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最終更新日 2021年4月26日
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生物の棲む人工的な池やせせらぎをビオトープといいます。ここでは、かつて都営住宅時代実際に生活用水として使われていた井戸を水源としています。
井戸水が緩やかな傾斜に従って下流の溜まりに着くと、地下に配備されたパイプにより循環させる仕組みになっています。循環用のモーターは風力発電と太陽光発電を利用しています。風車は1号棟屋上にあります。
建て替え前は、敷地内に樹木が多く、従前居住者からそれらを残してほしいという要望が出されていました。区としても自然環境を維持、保存することが環境共生の考えにふさわしいという判断から可能な限りの対応を試みました。移植可能な中低木は一時現在の駐車場に仮移植して集め、外構工事の段階で再度配置しました。動かすことができない高木はそれを避けて住棟が配置されています。新たに植栽するよりもコストはかかりますが、居住者の要望と自然環境を守る点が重視されました。
平成30年度に基本構想、平成31年度に実施設計を行い、令和2年度にグリーンインフラ整備の工事を実施しました。
敷地内歩道を掘り起こし、新たに雨水貯留材を敷き、その上に雨水浸透舗装材を敷く事で雨天時に地中へ水分を貯留させ、水分の蒸発により地上への冷却効果が期待できます。
また舗装材には主成分が自然を土である環境保全的な材料を使用しており、廃棄時には粉砕して土壌に還元することができます。
都市整備政策部 住宅課
電話番号:03-5432-2498
ファクシミリ:03-5432-3040