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最終更新日 2025年3月14日

ページID 721

災害時のペットの避難について

基本方針

1 「在宅避難」が基本

2 避難先・避難方法の判断

3 やむなく指定避難所に「同行避難」

在宅避難について

災害時は、人もペットも大きなストレスにさらされます。そうならないためには、避難をしないで済むように、住宅の耐火・耐震化、また家具を固定するなどの備えが大切です。自宅で生活できる状況であれば、自宅で家族やペットと過ごす「在宅避難」をすることで、心身の負担を大きく軽減することができます。設備投資はかかりますが、命にかかわる問題です。可能な限り、「在宅避難」ができるよう生活環境における備えを施しましょう。

ペットの同行避難について

火災や建物被害など、自宅で過ごすことに危険があり、ペットの預け先がない場合は、ペットと共に「同行避難」をします。避難所に多くの方々が避難してきます。避難所では動物の毛などによるアレルギーのある方や動物の苦手な方などと共同生活を送ることになります。避難所でペットが人の迷惑にならないように、日頃から適正な管理やしつけを心がけましょう。

標準的なペット同行避難のルール

詳細は「避難所運営マニュアル(標準版、解説版)」やリーフレット「ペットのための防災対策」(PDF:9,485KB)で確認してください。

ルール1 ペットの受入
  • 原則として、受け入れできるのは、犬や猫などの小動物です。
  • エサ、ケージなどのペット用品は、持参してください。
  • ペットは、ケージに入れ、飼い主の方が管理してください。
ルール2 登録簿への記入
  • 「避難所ペット登録カード」に必要事項を記入し、避難所運営本部に提出します。
ルール3 飼い主グループの設置
  • ペットの飼育は飼い主のグループが共同して行います。(エサの調達も飼い主が行います)
ルール4 ペットの滞在スペース(飼育場所)
  • 校庭の場合は鉄棒や鉄柱のある場所を選び、支柱につなぎとめたり、風雨をしのぐためブルーシート等を使用して雨よけを作ります。

避難場所については、広域避難場所、避難所等一覧世田谷区洪水・内水氾濫ハザードマップ(多摩川洪水版、内水氾濫・中小河川洪水版)について等をご確認ください。

基本的なしつけ

避難所でのトラブル防止のため、日頃から最低限の基本的なしつけをしておくことが必要です。

  • 人や他の動物を怖がらない
  • ケージに嫌がらずに入る
  • トイレは決められたところでする
  • むだ吠えをさせない

健康管理

避難所では、多くの動物が集まり、自分のペットがほかの動物と一緒に過ごすことになります。感染症の蔓延を防ぎ、ペットの健康を守るためにも、日頃からペットの健康管理を行いましょう。

  • 飼い犬には年1回の狂犬病予防注射の接種をさせてください。(狂犬病予防法第5条)
  • 各種ワクチンの接種をしましょう。
  • ノミやダニの予防をしましょう。
  • 普段から体を清潔に保ちましょう。

迷子を防止するために

災害時には飼い主とペットが離れ離れになることも想定されます。ペットが飼い主の元に戻れるように、マイクロチップの装着や、首輪に名札をつけるなど、身元がわかるようにしておきましょう。

また、必要に応じ、親類、知人、動物病院など緊急時に動物を預かってくれる場所を確保しておくことも大切です。

ペットのための防災用品

災害発生時には動物用品はなかなか手に入りません。ペットの防災用品は飼い主が用意しましょう。

  • ペットのエサと水(最低5日分できれば7日分)と容器
  • ペットの常備薬
  • ペットのトイレ用品(簡易トイレ、ペットシーツ、新聞紙、ビニール袋など)
  • ペットケージ、引き綱(リード)
  • ペットの写真や健康状態などの記録(愛犬手帳など)

被災した動物の救護活動

災害発生時に飼っている動物が被災し、負傷することも想定されます。このため、区は平成17年3月に東京都獣医師会世田谷支部と災害時の動物救護活動について協定を結び、協力して被災動物の救護活動などにあたることとなっています。

人とペットの災害対策ガイドライン

環境省が、人とペットの災害対策に関してまとめたガイドラインです。一般の飼い主の方に向けた情報をまとめた、冊子も発行されています。ぜひご参照下さい。

お問い合わせ先

世田谷保健所 生活保健課 生活保健

ファクシミリ:03-5432-3054