大規模災害で住まいが被害を受けた時に最初にすること

最終更新日 令和3年9月10日

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災害で住まいが被害を受けたときは、あまりのショックに、何から手を付けたらいいか分からなくなるかもしれません。被災者の方々が一日も早く日常の生活を取り戻せるように、行政も様々な支援に動き出します。それらの支援も受けながら、一歩ずつ再建を進めていきましょう。被災者が各種被災者支援を受けるためには、罹災証明書の交付を受ける必要があります。罹災証明書の交付は、その前提として自治体職員が住家の被害認定調査を行いますが、その前に建物の除去や被害箇所がわからないような修理、片付け等をしてしまうと調査が困難となります。そこで、あらかじめ、被災者が被害状況について、可能な限り写真撮影を実施し、保存しておいていただくことが、たいへん重要になります。

家の被害状況を写真で記録する

家の被害状況は、片付けや修理の前に、写真に撮って記録し、保存します。

区から罹災証明書を取得して各種支援を受ける際や、保険会社に損害保険を請求する際、避難していたために後日被害状況を説明する必要がある際などに重要になります。特に、浸水の場合等は浸水の状況がわかる(浸水痕が残っている)うちに撮影します。被害状況の撮影は、建物の倒壊や落下物、水の流れ等周囲に十分注意し、危険を感じたら撮影を中断し、速やかに安全なところに避難してください。

家の外と中の被害状況を撮影することが大事になります。

・家の外と中について、被害の範囲がわかるよう、メジャーなどを活用して「引いた状態」と「寄った状態」をそれぞれ撮影します。

・後で写真を見たときに何を撮影しているのかわかりやすくするため、被害箇所の寄った写真や指さし確認による撮影を行いましょう。

・家の外は可能な限り4方向から撮影してください。その際は、逆光による白とびや明るさ不足による潰れ、ピンボケや手振れ等にも十分注意してください。家の表札なども撮影しておくと、写真の管理がしやすくなります。

・浸水については浸水(痕)の高さがわかるよう撮影してください。

・家の中は、被災した部屋ごとの全景と、被害箇所の状況や範囲がわかるよう「被害箇所の寄った状況」の写真も撮影します。フラッシュをたいた場合など、光の反射に注意してください。

・家の中については、片付けや掃除、家具の修理や移動、設置をする前に記録しましょう。

・建物の構造がわかる資料や図面(平面・立面)も記録をしておくと、建物全体における被害の位置などがわかりやすくなり、手続きによってはたいへん役に立ちます。

・カメラ、スマートフォンなどで撮影し、プリントやデータ等で保管・保存してください。

・カメラの日時設定は正確にしておき、写真に撮影日時の記録を残しましょう。

・被災した住家の調査・被害認定判定の際、記録が不鮮明な場合や被害状況が判定できない場合は、提示や提出されたもの以外の記録が必要になる場合があります。十分な枚数を撮影するようお願いいたします。なお、記録は各種支援の手続きが完了するまで保存しておいてください。

・災害の状況によっては、各種支援が追加・変更される場合がありますので、記録は再建が完了するまで保存しておきます。

・大規模災害時には、各種支援策を必要としないことに同意される場合、撮影された写真により速やかに罹災証明書を交付できる「自己判定方式」により罹災証明書の交付申請を受け付ける場合があります。ただし、自己判定方式を申請したのち、各種支援を希望される場合は調査員による被害認定調査が必要となります。この場合、当初から被害認定調査を申請する方も含めて調査を実施するため、交付までの時間も同様になります。

大規模災害による被害状況の撮影の方法についてのお問い合わせ

地域行政部住民記録・戸籍課 03-5432-2236

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