覧いただけるようになっておりまして、学びのスクール事業であったり、働くという視点でコワーキングの場所がございます。3階にはスモールオフィスで15区画ほどありまして、様々な事業者様がいろいろなビジネスをしている。そういった場所になっております。
  • パーソナリティ:まさに間中さん、ものづくり学校からさらにさらに進化した様子ではありますね。いかがですか。
  • 間中氏:はい。そのものづくり学校時代のその時にできた仲間というか知り合いもこの立ち上げにいろいろ参画してくれていますし、それこそ小野さんもその頃からのメンバーですし、方方の会社のメンバーもそういったメンバーがいたりですね。先月の放送でも出てきましたけど、前ここにいたんだけど、やっぱりどうしてもこの場所がいいということで戻ってきてくれる。そんな仲間たちがいて、さらに発展的になる場所だなというふうに私も期待しております。

「働く」「学ぶ」「遊ぶ」~施設のコンセプトへの思い

  • パーソナリティ:小野さん、そんなおつながりもあったんですね。そういったところも伺いたいですが、『HOME/WORK VILLAGE』について、働く、学ぶ、遊ぶというコンセプトの施設ということも含めて教えていただけますか。
  • 小野氏:はい。HOMEWORKという名前は、働くと暮らすということが交わってほしいということと、あとHOMEWORKという一つの単語で言うと、宿題みたいなことの意味になるので、未来に宿題を残さない事業をこの場所から生み出していきたいというようなそんな意味だったりするんですが、本当にスポーツの場所もあれば、シェアキッチンで新しくビジネスを立ち上げたいということもいらっしゃれば、何か交流が生まれてということや、それを促すようなプログラムですね。ビジネススクールの入門編みたいなことをやってみたりとか、あとは気軽に参加いただけるようなマルシェみたいなことも週末中心にやっていきたいですし、参加者としてもそうですし、出展する側、お家でこういうものを作ったから、週末マルシェに出てみようとか、そんなことがまさに働くと暮らすがいい意味で曖昧になっていく場所っていうのを作り出せるといいなと思っております。
  • パーソナリティ:今回、プロデューサーとしてというところで参画したきっかけだったり、どんな思いを込めてたりするんですか。
  • 小野氏:そうですね。もともとさっき言った間中さんが副校長時代ですね。僕はその当時、スクーリングパッドっていうスクールが同じようにかつてもありまして、もう20年近く前に話になりますけれども、そこの受講生だったので、受講生と事務局の人みたいな感じの関係で、20年ぐらい個人的なお付き合いだけがあったんですけれども。ものづくり学校が新しくリニューアルされるということで、それぞれにその情報を聞きつけていたというか、「らしいよ」みたいなことはもちろん、これだけ大きいプロジェクトですので、あと、廃校利用としてもとても先進的な事例でしたので、「らしいよ」みたいな話があって、自分たちだけでやるっていうのはそれぞれ思ってなくて、今までの人間関係とか、あるいは職能としても違う人たちが今集まっていますので、事務局としては。お互いに強みを生かし、何か新しいものが生み出せるんじゃないかということで、自然と合流したみたいなのが実態でしょうかね。

