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最終更新日 2023年7月18日

ページID 3172

アタマジラミについて

最近、保健所にはアタマジラミに関する相談が多く寄せられています。アタマジラミは、頭に住みついてかゆみを引き起こします。不潔・不衛生とは関係なくアタマジラミは発生します。季節を問わず被害が発生し、髪を触れる機会が多い幼児や小学校低学年の子どもで広がる可能性があります。

アタマジラミを正しく理解して、冷静に対策をとることが大切です。

アタマジラミってどんなもの?

アタマジラミの一生

生活環

成虫の特徴

アタマジラミ(成虫)

体長が2~4ミリメートルで褐色から灰白色です。吸血後は血の色で赤くなります。頭髪に寄生し、吸血してかゆみを引き起こします。飛んだり跳ねたりはしません。

また、頭髪から脱落すると、7時間~3日間で死んでしまいます。

卵の特徴

アタマジラミ(卵)

約0.5×0.3ミリメートルの楕円形。頭髪の根元近くにのり付けされたようにしっかりついています。爪でしごかないと取れません。

生きた卵の大半は頭皮から6ミリメートル以内にあります。

感染経路

頭と頭が直接触れたときや、頭髪が触れる帽子、クシ、タオル、寝具などを共有した時にうつることがあります。

駆除方法

頭にいるアタマジラミの駆除と頭から離れたアタマジラミ対策を行う必要があります。

頭にいるアタマジラミの駆除

専用のすきぐしを使う方法と、薬剤(成分はフェノトリンで、シャンプータイプとパウダータイプがある)を使う方法があります。専用のすきぐしはインターネットなどで購入でき、保健所で貸出しもしています。薬剤は薬局や薬店で購入することができますが、説明書をよく読んで使用してください。どちらの駆除方法でも、駆除できたと思っても、1週間は毎日頭髪をチェックして完全に駆除できたか確認しましょう。

頭髪から離れたアタマジラミ対策

枕カバー、シーツ等の頭髪が触れるものは洗濯してアイロン掛けや乾燥機などで熱処理をすると効果的です。また、寝室や居間等は毎日掃除機をかけましょう。頭髪から離れたアタマジラミは長く生きることはできないので、殺虫剤を使う必要はありません。

予防方法

周囲で集団発生している場合などアタマジラミが心配な時は、毎日シャンプーを使用してしっかり洗髪することが重要です。また、周囲での発生がない時でも日ごろから月1回、子どもの頭髪をチェックして、卵の有無を調べることをお勧めします。卵は、後頭部や耳の後ろの生え際を注意深く観察すると見つけることができます。

卵と似ている物として、ヘアーキャストや皮脂のかたまりがあります。卵との区別は指でつまんで簡単に動くかどうかで見分けることができます。卵は頭髪にしっかりと固定されていますが、ヘアーキャストなどは簡単に動きます。

保健所の対応

アタマジラミ相談

保健所ではアタマジラミに関する相談を受付けています。

専用すきぐしの貸出し

専用すきぐし

薬剤に頼らずアタマジラミを駆除できる専用すきぐしを貸出しています。

詳細についてはご連絡ください。

アタマジラミ対策講習会への講師派遣

依頼に応じて、アタマジラミの生態や対策について説明いたします。

詳細はご連絡ください。

資料

保健所では、以下のアタマジラミに関するリーフレット等を作成しております。

ご活用ください。

※庁舎等整備に伴い第3庁舎2階25番窓口に移転しております。

お問い合わせ先

世田谷保健所 生活保健課 環境衛生施設係

ファクシミリ:03-5432-3054