ヒアリについて

最終更新日 令和4年1月19日

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1.ヒアリの発生状況

平成29年5月に兵庫県尼崎市で「特定外来生物」であるヒアリが、国内で初めて発見されました。当該ヒアリは、中国・広東省からの貨物船内コンテナから見つかっています。その後、ヒアリは東京港大井ふ頭を含めた各地の港湾エリアで確認されていますが、すべて初期段階で封じ込めに成功しています。

現在、世田谷区内におけるヒアリの発生は確認されておりませんが、気になることがございましたら環境保全課までご連絡ください。

2.ヒアリの生態について

  • 原産地 南米
  • 国内状況 国内には定着していない
  • 生息 亜熱帯~暖温帯に生息し、草地など比較的開けた環境を好みます。土で直径25センチメートル~60センチメートル、高さ15センチメートル~50センチメートルのドーム状のアリ塚を作ります。
  • 特徴 体長は2.5ミリメートル~6ミリメートル程度、体色は主に赤茶色の有毒のアリです。お尻の毒針で積極的に刺します。

3.人体への影響

ヒアリは攻撃性が強く、刺されると、アルカロイド系の強い毒による痛みやかゆみ、発熱、じんましん、場合によってはアナフィラキシー症状を引き起こします。

万が一、ヒアリに遭遇して刺された場合には、20分~30分程度安静にし、体調の変化がないか注意した上で、症状が悪化しなければゆっくりと医療機関を受診しましょう。容態が悪化するようであれば、速やかに最寄りの医療機関で治療を受けましょう。その際「アリに刺されたこと」「アナフィラキシー反応が起こる可能性があること」を医師に伝えましょう。

4.現時点での対応

東京都では、侵入監視を実施して、早期発見・早期駆除により定着前に根絶を図っています。

現時点で区内のアリをおそれる必要はありませんが、ご心配なことがありましたら、世田谷保健所までお問い合わせください。

むやみに在来種のアリを殺虫剤等で殺すことは、かえって外来種のアリが定着しやすい状況を作ってしまうことになるため、不必要な殺虫剤の使用はひかえましょう。

5.ヒアリと間違われやすい生き物

参考までに、これまでに寄せられたヒアリと間違われやすい生き物についてご紹介します。

アリグモ
アリグモ

アリグモ

よく見ると脚が8本あります。アリに擬態して暮らしているクモで、害はありません。

そっとしておきましょう。

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環境政策部 環境保全課

電話番号 03-6432-7137

ファクシミリ 03-6432-7981

所在地 世田谷区玉川1-20-1二子玉川分庁舎内