子どもたちの学び場としての活用~民間企業の参画

  • パーソナリティ:区長、素敵なお取り組みですね。いかがですか。
  • 区長:ものづくり学校自体もだいぶ反響が継続してあった取り組みだったんですね。ただ17年続いてきたんで、もう一回シャッフルして骨格から組み直していこうという時に、新しいコンセプトとして若い世代がもちろんここの場は活用するんですが、さらに若い子どもたちが学んだり育ったり、お兄さんお姉さんの背中、横顔を見てインスパイアされたり、そういうことがぜひやってほしいなと。やはり今ある意味で学校教育の転換というのも本当に必要な時期だし、学ぶというシンプルなことだけれども、すごくこのスペースですね、『HOME/WORK VILLAGE』にその一角が誕生したというのは嬉しいことで、またその全体が今、世田谷区、学習する都市をこれから目指していこうということなので、ここの場自体がですね、様々な気づき学び育ちを内包する場になっていってくれるじゃないかな、と期待しています。
  • パーソナリティ:間中さん、やはりそういったインスパイアもそうですし、学びとしてもシンポジウムも重ねながらここに至ったかと思いますが、いろんな皆さんのご意見もありましたか。
  • 間中氏:そうですね。関わり方をどういうふうに自分の得意分野でここで取り組んでいけばいいのかみたいな期待値をすごく感じまして、いろいろなお問い合わせであったり、入居したいこんなところでイベントしたいみたいな声も聞こえてきます。またつい先日もまさに池尻小学校の3年生をここご案内させていただいたんですが、それも自分たちでここで何をしたいかって考えてきてもらってプレゼンしてもらう予定なんですが、そんなことも取り組みとして始まるかなと思っています。もう早速、その後3人ぐらいお子さんが来て、学校で育てている野菜を1階の飲食店の食材として使って、何か作れないかみたいなことも言ってくださったので、とても嬉しいな、どんな風になるのかな、というふうに期待しています。
  • パーソナリティ:学びというところでも小野さん、本当に学生の皆さんもそうですしいろんな企業の皆さんもここを活用されるかと思うんですが、シンポジウムのノートの記事とかを拝見すると小田急さんとかも関わってらっしゃるんですね。
  • 小野氏:そうですね。小田急電鉄は、僕が『HOME/WORK VILLAGE』ともう一つ下北沢にあるBONUS TRACKという商業施設も立ち上げに関わっておりまして、そこがまさに小田急電鉄の線路跡地三駅分、下北も含めて三駅分、地下化された線路跡地に突如現れた場所ということで、その中にBONUS TRACKという商業施設を小田急さんと一緒にやらせてもらっているという関係性もあって。さっき、いろんな文脈が一つにまとまっていったみたいな話の一つの中で、小田急電鉄もこのプロジェクトに興味を持ってくれて、下北ではご一緒しているので、こっちでも何か一緒に仕掛けが作れないかということで、今一緒に運営させていただいているという感じです。
  • パーソナリティ:区長、沿線ではない小田急さんも参画するぐらいに世田谷全体が盛り上がる場所になりそうですね。
  • 区長:多分、下北沢の線路上部でどんな街を作るのかってだいぶ長いこと議論していて、その議論に小田急電鉄さんも後半ですね、随分、私が考えている以上に大胆にデザインを進めてくれて、今結構賑わいがあって、なおかつそれが既存の再開発のパターンではないオルタナティブな価値形成に役立っているというところから、この『HOME/WORK VILLAGE』を池尻でというのは、沿線に関わりなく自然にやってくれるのかなというふうに受け止めました。
  • パーソナリティ:また、後半でも新しい価値ですとか、産業活性化、地域経済についてもお話を伺わせていただきたいと思います。まだまだ続きます。

