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最終更新日 2019年12月5日
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近年、トコジラミの発生、被害件数が増加しています。また、殺虫剤に抵抗性を持つトコジラミが報告されており、駆除することが難しくなっています。
トコジラミは、人を吸血するカメムシの仲間です。主に夜間に活動して、寝ている人を吸血します。手、足、首など露出部分を刺すのが特徴です。
1970年代には被害がいったん減ったものの、近年また被害が増えています。海外旅行、海外出張先の宿泊施設などで、卵や幼虫、成虫が荷物や衣服のすき間に付着するなどして、国内に持ち込まれ、一般住宅などに生息場所を広げています。
被害を広げないために生態をよく知った上で、きちんと対処することが必要です。
すべて幼虫(1~4ミリメートル)
トコジラミに刺された場合の反応には個人差がありますが、最初は刺されてもかゆくない時期があり、その後は「夜も眠れないほどのかゆさ」を感じます。リンパ節の腫れや発熱を伴う場合もあります。あまりに刺されすぎると、最終的には何も感じなくなることもあります。
被害は、寝ている時に肌の露出している部分(足や腕、首)に集中するのが特徴です。抗ヒスタミンの外用薬を塗布し、かゆみがひどい場合は皮膚科を受診しましょう。
市販のくん煙剤等の殺虫剤(ピレスロイド系殺虫剤)では駆除することができないトコジラミ(通称 スーパートコジラミ)が増えています。むやみに薬剤を使うと、トコジラミは、ひそんでいられる隙間を求めて、かえって他の部屋にも被害が広がってしまうこともあります。
きちんと知識を持って、効果的な駆除を行うことが大切です。
駆除するには、経験のある専門業者に依頼(注釈1)することが必要ですが、自分で対処方法を学ぶことで、被害を減らすことはできます。
詳しくは、保健所へお問い合わせください。
(注釈1)金額は、業者により差があるため、複数の業者から見積もりを取りましょう。
世田谷保健所 生活保健課 生活環境衛生
電話番号:03-5432-2903
ファクシミリ:03-5432-3054