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最終更新日 2025年7月31日

ページID 741

セアカゴケグモにご注意ください

セアカゴケグモは、オーストラリア原産の毒グモで、特定外来生物に指定されています。国内では、平成7年に大阪府で初めて見つかり、その後、平成26年以降、都内でも確認されるようになりました。

区内での発見状況

これまでの区内での発見状況は以下の通りです。

過去に区内で発見された事例
発見年月日 場所
令和7年7月25日

区立農福連携拠点農園「せたがや農福ファームせたそら」

令和7年7月18日 区立総合運動場温水プールの25mプール周辺
令和7年7月17日 区立総合運動場温水プールの幼児用屋外プール周辺
令和7年1月8日 区立池尻三丁目公園

令和6年11月29日

区立松原小学校円形ベンチ裏部分(卵のうのみ発見)
令和6年11月6日 喜多見4丁目
令和6年9月24日 喜多見3丁目
令和6年5月7日 桜上水3丁目
令和6年4月15日 新町1丁目
令和5年10月30日 上北沢1丁目
令和5年8月31日 区立八幡小学校正門横コンクリート土台部分
令和5年8月26日 大蔵運動公園 幼児園(アスレチック広場横)
令和4年10月11日 多摩川緑地広場 運動施設(テニスコート)
令和4年9月8日 区立奥沢二丁目公園
令和3年11月8日 新町1丁目

特徴

  • メスの体長は、約0.7~1センチメートル。全体が光沢のある黒色で、背中に目立った赤色の帯状の模様、腹部に赤い砂時計状の模様があります。
  • 毒を有するのはメスのみであり、オスは無害です。
  • 攻撃性はありませんが、素手で触ると咬まれることがあります。

セアカゴケグモメス背面

セアカゴケグモ メス 背面
写真提供 川崎市

セアカゴケグモメス腹面

セアカゴケグモ メス 腹面

生息場所

日当たりが良く、暖かいところを好みます。地面や人工物のあらゆる窪みや穴等に落ち葉などをつけた不規則な巣をつくり、そばに潜んでいます。

身近な生息場所の例

  • 排水溝、U字溝の中
  • プランターの底や持ち手部分
  • ブロックの穴
  • ベンチの裏
  • 墓石の花立て
  • 屋外に置いた靴やサンダルの中
  • 自動販売機の裏
  • エアコン室外機の裏 など

日頃から気をつけること

潜んでいるクモに不用意に触らないようにしてください。

具体的に注意するポイント

  • 屋外に置かれているサンダルや靴を履く際、中に潜んでいないか注意しましょう。
  • 排水溝や雨水マス、エアコンの室外機等の清掃等をする場合、軍手など厚手の手袋を使用しましょう。
  • 屋外に置かれている傘、おもちゃ等に付着して、屋内に持ち込まれる可能性があるので気をつけましょう。

セアカゴケグモを見つけたら

対応方法

素手で触らないようにし、周囲に他の個体が潜んでいる可能性があるのでよく確認してください。また、見つけた場合は世田谷保健所生活保健課にご相談ください。

駆除方法

家庭用殺虫剤(ピレスロイド系)を用いるほか、熱湯をかける、靴で踏みつぶす等の方法があります。

咬まれた場合

症状

  • 咬まれると、針で刺したような痛みを感じます。
  • やがて咬まれた部分のまわりが腫れて赤くなり、場合によっては痛みが全身に広がります。
  • 悪化すると、多量の汗をかいたり、寒気、吐き気などがあらわれることもあります。

処置

  • 余分な毒を温水や石けん水で洗いおとします。
  • 多少出血があっても、包帯や止血帯は圧迫によって痛みが増すのでしないほうが良いです。
  • できるだけ早く医療機関を受診しましょう。その際、可能であればクモを殺して医療機関に持参すると、より適切な治療につながります。

通常は、数日から数か月で回復し、咬まれても重症になることはほとんどありません。なお、日本ではセアカゴケグモの毒による死亡例はありません。

セアカゴケグモと間違えやすいクモ

セアカゴケグモに似たクモもいます。腹部の赤い砂時計状の模様の有無等で見分けることができます。

保健所に相談があったセアカゴケグモに似たクモの例

腹部の形状は似ていますが、背中に赤色の帯状の模様、腹に赤い砂時計の模様はありません。

  • ボカシミジングモ(左:背面右:腹面)
    ボカシミジングモ背面 ボカシミジングモ腹面
  • シロホシヒメグモ(左:背面右:腹面)
    シロホシヒメグモ背面 シロホシヒメグモ腹面

お問い合わせ先

世田谷保健所 生活保健課 生活環境衛生

ファクシミリ:03-5432-3054