屋上菜園を通して生まれる交流

  • パーソナリティ:7月にオープンした『HOME/WORK VILLAGE』についてお送りをしております。ゲストはこの施設を運営をされている方方株式会社の代表取締役社長、間中伸也さんと、同じく『HOME/WORK VILLAGE』のプロデューサーを務めていらっしゃる小野裕之さんをお迎えしています。よろしくお願いいたします。間中さん、働く、学ぶ、遊ぶ『HOME/WORK VILLAGE』に作るや育てるといった分野もあるようですね。教えてください。
  • 間中氏:はい。屋上にART FARM IKEJIRIという場所が新しくできまして、屋上菜園であったり、そういったものを出来上がったものを自分の場所で何か野菜を育てるというより、みんなでこの一つのエリアを屋上を作り上げていく、その過程から参画していただくような形で進めております。皆様で揃って座るようなロングデスクを作ろうとか、そういうワークショップもしたりですね、ちょっとした収穫できたものを皆さんで分かち合うような、そんなことも順次やっていく予定になっております。
  • パーソナリティ:小野さん、こちらの実験場として東京で一番気持ちのいいファームをみんなで作ろうということですが、素敵なお取り組みですね。
  • 小野氏:そうですね。ART FARM IKEJIRIの主体となっているのはTokyo Urban Farmingっていうもともとアーバンファーミングを研究していたりとか、あとアーバンファーミングライフという本を出した近藤ヒデノリさんという方も主体的に伝わってくださっているのである意味詳しいからうまくできるよねっていうことも期待を込めながら、他の場所だとやりづらいこととか、これまで都市型農園が広がりそうで広がりきらなかったことの課題解決ということもやりながら、住民の方たちも巻き込みつつ、体験を通じて新しいことを生み出していきたいなと思っています。
  • 区長:この前4月に行った時に丁度準備をみんなでされていて、かなり広いんですね、この学校自体は広いので。半分に、より意欲的な、実はそのぶどうを植えて収穫してご当地ワインを野心的に目指しているというのを聞いて、これは楽しいなと。ぜひご近所の地域の人中心にですね、面白そうだなと思ったら参加できるんですね。参加してみんなで育てると楽しいんじゃないかなと思います。
  • パーソナリティ:小野さん、世田谷産ワインは心ウキウキしますが、皆さんの反響はいかがですか。
  • 小野氏:そうですね。とても期待していただいているというのが実感としてあります。やはり、屋上菜園、言葉だけ聞くとなんとなく聞いたことあるなと思うんですが、何度も訪ねたことが実際にあるという方は、やっぱり少数派だな、僕含めてそういうふうに思うわけなので。いろいろ期待もあれば、不安もあるところもありますけれども、やっぱりこの出来上がった屋上菜園に、さあ、ある意味消費者として参加費払ってくださいみたいなことではなく、会費を払っていただいて、かなり今素朴な状態が今現状の屋上にも広がっておりますので、それをだんだんと充実させていく中で、お子さんと一緒に来たりとか、食を通じて世代を越えて交流するみたいなことが、屋上菜園のやっぱり大量の野菜が取れるということではありませんので、やっぱりそのコミュニケーションの部分だったりとか、新しく何か作り出すこと、土に触れることみたいなことで気づきを得ていただけるととてもいいなと思っています。
  • 区長:実はこのご近所にですね。高速道路の会社、首都高速のですね、池尻ジャンクション。ちょうど地下からぐるぐる巻きに登ってくると、この一番てっぺんに天空農園というのがあって、なんとそこに小さいけど田んぼがあって、目黒の小学生が田植えをしに来るという。なんでそんな例もあります。
  • パーソナリティ:また、ここでも実現するかもしれないし、新たなチャレンジも生まれそうですよね。
  • 区長:だいぶ広いので参加できる人も多いかなと思います。

