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最終更新日 2021年4月26日
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深沢環境共生住宅の敷地(7,388平方メートル)には、5つの住戸棟が分散型に配置されています。敷地内には中庭の花壇や保存樹木等に植栽を施し、屋上と壁面の緑化も計画されました。この目的は、特に夏季において建物の断熱効果と周辺への日照の照り返しを緩和することです。
例えば、真夏には、直射日光により瓦部分は50~60度にも達します。一方、緑化部分の表面温度は、30度程度におさえられます。頭上に冷たいものをのせている状態と同じで、住戸内の温度上昇を抑制する効果があるといわれています。また、住戸の配置を「分棟方式」にすることで風通しをよくし、北側の凹形の「風光ボイド」をつくることで、住戸内の通風と採光を確保する工夫もされています。
屋上緑化部分は、土の重さが建物の負担にはならないよう、軽量土を約10センチメートル敷き込み、当初は野芝を植栽しました。(現在はタマリュウ)土中には自動かん水装置が設置されているので、水遣り等は必要ありません。基本的にはメンテナンスフリーであり、保守に手間がかからないといわれていますが、夏場は自然と雑草が茂るので、年に2回程度の草刈りが必要です。突き出ているのはスプリンクラーではなく、排水管の通気です。
デイ・ホームの地下には、雨水を貯める貯水槽(60立方メートル)が設置されており、雨水はろ過してからトイレの洗浄用水として利用されています。他の住棟には、地下の貯水槽はありませんが、各住戸のバルコニーに雨水貯留タンクがあり、居住者が植木の水遣り等に利用しています。
雨水貯留タンク
都市整備政策部 住宅課
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