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最終更新日 2023年7月11日
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災害時は、様々な物資が不足する中で、普段のように衛生的に食品を取り扱うことが難しくなります。過去には、避難所において、炊き出しの食事等を原因とする食中毒が発生しています。正しい知識と準備で、食中毒を予防しましょう。
災害時は普段と違っていろいろなことが制限されます。その中でも、基本である食中毒予防の三原則を守ることが大切です。
手洗いは食中毒予防の基本です。調理や食品配布、食事の前には、よく手を洗いましょう。一方、災害時は、豊富な水が確保し難く、十分な洗浄が困難になります。消毒用アルコールやウェットティッシュ、使い捨て手袋を備えておくと、手を清潔に保ちやすくなります。水が使える場合にも、タオルを使いまわしすることで食中毒・感染症のリスクが高まります。使い捨てのペーパータオルもあわせて備えておくと良いでしょう。もしくは清潔なタオルを多めにストックしておくと良いでしょう。
食器も割れてしまったり、洗うことができない可能性があります。使い捨てできる紙皿や紙コップ、割りばしなどを、チャック付ポリ袋などに入れて災害用に備えておくと良いでしょう。また、ビニール袋、ラップ、アルミホイルも食器の代わりに使用できます。
災害時は、冷蔵庫が使用できなくなる可能性があります。あらかじめ冷凍庫にいくつか保冷剤を凍らせておくと、すぐにそれらをクーラーボックスに移すことで簡易的に冷蔵庫として使用することができます。それができない場合は、食品は直射日光や高温を避けて保管しましょう。
いずれの場合も、食品はできるだけ早く食べきり、長時間おかれた食品や異常を感じた食品は、思い切って捨てましょう。
加熱は効果的な殺菌方法です。食品は中心部まで十分に加熱しましょう。カセット式ガスコンロを備えておくと、ガスや電気が使えない場合にも、加熱調理したり、お湯を沸かしたりすることができます。
その他にも、マスク、ティッシュ、ビニール袋、塩素系消毒薬なども備えておくと良いですね。
災害に対するご家庭での備えについては、首相官邸ホームページ「災害に対するご家庭での備え~これだけは準備しておこう!」も参考にしてください。
食中毒予防の基本は、手洗いです。
トイレの後、調理の前、食事の前などには、石けんなどを使って、ていねいに手を洗いましょう。水が使えない状況では、おしぼりやウェットティッシュ等で、よく汚れをふき取りましょう。その後、消毒剤を手指全体によくすり込みましょう。
右の図の、色の濃い部分が洗い残しの多い部分です。特に注意して手洗いを行いましょう。
正しい手洗いの方法は、こちらの動画をご覧ください。
手の汚れの落ちにくいところ
東京都ホームページ「知って備える。災害時の食中毒予防」のページを参考にしてください。
世田谷保健所 生活保健課 食品衛生企画
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