起業を目指す人たちを応援

  • パーソナリティ:区長、そして新たなチャレンジとして、こちら複合施設オープンに伴い、新しい価値を生み、地域産業の活性化、地域経済にも役立つ場所になりそうということに期待も膨らみますよね。
  • 区長:そうですね。もともと世田谷区では、新しく事業を起こしていく人たちをその側面からサポートしたり伴走したりするハンズオン事業をやってきたんですが、今回ですね、なんと、補助金最大180万円、最大15事業者を対象にですね、もう締め切りは終わって選考中の段階なんですけれども、地域で思い切って起業していこう、仕事の業態を転換しようというようなところを、審査の上で後押ししていくということが始まります。これはこの『HOME/WORK VILLAGE』とクロスオーバーしながらですね。ぜひここでこの情報を得た人たちや、あるいは選ばれた企業が『HOME/WORK VILLAGE』を使っていけるとさらにいいなと思っております。
  • パーソナリティ:HOME/WORK BOOSTERというチラシにね。そういった、令和7年度の世田谷区地域連携型ハンズオン支援事業というチラシもありますが、間中さん実際に反響だったりっていうのもありました?
  • 間中氏:そうですね。ちょうど説明会などもさせていただいたり、お問い合わせもたくさんいただいている状況で、ここで新しいまたコトが起こっていくんだなということで、どんな応募がこれから来るのか楽しみに非常にしてますし、『HOME/WORK VILLAGE』自体はこの他にもいろいろな起業したいとか、そういった方を応援するようなビジネスプログラムをこれから予定していますので、ぜひ注目していただけたら嬉しいなと思っております。
  • パーソナリティ:小野さん、実際に起業を目指す方にとっては本当に嬉しいお取り組みですよね。いかがですか。
  • 小野氏:そうですね。もちろん補助金の180万円という大切なお金でもらえることはありがたいということと、その一方で、やはり同じタイミングで新しくビジネスを立ち上げよう、ビジネスの立ち上げって常に孤独ですので、周りに心配されながら立ち上げるものなので、同じような状況の人たちがこのタイミングに集まるということは非常に貴重な経験になるんじゃないかなと思っています。僕自身や間中さんもこの施設だけを管理しているのが全ての本業ではなくて、ハンカチ屋さんの側面があったり、さっき言った僕も2007年当時、スクーリングパッドを卒業してからウェブマガジンの会社を立ち上げたりですとか、2階に入っているMIDORI.soもスクーリングパッドの卒業生ですし、本当に20年近く前、15年強ぐらい前にかつてのものづくり学校に大人の学び屋として集まっていた人たちが15年経って、ある意味、こういう大きなプロジェクトの主体者側に立たせてもらえるような状況づくりということができているので、僕らもある意味、世田谷区のかつてのバトンを受け取った側だなというふうにも思ってますので。こういったプログラムは確かにお金の面がフューチャーされがちなんですが、人溜まりであるとか、同じタイミングでまだ形になってないビジネスをああでもなくこうでもなく話すという、だらだら話すということがとても重要な経験だなというのを僕自身も体験してますので、またそれを新しいチャレンジで形にしていただいて、人を雇ったり、次の人にバトンを渡すみたいなことが起こるととてもいいんじゃないかなと思ってます。
  • パーソナリティ:区長、『HOME/WORK VILLAGE』、本当にスタートアップの皆さんにとっても素敵な場所になりそうですね。
  • 区長:そうですね。やっぱり一人で壁を睨みながら何か考えているよりは、オープンな空間でいろんな方面、ジャンル違う様々な仕事をする人たちがだんだん顔見知りになっていき、雑談の中でその人がこれだと決めていた、もう俺はこれをやるんだ、私はこれなんだって決めていたものがちょっと揺らいでですね、そっちもいいかなみたいな。また混ざり合って一緒にやろうとかね。そういうことがですね、やっぱり新しい仕事を作るためには、後に大きくなった企業もやっぱりガレージでスタートしているところがほとんどだし、仲間ですよね。そういった仲間の発見という機能は、実はこれは何て言うんですかね、はい仲間になってくださいって言ったって、難しい。やっぱりその環境とその空気の中で自然と知り合って信頼関係ができるのかなと思うので、そういう空気はもう十分できてきていると思うんで、ゆっくりちゃんと育って歩んでいけるように、その基盤をね、区として支えていくっていうのは大事だなと思います。
  • パーソナリティ:間中さん。まさにこの三宿といえばということで、ハンカチ屋さんもそうですし、商店会もそうですし、三宿の魅力がまたさらに広がりましたね。いかがですか。
  • 間中氏:はい、ありがとうございます。15年近く商店会の方にも携わらせていただいていて、40店舗ぐらいありますが、加盟店がこの『HOME/WORK VILLAGE』を中心に、さらにいろいろな取り組みが世田谷公園をはじめ『HOME/WORK VILLAGE』の広場でも起こっていけばいいなというふうには期待しております。今年11月に世田谷パン祭りもあるんですが、久しぶりにこちらの会場もまた拠点として一緒にできればなというふうにも考えております。

