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最終更新日 2023年1月17日
ページID 1958
地産地消で子どもも農家も地球もみんなおいしい
世田谷区内には小学校61校・中学校29校あります。学校では、地産地消、食育等の観点から世田谷産農産物(せたがやそだち)を活用した給食の提供を行っています。
世田谷産農産物(せたがやそだち)を活用した給食のことを「せたがやそだち給食」と呼んでいます。
せたがやそだち給食が提供されるまでにどのような流れになっているのでしょうか。栽培農家の方が丁寧に育てた作物が八百屋さんなどを通して学校に納品までをご紹介します。
(テキスト版)せたがやそだちの大蔵大根が届くまで(流れ図)(テキスト:1KB)
せたがやそだち給食を実施している学校ではどのようなメニューで提供しているのでしょうか。ここでは、せたがやそだち給食の事例や栄養士のコメントなどをご紹介します。
玉川小学校では子どもたちにせたがやそだちの美味しさを味わってもらうために、子どもたちが大根料理を調べて献立を考える学習を実施しています。献立は校内に掲示されて、調理員さんも参加して投票していきました。子どもたちがタブレットを使用して大根料理を考えるときに、大根が苦手な子でも食べやすい料理方法を検索している姿は、課題解決力が身についているのだと感じる一面でした。みんな今まで受け身だった給食を自分事として捉えることができ、給食への意識も変わったようです。(栄養教諭)
玉川小学校にせたがやそだち野菜を納品している加藤農園の農家さんは同校の卒業生。学校の畑では大蔵大根を育てていて、時には加藤農園の農家さんが種まき指導や大根の様子を見に訪れてくださいます。
農家さんの顔が見えるおかげで、加藤農園さんの野菜が納品される日の給食は残菜がとても少ないのです。やはり子どもたちは自分たちで育ててみて、大蔵大根は虫がつきやすく育てるのが難しいということを体験していることで、給食を自分事として捉えることができているようです。
世田谷区で育てられた「大蔵大根」がおでんになりました。
学校栄養士は、「大蔵大根は大根の風味がしっかりしているので、だしに負けない力強い大蔵大根の風味を感じてほしくておでんにした。苦いと感じるかと心配したが、子ども達は「おでんの中で一番大根がおいしい!」と食べていた。地元で獲れた大蔵大根の美味しさを味わってくれて嬉しい。」との感想。
学校では、給食を通して、子どもたちが地産地消をすることが自分自身、地元の農家、地球にも良いということを感じてもらい、地場産物に興味を持ってもらえるように工夫しています。
当日は北島農園から白菜9キログラム、ニラ4キログラムを納品していただきました。
北島農園の方はもともと家庭菜園の延長で栽培していたところ、当時の栄養士さんから
地産地消のためにも学校に納品する分も作ってほしいと依頼があってからの縁。上祖師谷中学校に納品する分しか野菜は育てていないが、特別支援学級の農業体験を受け入れてくださることもあります。
学校栄養士は「生徒たちには区内で採れる新鮮でおいしい野菜が食べられることに感謝しながら味わって食べてほしい」と話していました。
教育政策・生涯学習部 学校健康推進課 学校給食係
電話番号:03-5432-2696
ファクシミリ:03-5432-3029