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最終更新日 2025年6月16日

ページID 731

カラス対策

カラスの生態について

都会でよく見られるハシブトガラスは、3月から7月にかけて繁殖期を迎えます。

多くのカラスがねぐらを離れ、公園の樹木や住宅周辺の街路樹、庭木などに巣を作ります。

繁殖期には、親ガラスが卵やヒナを守るため、人を威嚇したり、攻撃をしたりすることがあります。

カラスは雑食性で、木の実や小動物、動物の死骸、生ごみ、他の鳥の卵やヒナなどいろいろなものを食べます。

カラスが増えた原因

雑食性のカラスにとって、私たちの出す生ごみは格好の食べ物です。

都会は生ごみなどエサが豊富で、庭木や公園の樹木、街路樹のほか、電柱などにも巣づくりができます。

カラスは、ビルが林立する都会を、本来の生息地である森林のように認識しているとも言われています。

このように、カラスは都会の環境に順応しながら増加してきたと考えられます。

カラスによる被害

都会では、カラスの数が増えた結果、人との間で様々な問題が生じています。

ごみの散乱

カラスはごみ集積所などに集まり、ゴミ袋を破いて生ごみを食べ散らかします。散らかったごみは、まちの美観を損ない、ごみ収集業務にも支障をきたします。

ふんや鳴き声

カラスが多く集まる場所では、ふんで建物や道路が汚れます。また、早朝から活動するため鳴き声がうるさいといった騒音問題も生じています。

繁殖期について

繁殖期の巣に近づくと、威嚇や攻撃をされることがあります。特にヒナの巣立ちの時期(5月~6月)にヒナに近づくと、攻撃行動が激しくなります。

被害対策

ごみの出し方を工夫しましょう

ごみ対策をきちんとしないと、被害はなくなりません。次の5つ点を守りましょう。

  1. 食品の無駄、食べ残しを少なくし、生ごみを減らしましょう。
  2. ふた付き容器でごみ出しをしましょう。
  3. ごみ袋でだす場合、生ごみが外から見えないようにしましょう。
  4. ごみ散乱ネットを正しく使いましょう。(ごみ散乱ネットの助成のページもご覧ください。)
  5. ごみ収集日と時間を守り、カラスに狙われる時間を少なくしましょう。(ごみの出し方のページもご覧ください。)

カラス対策は一部の人が行なっても被害が移動するだけで解決になりません。被害を減らすには、地域ぐるみで協力することが大切です。

威嚇や攻撃について

巣やヒナに近づかなければ、威嚇や攻撃をされることはありません。

巣やヒナの場所を確認し、迂回路があればその場所を避けて通るようにしましょう。

カラスは後頭部を狙って攻撃してきます。傘をさす、つばの広い帽子をかぶるなどして、後頭部を守りましょう。

巣を作らせないようにしましょう

巣の材料となる針金ハンガーを屋外の物干し竿などに放置しないようにしましょう。

樹木の枝が三つ又になっていると巣が掛けやすくなるため、残す枝は二又までとし、枝葉が密集する前に剪定しましょう。

屋上の給水塔などを定期的に見回りましょう。

カラスやハトにエサを与えないで!

カラスやハトにエサを与えると、人を恐れなくなって住宅街に集まるようになります。そして、自然環境からエサを取らなくなり人に依存して生きるようになります。

カラスやハトの数が増えると、鳴き声や羽音の騒音、ふん尿による悪臭や汚れ、羽毛の飛散、ごみ集積所の生ごみの散乱など、生活環境に被害をもたらします。

カラスやハトは、もともと木の実など自然のものを食べています。

エサやりはやめ、自然のまま見守ってください。

エサやりによる迷惑行為の禁止

世田谷区では、平成30年4月1日より、「世田谷区環境美化等に関する条例」に基づき、野鳥へのエサやりによる迷惑行為を区内全域で禁止しています。チラシ「カラスやハトにエサを与えないで!!」(PDF:701KB)

世田谷区環境美化等に関する条例 第4条第3項

区民等は、周辺住民の良好な生活環境を確保するため、給餌による迷惑行為を行うことのないよう努めなければならない。

カラスの巣の撤去について

野生の鳥類であるカラスについては、「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」により原則、捕獲等が禁止されていますが、威嚇・攻撃等により被害が発生している場合には、区民の安全と安心を守るため、委託している専門業者にて巣の撤去を行っています。その際は環境保全課までご連絡ください。 ただし、以下の要件を満たしている場合に限ります。

(要件)

  1. 巣が原因と思われるカラスの威嚇や攻撃により被害があり、危険な状況にある場合
  2. 区内の民有地(集合住宅を含む)に営巣しており、その樹木等の所有者(集合住宅であれば管理者)からの依頼がある場合

お問い合わせ先:環境政策部 環境保全課 TEL 03-6432-7137(受付は、土曜日・日曜日・祝日を除く)

 

