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世田谷区トップページ > くらし・手続き > ペット・野生動物・害虫 > 害虫 > カバキコマチグモ(樺黄小町蜘蛛)に気を付つけましょう。
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最終更新日 2019年7月11日
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いわゆる網状の「クモの巣」は張らず、イネ科の葉を巻いて巣を作ります。平地~山地に広く生息しています。区内では、河原の茂みにいることが確認されています。成虫の体長は雌10~15mm、雄9~13mmで、体色は茶褐色、頭胸部は褐色です。上下の顎及び下唇部は黒色で、牙が大きく目立っています。
国内にもともと生息しており、成虫は6~9月に出現します。昼間はススキなどイネ科の葉をチマキのように巻いた特徴的な形の住居を作り、その中に潜んでいます。夜間は活動して昆虫などを捕らえます。産卵期には、ススキの葉を巻いて産室を作り、その中で産卵します。孵化した子グモは親の体液を吸って巣立っていきます。
積極的に攻撃してくるクモではないので、不用意に刺激をしないことが第一です。咬まれる原因は、巻かれた葉をいたずらに開き、巣を壊してしまう場合が多いです。イネ科の植物の刈り取りや茂みに入る際は、素肌を出さず長袖、長ズボンを着用し、注意して行いましょう。
(写真提供:新潟市保健所)
毒性をもつクモのため、咬まれた直後から痛みに襲われます。咬まれた箇所は赤くなり腫れますが、その程度は個人差が大きいです。一般的には軽症で済むことが多く、数日で軽快しますが、吐き気や頭痛などを伴う例もあります。万が一、咬まれてしまったら自分で判断せずに医療機関を受診しましょう。
世田谷保健所 生活保健課 生活環境衛生
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