河川生物調査(魚類)

最終更新日 令和4年4月27日

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魚類調査

調査概要

(調査日)

令和3年7月13、14、15日

(調査地点)

  • 野川 神明橋、兵庫橋
  • 仙川 大川橋
  • 丸子川 谷戸川合流点
  • 谷沢川 等々力渓谷内
  • 丸子川 西根橋

(調査方法)

捕獲及び目視により調査を行いました。

投網とタモ網を用いて魚類を捕獲し、現地で計測等を行なった後、放流しました。

魚類調査結果

今年度の調査において確認された魚類は18種で合計508個体でした。

確認された主な魚類は、オイカワ(119個体)、カワムツ(115個体)、スミウキゴリ(47個体)、ミナミメダカ(42個体)、コイ(37個体)などで、確認種類数が最も多かった地点は野川・神明橋の14種でした。

【野川・神明橋】 

野川(神明橋:No.1)では、これまでに26種が確認されている。年度別の平均種類数は9種であり、今年度の調査では14種と比較的多い種数が確認された。
種類数の推移を過年度についてみると、近年は年度毎の変化が大きく、経年的な傾向は認められなかった。ただし主要な魚類相は若干の変化がみられ、平成9年度以降、コイ、ギンブナ、モツゴ、タモロコ、ミナミメダカであったが、近年はコイ、オイカワ、マルタ、モツゴ、タモロコ、ヒガシシマドジョウ、スミウキゴリとなっている。
近年はコイ、ギンブナ、モツゴ、ミナミメダカの個体数が減少し、オイカワ、スミウキゴリの増加がみられた。また近年は回遊魚が増加し、H19からスミウキゴリ、H26からアユ、H30からマルタが見られるようになった。

【野川・兵庫橋】

野川(兵庫橋:No.2)では、これまでに36種が確認されている。年度別の平均種類数は14種であり、今年度の調査では12種が確認された。

種類数の推移を過年度についてみると、近年は年度毎の変化が大きく、経年的な傾向は認められなかった。ただし主要な魚種は若干の変化がみられ、近年は純淡水魚のコイ、ギンブナ、モツゴ、タモロコ、ナマズ、ミナミメダカの出現頻度や個体数が減少し、外来種のコクチバス、回遊魚のアユ、ウキゴリ、スミウキゴリが確認されるようになった。

回遊魚のマルタは増減を繰り返しながら断続的に確認されているが、ウキゴリはH19より概ね継続的に、アユはH23年度以降継続的に、スミウキゴリはH24以降概ね継続的に、確認されるようになった。

また周縁性淡水魚のボラ、スズキ、マハゼなどが散発的に確認されている。
本調査地点は、調査を行った6地点の中で多摩川との合流点に最も近く、また河口からの距離も短いため、マルタやアユ等の回遊性魚類が多く、ボラ、スズキ、マハゼ等の海水魚がみられる点が特徴的である。

【仙川・大川橋】

仙川(大川橋:No.3)では、これまでに7種が確認されている。年度別の平均種類数は4種であり、今年度の調査では3種と確認種数は比較的少なかった。

種類数の推移を過年度についてみると、近年は年度毎の変化が大きく、経年的な傾向は認められなかった。ただし主要な魚種は若干の変化がみられ、平成9年度以降、コイ、ギンブナ、モツゴ、タモロコであったが、近年はコイ、モツゴ、タモロコ、ミナミメダカとなっている。
ギンブナはH26以降、確認されていない。また重要種であるミナミメダカは平成12年度から確認され始め、以降は概ね毎年確認されている。

仙川は野川との合流部に大きな落差があり、魚類の遡上の妨げとなっていることから、回遊魚や近年他の地点で確認され始めている外来種がまだ侵入していないと考えられる。

【丸子川・谷戸川合流点】

丸子川(谷戸川合流点:No.4)では、これまでに18種が確認されている。年度別の平均種類数は4種であり、今年度の調査では5種が確認された。今年度はウキゴリが地点初記録であった。

種類数の推移を過年度についてみると、平成9年度から平成16年度にかけて確認種数は減少傾向がみられたが、平成16年度以降は概ね3~4種程度で横ばい傾向であった。主要な魚種は経年で変化がみられ、平成9年度以降、コイ、ギンブナ、オイカワ、モツゴ、タモロコ、ドジョウであったが、近年はカワムツ、タモロコ、ドジョウ、スミウキゴリとなっている。

コイは平成18年度以降は概ね確認されなくなった。またギンブナおよびオイカワは平成14年度から、モツゴは平成19年度から確認されなくなった。そのほかタモロコは平成21年度から確認頻度が低くなっている。これに対して、国内外来種のカワムツは平成25年度から継続して確認されている。回遊魚のスミウキゴリは平成15年度から断続的に、平成21年度以降は継続的に確認されるようになった。

【谷沢川・等々力渓谷内】

谷沢川(等々力渓谷内:No.5)では、これまでに13種が確認されている。年度別の平均種類数は3種であり、今年度は4種が確認された。

種類数の推移を過年度についてみると、平成9年度以降、変動はあるものの概ね2~5種の範囲内で確認されており、種数に経年的な傾向は認められなかった。ただし主要な魚種は経年で変化がみられ、平成9年度以降、コイ、ギンブナ、モツゴ、タモロコ、ドジョウであったが、近年はドジョウ、スミウキゴリとなっている。

平成9年度以降継続的に確認されていたモツゴは、平成22年度以降は散発的に確認されるようになった。また平成9年度以降散発的に確認されていたコイ、ギンブナ、カワムツは近年確認されなくなった。

一方、回遊魚のスミウキゴリは、平成18年度から継続的に確認されるようになった。

【丸子川・西根橋】

丸子川(西根橋:No.6)では、これまでに12種が確認されている。年度別の平均種類数は5種であり、今年度は6種が確認された。

種類数の推移を過年度についてみると、平成9年度から平成14年度にかけては5~8種であったが、その後は減少して平成15年度から平成30年度は概ね3~4種で横ばい傾向であった。令和元年度以降は4~6種と若干増加がみられた。

主要な魚種は経年で変化がみられ、平成9年度以降コイ、ギンブナ、モツゴ、タモロコ、ミナミメダカであったが、平成17年度以降ははタモロコ、ミナミメダカ、スミウキゴリがみられ、令和2年度以降はこれに加えて、コイ、ギンブナがふたたびみられるようになった。
タモロコ、ミナミメダカは平成9年度以降に継続的に確認されている。モツゴは平成9年度以降は継続的に、平成17年度以降は散発的に確認されるようになったが、平成26年度以降は確認されていない。

回遊魚のスミウキゴリは平成11年度以降継続的に確認されている。またウキゴリは平成11年度から3ヶ年間確認された。ウキゴリは平成11年度に遡上した個体が平成13年度まで生存していたと考えられる。

魚類調査結果の概要

魚類調査結果の概要は、以下のファイルをご覧ください。

河川調査(生物)報告書は、区政情報センター(世田谷区役所第1庁舎1階)や区政情報コーナー(北沢・玉川・砧・烏山総合支所)、図書館で閲覧できます。

魚類の写真

これまでに、世田谷区の河川で確認された主な魚類の写真になります。

PDFファイルを開きます魚類一覧

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