カラスの産卵は通常年1回と言われており、カラスが巣を作っている最中や作った直後に巣を撤去すると、また巣を作ってしまうことがあります。そのため、巣を撤去する場合はできるだけ、巣を作り終わって卵を産んだ後に撤去するようにしています。

 

次のような場合は、巣の撤去を行うことはできません。

  • 営巣場所が特定できない場合
  • 威嚇や攻撃等が見られない、または鳴き声がうるさい等の人に危険が及んでいない場合(「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」により、対象外)
  • 営巣している樹木等の所有者(集合住宅であれば、施設管理者)の了解が得られない場合

営巣場所によっては、相談先が異なります。下記の「ご相談先一覧」にて管理者を確認し、被害状況を説明して巣の撤去を依頼してください。

「ご相談先一覧」 (受付は、土曜日・日曜日・祝日を除く)

発見場所 管理者 電話番号
都公社住宅・都営住宅

住宅供給公社 JKK東京お客様センター

0570ー03ー0031(都営以外)

0570ー03₋0071(都営)

区営住宅 (株式会社)東急コミュニティ 03ー6805ー6523
公的住宅(せたがやの家) (一財)せたがやトラストまちづくり 03ー6379ー1421
都市再生機構(旧公団)住宅 都市再生機構 東京南住宅管理センター 03ー5427ー5960
国道の街路樹 国道事務所代々木出張所 03ー3374ー9451
都道の街路樹 東京都建設局第二建設事務所 街路樹担当 03ー3774ー8717
都道

東京都建設局第二建設事務所世田谷工区

(平日8時30分~17時15分)

03ー3420ー9651
  都道管理連絡室(夜間・休日) 03ー3343ー4061

区道の街路樹・緑道・区立公園

各公園管理事務所

世田谷 03ー3412ー7841

北沢 03ー5431ー1822

玉川 03ー3704ー4972

砧 03ー3417ー9575

烏山 03ー3308ー0731

区道 各土木管理事務所

世田谷   03ー3424ー2790

北沢    03ー5486ー7010

玉川    03ー3702ー4914

砧    03ー3417ー9571

烏山    03ー3308ー8133

電線柱・送電線 東京電力 東京カスタマーセンター 0120ー995ー007

電話柱

NTT 0120ー444₋113
都立砧公園 砧公園サービスセンター 03ー3700ー0414
都立駒沢オリンピック公園 駒沢オリンピック公園管理所 03ー3421ー6431
都立祖師谷公園 祖師谷公園サービスセンター 03ー5384ー1693
都立蘆花恒春公園 蘆花恒春園サービスセンター 03ー3302ー5016
区立小学校・区立中学校(営巣について) 教育委員会教育環境課 03ー5432₋2659
区立小学校・区立中学校(野鳥の死体について) 各区立小学校・中学校へ問い合わせください  
区立保育園 児童課 03ー5432ー2306
私立保育園・小学校・中学校 各運営事業者へ問い合わせください  

 

落下した雛の捕獲

雛が巣から地上へ落下した際に、親カラスが雛を守るために周囲の人に対して威嚇・攻撃することがあります。その際は、委託業者が捕獲を行っていますので、環境保全課までご連絡ください。ただし、以下の要件を満たしている場合に限ります。

(要件)

  1. 区内全域にて落下した雛が原因と思われるカラスの威嚇や攻撃により被害があり、危険な状況にある場合
  2. 敷地所有者からの依頼がある場合

 通行者からの依頼があった際、委託している専門業者からの場所や状況の確認について、ご協力を要する場合があります。

お問い合わせ先:環境政策部 環境保全課 TEL 03-6432-7137(受付は、土曜日・日曜日・祝日を除く)

野鳥の死体を見かけたら

  • 飼い主の分からない野鳥の死体を見つけたときは、原則として、発見場所の土地所有者、または管理者にて処理することとなります。(私有地の場合においても同様に、土地の所有者、管理者にて処理することとなります。)私有地の場合は、申し出により、お近くの清掃事務所にて引き取ることも可能です。
  • 各清掃事務所のお問い合わせ先

 世田谷清掃事務所 03ー3425ー3111

 玉川清掃事務所 03ー3703ー2638

 砧清掃事務所 03ー3290ー2151

 

お問い合わせ先 (受付は、土曜日・日曜日・祝日を除く)

環境政策部 環境保全課

電話番号 03-6432-7137  ファクシミリ 03-6432-7981

総合支所 地域振興課

計画・相談(世田谷は計画調整・相談)
  • 世田谷 電話番号 03-5432-2818 ファクシミリ 03-5432-3032
  • 北沢 電話番号 03-5478-8038 ファクシミリ 03-5478-8004
  • 玉川 電話番号 03-3702-1134 ファクシミリ 03-3702-0942
  • 砧 電話番号 03-3482-1324 ファクシミリ 03-3482-1655
  • 烏山 電話番号 03-3326-1207 ファクシミリ 03-3326-1050

お問い合わせ先

環境政策部 環境保全課  

ファクシミリ:03-6432-7981