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最終更新日 2025年6月25日
ページID 18669
区では、鉄道駅から500メートル以上、バス停留所から300メートル以上離れていて、坂道などの地形勾配や、公共交通の運行本数(路線バスの便数:1日30本未満)を踏まえて設定した地域を「公共交通不便地域」と定め、当該地域への路線バス導入の支援や、ワゴン車両とAIを活用したデマンド型交通により、公共交通不便地域対策に取り組んでいます。
これまで、公共交通不便地域への路線バスの導入支援などにより、玉堤、祖師谷、宇奈根地区などにおいて、公共交通不便地域の対策に取り組んできました。一方、公共交通不便地域の中には、狭あいな道路が多いことから、バス車両による運行が困難な地域もあります。
令和5年5月1日からは、新たな対策の一環として、砧モデル地区(砧1丁目から8丁目、大蔵1丁目から3丁目)において、地域やバス事業者と協働しながら「ワゴン車両とAIを活用したコミュ二ティ交通(デマンド型交通)」の実証運行を開始しました。
令和7年3月に策定した「世田谷区地域公共交通計画」において、施策の一つとして「公共交通不便地域対策の推進」を位置づけ、砧モデル地区で得られた知見を活かすと共に、他の重点検討地域においても、コミュニティ交通の導入・検討に取り組んでいくこととしました。
砧モデル地区に続いて、それぞれの地区の特性に応じた交通手段の導入を展開していくために、地域、交通事業者、区のそれぞれの役割や手順、地域協議会の組織づくり、新たなコミュニティ交通の導入の流れなどを示した手引きとして「世田谷区コミュニティ交通導入ガイドライン」を策定しました。
世田谷区コミュニティ交通導入ガイドライン(PDF:3,300KB)は、公共交通不便地域のうち、重点検討地域(※)において、区民、交通事業者、区が協働・連携しながら、交通事情や地域の特性に応じて、デマンド型交通やグリーンスローモビリティなど、新たなコミュニティ交通を導入するためのガイドラインとして策定したものです。
(※)重点検討地域:公共交通不便地域のうち、公共施設圏域や人口特性、路線バスの便数などを踏まえて、特に重点的に対策を検討する必要があると設定した10地域。
対象地域:「砧・成城(実証運行中)」「経堂・桜」「三宿」「桜上水・赤堤」「東玉川・奥沢」「岡本・瀬田」「喜多見・成城」「喜多見」「上祖師谷・給田」「北烏山」
新たなコミュニティ交通の導入にあたり、本格運行までの流れを、「課題整理」「調査・検討」「実証運行」「本格運行」の4つの「Step」に分け、地域、交通事業者、区のそれぞれの役割を定めました。
本ガイドラインに基づき、今後、見込まれる超高齢社会や単身高齢者の増加といっ た社会状況を踏まえ、住み慣れた地域で自立して暮らし続けられるように、公共交通不便地域対策を進め、福祉の増進や地域の活性化を促し、出かけやすい環境や住みやすい街づくりに取り組みます。
地域の方が、主体的に新たなコミュニティ交通の導入・検討に向けた取組みを行っていくための地域協議会(以下、「協議会」)を設立します。協議会の設立にあたっては、「地域協議会会則例(PDF:270KB)」を参照してください。協議会を設立しましたら、「地域協議会設立届出書(PDF:84KB)」を区にご提出ください。
重点検討地域において新たな輸送サービスを確保し、維持していくためには、地域の課題や実情を知る地域の方々が主体となって、地域の移動手段を「守り」「育てる」意識が大切です。区は、協議会の活動に対して、関係箇所との調整や必要な関連情報の提供等の支援をしてまいります。
道路・交通計画部 交通政策課
電話番号:03-6432-7946
ファクシミリ:03-6432-7991