このページに知りたい情報がない場合は
世田谷区トップページ > くらし・手続き > ペット・野生動物・害虫 > 野生動物 > カラス対策
ここから本文です。
最終更新日 2024年10月24日
ページID 731
都会でよく見られるハシブトガラスは、3月から7月にかけて繁殖期を迎えます。
多くのカラスがねぐらを離れ、公園の樹木や住宅周辺の街路樹、庭木などに巣を作ります。
繁殖期には、親ガラスが卵やヒナを守るため、人を威嚇したり、攻撃をしたりすることがあります。
カラスは雑食性で、木の実や小動物、動物の死骸、生ごみ、他の鳥の卵やヒナなどいろいろなものを食べます。
雑食性のカラスにとって、私たちの出す生ごみは格好の食べ物です。
都会は生ごみなどエサが豊富で、庭木や公園の樹木、街路樹のほか、電柱などにも巣づくりができます。
カラスは、ビルが林立する都会を、本来の生息地である森林のように認識しているとも言われています。
このように、カラスは都会の環境に順応しながら増加してきたと考えられます。
都会では、カラスの数が増えた結果、人との間で様々な問題が生じています。
カラスはごみ集積所などに集まり、ゴミ袋を破いて生ごみを食べ散らかします。散らかったごみは、まちの美観を損ない、ごみ収集業務にも支障をきたします。
カラスが多く集まる場所では、ふんで建物や道路が汚れます。また、早朝から活動するため鳴き声がうるさいといった騒音問題も生じています。
繁殖期の巣に近づくと、威嚇や攻撃をされることがあります。特にヒナの巣立ちの時期(5月~6月)にヒナに近づくと、攻撃行動が激しくなります。
ごみ対策をきちんとしないと、被害はなくなりません。次の5つ点を守りましょう。
カラス対策は一部の人が行なっても被害が移動するだけで解決になりません。被害を減らすには、地域ぐるみで協力することが大切です。
巣やヒナに近づかなければ、威嚇や攻撃をされることはありません。
巣やヒナの場所を確認し、迂回路があればその場所を避けて通るようにしましょう。
カラスは後頭部を狙って攻撃してきます。傘をさす、つばの広い帽子をかぶるなどして、後頭部を守りましょう。
巣の材料となる針金ハンガーを屋外の物干し竿などに放置しないようにしましょう。
樹木の枝が三つ又になっていると巣が掛けやすくなるため、残す枝は二又までとし、枝葉が密集する前に剪定しましょう。
屋上の給水塔などを定期的に見回りましょう。
カラスやハトにエサを与えると、人を恐れなくなって住宅街に集まるようになります。そして、自然環境からエサを取らなくなり人に依存して生きるようになります。
カラスやハトの数が増えると、鳴き声や羽音の騒音、ふん尿による悪臭や汚れ、羽毛の飛散、ごみ集積所の生ごみの散乱など、生活環境に被害をもたらします。
カラスやハトは、もともと木の実など自然のものを食べています。
エサやりはやめ、自然のまま見守ってください。
世田谷区では、平成30年4月1日より、「世田谷区環境美化等に関する条例」に基づき、野鳥へのエサやりによる迷惑行為を区内全域で禁止しています。チラシ「カラスやハトにエサを与えないで!!」(PDF:701KB)
区民等は、周辺住民の良好な生活環境を確保するため、給餌による迷惑行為を行うことのないよう努めなければならない。
世田谷区では、区民の安全と安心を守るため、次の要件に該当する場合、威嚇や攻撃の原因となる巣の撤去や落下したヒナの捕獲を行ないます。
(注意)ただし、事業所、社宅、学生寮、公社・UR(旧公団)などの公的賃貸住宅、公共の施設などの敷地を除きます。
(上記施設は、施設や道路の管理者が撤去・対応することになります。)
受付は、土曜日・日曜日・祝日を除きます。
(環境保全課)電話番号 03-6432-7137 ファクシミリ 03-6432-7981
環境政策部 環境保全課
電話番号:03-6432-7137
ファクシミリ:03-6432-7981