今後の展望~グランドオープンに向けて

  • パーソナリティ:本当に、世田谷公園、そしてこの校舎を使って、広大なエリアが魅力あふれる場所になりそうですが、小野さん、グランドオープンに向けてイベントだったりとか、これから発展いかがですか。
  • 小野氏:そうですね。グランドオープンは7月24日になります。15の店舗各店が一緒に今オープンに向けて準備しているところですし、現段階においても5月6月7月と小さなイベントとかを繰り返しながら出来上がった瞬間全てをお披露目するというよりは、何か地域に少し開いて説明会ということでもありませんけど、体験していただけるような機会とかを作りながら、それは出展するテナント側もどんなお客さんがいるのかな、どんな地域なのかなっていうのは、もちろんこれまでの成功体験もあるテナントさんも多いですが、やっぱり地域に馴染みたいとか、あるいは働き手としてパートタイムで働いてもらいたいとか、そういうニーズもテナント側にはありますので。実際は7月24日、ドーンとオープンしているように見えるんですけど、やっぱりそれまで少しイベントや雇用みたいなことも通じて、地域との対話というのは常に今もうすでにありますし、これから先も続けていきたいなというふうに思っています。
  • パーソナリティ:間中さん。ゴールデンウィークもイベントも開催されましたり、定期的にこういうふうな活動もされているかと思うんですが、皆さんのリアクションとかはいかがでしたか。
  • 間中氏:そうですね。とてもやはり期待しているし、楽しみにしてたみたいなお声も聞きますし、お子さんがこの前のワークショップも楽しんで校内いろいろ歩いていらっしゃるのを見て、本当に良かったなというふうに思っています。ますます1階がグランドオープンすると、飲食店であったり、サービス店舗ができたりしますので、お買い物をしたりとか一層いろんなことが起こるし、楽しんでいただけるかなというふうに思っています。
  • パーソナリティ:区長、本当にワクワクが広がる場所になっていきそうですね。
  • 区長:そうですね。ここ多分グランドオープンすればですね、まず親子で来てみようという人たちが、世田谷公園もありますからね。ちょっと回遊しながら少しコーヒー飲んだりご飯食べたりということができるようになりますし、あと高齢の方も含めてですね、世代の差を感じさせないような魅力やイベントや場の空気、これが大事かなと思います。何か一つの方向に向けてだーっと整然とですね、能率的効率的にやるという社会ではもう日本はないので、やっぱりそれぞれの歩み、それぞれの個性に合わせて、互いの違いを認め合いながら知り合っていく。で、ゆっくり歩んでいく。そんなスローライフと同時に、本当の創造的なクリエイティブなパワーが充満してくるといいなというふうに思います。
  • パーソナリティ:次世代からの宿題をみんなで解決するということで最後に伺いたいんですが、間中さん、これから『HOME/WORK VILLAGE』どういうふうに愛されたいなというふうに思いますか。
  • 間中氏:はい。私共もグランドオープンを迎えるんですが、いろいろなコミュニティで力を合わせてここを形作っていくことが大事かなというふうに思っております。3階もスモールオフィスも窓ガラスで中の仕事の様子が見えたり、3階の利用者さんは2階のラウンジも使えたりして、そこでいろいろな出会いが生まれて新しいことが起こるみたいなことも期待しております。

まとめ

  • パーソナリティ:区長、最後にグランドオープンしたらどんなチャレンジを改めてしてみたいか含め、本日のまとめをお願いいたします。
  • 区長:そうですね。これは世田谷区にとってもチャレンジなんですね。今形がないもの、そして評価が定まってないもの、まだどうなるかわからないことにちゃんと投資をしていく。そこにバックアップをしていくってことがなければ、新しいものって生まれてきません。それが世田谷区には、大企業で働いている人がとても多いけれども、大企業そのものはあまりないんですね。どちらかというとその隙間で新しいニーズを開拓して、しかもこれが消費社会をどんどん悪い方向に拡散するというよりは、改修していく。使えるものは使って修復していくというですね。そういう考え方でベクトルが今傷ついている人たちや、世の中もいろんな気候危機や問題があるんだけれども、そこで子どもたちと一緒に、さあ希望っていうのはどうやってつくるんだろうかっていうような現場になるといいなと思いますし、私も参加したいと思います。
  • パーソナリティ:まさに働く、学ぶ、遊ぶをテーマにした『HOME/WORK VILLAGE』をご紹介をさせていただきました。7月24日グランドオープンですので、詳細はぜひホームページご覧ください。保坂区長、間中さん、小野さん、ありがとうございました。
  • 3名:ありがとうございました。

談話室5月


写真:左から、小野氏、間中氏、保坂区長、パーソナリティ

お問い合わせ先

政策経営部 広報広聴課  

ファクシミリ:03-5432-3001