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世田谷区トップページ > 福祉・健康 > 健康・保健・衛生 > 食とくらしの衛生 > 食中毒予防 > 手はしっかり2度洗い 食中毒予防の三原則を守りましょう!
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最終更新日 2021年6月2日
ページID 3184
食中毒予防の三原則をご存じですか?
食中毒を防ぐために、次の3つの原則を守ることが重要です。
食中毒予防の三原則
「つけない」のポイントは、二次汚染を防ぐことです。特に腸管出血性大腸菌やノロウイルスは少量でも発症するため、「つけない」対策はとても重要です。加熱調理後の食品を汚染しないこと、サラダなど未加熱で食べるものは製造工程すべてにおいて「つけない」対策が必要です。二次汚染については「食中毒予防 ノロウイルス食中毒に気をつけましょう」で解説しています。
「増やさない」のポイントは、冷蔵管理です。菌がついてしまっても、「増やさない」ことで予防できる菌があります。
主な食中毒細菌・ウイルスの発症菌量
「やっつける」のポイントは、加熱調理と消毒です。
手洗いは、最も基本的かつ重要な食中毒予防法のひとつです。手には目に見えない多くの病原体が付着しており、食品を介して体内に入り、腹痛や下痢などを引き起こすことがあります。ポイントをおさえて効果的な手洗いをしましょう。
手洗いが必要なタイミングは次のとおりです。
その他にも、手が汚れてしまったと感じたときは、その都度手を洗いましょう。
手は2度洗いが有効です。ハンドソープを使用し、10秒間2回の手洗いを行うと、60秒間1回の手洗いを行った時以上の効果があることがわかっています。2度洗いを習慣にしましょう。
手洗いのあとはペーパータオルや清潔なタオルで水分をしっかりと拭き取ることにより、手に残っている病原体をさらに減少させることができます。
手洗いはお湯を使うとより効果的です。ハンドソープを使って上の手順のとおり正しく手洗いをしたのち、ハンドクリーム等でお手入れすると、手荒れを防ぐことができて良いですね。
食事の前には、家族みんなで手を洗いましょう。
手洗いは、食中毒予防だけでなく新型コロナウイルス感染症を含む感染症予防にも有効です。手に菌やウイルスがついた状態で、目や耳、口などの粘膜に触れることにより、感染のリスクが高まります。家に帰ったらまず、しっかり手を洗いましょう。
特に、小さな子どもは手を口や目にもっていきがちです。ご家族の方はお子様の手洗いを習慣づけ、きちんと手洗いができているか見届け、手洗いを頑張ったらたくさんほめてあげると良いかもしれませんね。
洗い残しのしやすい箇所
(色が濃いところほど残りやすい)
指先や爪の間、手のしわは汚れが残りやすいところです。意識して洗いましょう。
食中毒は、飲食店だけではなく、家庭の食事でも起こります。普段当たり前にしている行動を思い返し、食中毒予防の三原則を守れているか、考えてみましょう。
また、家庭でできる食中毒予防の6つのポイントも紹介していますので、参考にしてください。
手洗いは、食中毒予防だけでなく感染症予防にも有効です。正しく洗って、健康に毎日を過ごしましょう。
家庭でできる食中毒予防の6つのポイント
世田谷保健所 生活保健課 食品衛生企画
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