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世田谷区トップページ > 住まい・街づくり・環境 > 環境 > 環境教育 > 環境サポーター取材レポート > 世田谷区環境サポーター取材レポートvol.9~成城大学 エシカル研究会を取材しました!
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最終更新日 2026年6月8日
ページID 32076

今回、私たちが取材したのは、成城大学 エシカル研究会です。エシカル研究会は、「気づいたら、環境・社会に優しい生活をしている未来」を理念に掲げ、プラントベースの食や3R、コンポストなどを通じて、環境・社会課題を知ってもらう身近な選択肢を提案しています。設立から2年目を迎えた現在、学内外のイベント出展や企業との協働にも積極的に取り組み、「楽しい×社会貢献」を大切にしながら活動を広げています。
(注)本内容は、2025年10月に行った取材時点の情報です。
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「エシカル(ethical)」とは、直訳すると「倫理的な」という意味ですが、「人・地域・地球環境・社会にやさしい」という考え方として捉え、日々の活動に取り入れています。
エシカル研究会では、「地域・環境・社会にやさしい」を共通のテーマに、メンバー同士でアイディアを出し合いながら、環境問題や社会問題をより多くの人に知ってもらうための活動を行っています。一人では難しいことも、仲間と力を合わせることで実現し、「気づいたら、環境・社会にやさしい生活をしている」、そんな未来を目指しています。
キーワードは「楽しい × 社会貢献」。 無理なく、日常の中で続けられることを大切にしながら、楽しさと学びを両立した活動を展開しています。
エシカル研究会には、「プラントベース Lab」と「3R Lab」の2つのラボがあります。全員のメンバーはいずれかのラボに所属し、日々の活動に取り組むほか、学内外のイベントにも参加しています。
2024年に設立され、2025年度で2年目を迎えました。エシカル研究会の前身となるプロジェクトでは、ヴィーガン・ベジタリアンの方が学食を食べられない状況を打破するため、プラントベースの学食導入に取り組みました。その活動を通じて、様々な課題意識や問題解決への思いを持つ仲間が集まり、「エシカル」という大きな視野で探究・試行したいという思いから、本研究会が立ち上がりました。現在は新入生を迎え、約60名のメンバーが在籍しています。
まだ「先輩たちの積み重ね」がないからこそ、企画づくりや組織運営も手探りの連続です。ゼロから考え、実行していく大変さと同時に、その過程を楽しんでいる様子が印象的でした。
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エシカル研究会は現在、2つのラボを軸に活動し、学内外のイベントにも積極的に出展しています。
「プラントベース」とは、植物性由来の食品を積極的に取り入れる食のスタイルです。もともとはヴィーガンやベジタリアン向けの考え方でしたが、エシカル研究会では【誰もが自然にプラントベースを選べる社会】を目指しています。
月に1回程度、肉を大豆ミートに置き換えた料理の試作を行ったり、プラントベーススイーツの販売・情報発信を行ったりするなど、身近で実践しやすい形で活動を進めています。また、月に1度のプラントベース料理会で試作したメニューをもとに企業さんと協力し、エシカル研究会監修のプラントベース弁当の大学内の販売を目指しています。プラントベースが「みんなにとってやさしい食の選択肢」として、誰もが自然に手に取れる未来を目指すために将来的には月1・週1の販売を目指しています。
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「3R」とは、「リデュース・リユース・リサイクル」の3つの行動原則を指します。ごみを減らし、資源を循環させる取り組みとして、エシカル研究会では小田急電鉄WOOMSさんと共同で「コンポストプロジェクト」を実施しています。
学食から出る生ごみを毎日コンポストに投入し、微生物の力で分解。その後、木箱に移して1〜2か月熟成させることで堆肥を作っています。完成した堆肥を使い、これまでにはミニトマトの栽培にも挑戦しました。現在は研究会内で消費していますが、将来的には学食に還元し、学内で資源が循環する仕組みを完成させたいと考えています。
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小田急電鉄WOOMSさんをはじめとし、イベント出展や学外連携を行っています。
柳祭やオープンキャンパスをはじめとする大学内のイベントに出展するほか、「エシカルキャンパス」や狛江市で行われる「こまエコまつり」など、学外イベントにも積極的に参加しています。こうした活動を通して、大学内にとどまらず、環境や社会に「やさしい」取り組みを広く発信しているそうです。
