令和6年11月1日から自転車の「ながらスマホ」と「酒気帯び運転」罰則強化！また、ペダル付原動機付自転車（モペット）の取り扱い明確化！

令和6年5月に道路交通法が改正され、その内容の一部である自転車運転中の「ながらスマホ」と「酒気帯び運転」について、また、ペダル付原動機付自転車（モペット）について、令和6年11月1日から以下のとおり施行されました。

自転車運転中の罰則

1.ながらスマホ

自転車運転中、停止している間を除いて、スマートフォンで通話したり（ハンズフリー装置を併用する場合を除く）、画面を注視したりする「ながらスマホ」が道路交通法により禁止され、罰則が強化されます。スマートフォンを手に持って画面を注視するだけでなく、自転車に取り付けたスマートフォンの画面を注視することも禁止です。

2.酒気帯び運転

飲酒して自転車を運転することは禁止されており、これまでは酩酊状態で運転する「酒酔い運転」のみが処罰の対象でしたが、道路交通法改正により「酒気帯び運転」についても罰則の対象になります。

なお、自転車の運転手本人だけではなく、周囲の人の以下の行為（酒気帯び運転のほう助）も禁止で、罰則の対象です。

• 自転車の酒気帯び運転をするおそれがある者に酒類を提供、または飲酒を勧め、その者が自転車の酒気帯び運転をした場合。
• 自転車の酒気帯び運転をするおそれがある者に自転車を提供し、その者が自転車の酒気帯び運転をした場合。
• 自転車の運転者が酒気を帯びていることを知りながら、自転車で自分を送迎するよう依頼して同乗すること。

「ながらスマホ」も「酒気帯び運転」も、重大な交通事故につながる非常に危険な行為です。絶対にやめましょう。

今回の罰則強化について、詳しくは、警視庁ホームページや政府広報オンラインをご覧ください。

ペダル付原動機付自転車（モペット）の取り扱い

• 原動機のモーターを使用せず、ペダルのみで走行する場合であっても、自転車の扱いにはなりません。原動機付自転車または自動車の交通ルールが適用されます。
• 公道を走行するには以下のことが義務付けられています。
  （1）一般原動機付自転車等を運転することができる運転免許が必要で、運転時は免許証を携帯すること。
  （2）乗車用ヘルメットを着用すること。
  （3）一般原動機付自転車の交通ルールを遵守すること。
  （4）道路運送車両法の保安基準を満たすこと。ブレーキランプ・ウインカー・バックミラー等の保安部品を不足なく取り付けること。
  （5）ナンバープレートの取り付け、表示をすること。
  （6）自動車損害賠償責任保険（共済）へ加入すること。

これらの条件を満たさずに道路上で走行（使用）した場合は、道路交通法違反等の罪に問われることとなります。

今回の取り扱いについて、詳しくは警視庁ホームページをご覧ください。

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