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最終更新日 2015年3月18日
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玉電こと玉川電車は、世田谷区内を走った最初の電車です。明治40年(1907年)に渋谷・玉川間に開通しました。多摩川の砂利を運ぶ電車で「砂利電」と呼ばれ、1日の乗客は多くて200人。手をあげると、どこでも停まって乗せてくれました。
今は世田谷線という名称で、下高井戸と三軒茶屋間の5.1キロメートルを約16分で結んでいます。途中には8つの駅があり、セミステンレス製低床式の2両編成のこの電車は、入り組んだ住宅街を走りながら、山下駅では小田急線豪徳寺駅と立体交差しています。
世田谷線沿線には、史跡が数多くあります。その一部を紹介しましょう。
井伊直弼の菩提寺である豪徳寺や奉納相撲で有名な世田谷八幡宮(宮の坂下車)→国重要文化財指定・茅葺き屋根の代官屋敷や世田谷区の歴史が分かる郷土資料館(上町下車)→安政の大獄で処刑された吉田松陰を祀る松陰神社や鷺草伝説で知られる常盤姫が葬られた常盤塚と駒留八幡神社(松陰神社前下車)→江戸五色不動のひとつ目青不動が祀られている教学院最勝寺(三軒茶屋下車)などがあります。
古きを訪ねて、新しきを知る。昔の面影残る世田谷線に乗り、史跡めぐりをしてみましょう。新しい発見があるかもしれません。
詳しくは事業者などにお尋ねください。