なかでも印象的だった活動として挙げてくれたのが、2025年4月に開催された「エシカルキャンパス」への出展です。他大学の学生団体とのブース出展や意見交換を通じて、「多くの刺激を受けた」と話してくれました。
2025年2月から、河田フェザー株式会社さんとは「持続可能な社会へ羽ばた毛!」プロジェクトとして、早稲田大学や上智大学の学生団体と連携しながら、羽毛リサイクルの普及・促進に取り組んでいます。エシカルキャンパス当日は、河田フェザー株式会社さんとの共創プロジェクトの始動発表として、他団体のプロジェクトメンバーとともにステージ登壇も行ったといいます。
2025年9月からは、りそなグループとの共創プロジェクトにも参加しています。また、狛江市では「こまエコまつり」への出展に加え、地域の清掃活動や親子向け講演会への登壇など、地域に根ざした活動も展開しています。世田谷区の脱炭素地域づくりを発信するメディア「Seijo Green City」にも取り上げられるなど、成城地域との連携も広がっています。
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エシカル研究会の活動の多くは、メンバーがゼロから作り上げてきたものです。共通しているのは環境・社会問題への関心ですが、興味の分野はそれぞれ異なります。その違いが、新しい企画を生み出す原動力になっています。無理をせず、楽しみながら続けることを大切にし、スケジュールや関わり方にも配慮しながら活動を続けています。その姿勢こそが、エシカル研究会の魅力だと感じました。
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今後の展望について伺うと、「エシカル研究会の小さな一歩を、大学の大きな一歩へ。そして日本の未来を変える一歩へ。」という言葉を大切にしていると語ってくれました。
「環境問題は、エシカル研究会だけで解決できるものではありません。だからこそ、誰か一部の人だけではなく、みんなで取り組むべき課題だと考えています」と話します。
活動の枠も、団体内にとどめるつもりはありません。「大学全体、地域全体、そして日本全体が一つになって環境問題に向き合っていく。そんな広がりをつくっていきたい」と、その先のビジョンを見据えています。
さらに、「気づいたら、環境や社会にやさしい選択をしている。そんな未来を当たり前にしたい」とも語ります。その実現に向けて、SNSでの発信やイベント出展を通じて、環境問題について“知るきっかけ”を学内外に届け続けているそうです。
全てがゼロベースでありながら、メンバー一人ひとりが生き生きと活動を楽しんでいる様子が伝わってきました。活動を長く続けていく上で、「楽しさ」は持続性を支える非常に重要な視点だと気付かされました。
環境問題や社会問題は深刻に捉えられがちですが、エシカル研究会が掲げる「楽しい × 社会貢献」に学びを掛け合わせた取り組みこそ、誰もが気軽に、そして長く続けられる一歩になるのだと思います。私自身も、所属する団体の中で、この楽しさや熱意をもっとつくり、伝えていきたいと感じました。
創立から間もない大学公認の研究団体でありながら、多方面で精力的に活動している点に驚かされました。特に、どの活動にも「Mission・Vision・Value」が明確にあり、それがしっかりと共有されていることが、団体としての強さにつながっていると感じます。
だからこそ、エシカルな取り組みが社会に広がっていってほしいと、私自身も強く共感しました。日々の料理会やコンポスト管理、イベント出展など、地道な活動を積み重ねている姿が印象的で、今後のさらなる活躍が楽しみです。これからも応援していきたいです。
メンバーの方々が楽しそうに活動している姿が、とても印象的でした。無理をせず、楽しみながら社会貢献を継続していくという理念が、活動の随所から伝わってきました。
設立2年目にもかかわらず、学内外で新しいことに精力的に取り組み、活動の幅を広げている点にも驚かされました。その行動力に刺激を受け、私自身も自分にできることは何かを考えながら、楽しんで行動し続けていきたいと感じました。
「気づいたら、環境・社会にやさしい未来」というエシカル研究会の理念に、私はとても共感しました。「環境にやさしい取り組み」はハードルが高いものだと感じがちですが、それが誰もが気軽に選べる選択肢の一つとして用意されていれば、多くの人が自然に環境・社会課題に関わることができると思います。
創設から間もない団体だからこそ、メンバー一人ひとりが主体的に考え行動している姿や、企業・行政と連携しながら学外へも積極的に発信している姿勢に、エシカルを広めたいという強い熱意を感じました。何より、活動そのものを心から楽しんでいる様子が印象的で、私自身が抱いていたエシカルな取り組みへのハードルも下がったように感じます。今後のエシカル研究会の活躍から、ますます目が離せません。
環境政策部 気候危機対策課
電話番号:03-6432-7130
ファクシミリ:03-6432-7981