福祉サービス第三者評価と介護サービス情報の公表
最終更新日 令和5年11月21日
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福祉サービスを提供する事業所の透明性を高め、利用者自らが安心してサービスを選ぶことができる情報発信のしくみとして、東京都が行っている「福祉サービス第三者評価制度」や「介護サービス情報の公表制度」があります。
世田谷区は、区立施設の第三者評価受審や、民間事業者に対する第三者評価受審費補助を行い、第三者評価実施事業所を拡大するとともに、第三者評価や介護サービス情報の公表の結果を区民にわかりやすく提供できるよう取り組みを進めていきます。
福祉サービス第三者評価とは
サービス事業者自ら受審し、第三者の目から見た福祉サービスの内容や質に関する評価結果を幅広く公表するものです。 利用者が自分にあった質の高い福祉サービスを安心して選択しやすくするための情報提供や、事業者が自らのサービス向上に役立て、より質の高いサービスを提供するための支援を目的としています。
質問 どんなことがわかるの?
- 全体の評価講評結果
その事業所の「特に良いと思う点」や「さらなる改善が望まれる点」を見ることができます。
- 事業者が特に力を入れている取り組み
- 事業評価結果
提供されているサービス内容や、業務への取り組みなどについて評価と講評を見ることができます。
- 利用者調査結果
アンケート等による調査結果です。例えば、以下のサービスでは、次のような質問に対する回答結果を見ることができます。
【認知症高齢者グループホーム】「ご家族に対して、事業所からご本人の様子や生活についての報告や説明がありますか」 、「利用者の支援に関する計画を作成したり見直しをする際に、グループホームはご本人やご家族の状況や要望を聞いてくれますか」など
【就労継続支援B型】「あなたは工賃等の支払いのしくみについて、職員の説明がわかりやすいと思いますか」 、「あなたがけがをしたり、体調が悪くなったときの、職員の対応は信頼できますか」 など
【認証保育所A型・B型】「戸外遊びや行事などにより、お子さんが自然や社会と関わる機会は十分確保されていると思いますか」、「あなたは、職員がお子さんの気持ちを大切にしながら対応してくれていると思いますか」など
- 事業者のコメント
評価結果に対する事業者の意見や、評価の活用方法、改善状況を見ることができます。
(補足) 世田谷区では、保育及び障害者福祉施設について、都の評価項目に追加して、独自の評価項目を設定しています。
質問 どこで見られるの?
評価の結果は「とうきょう福祉ナビゲーション」福祉サービス第三者評価に公表されています。
介護サービス情報の公表とは
介護保険法に基づき、平成18年4月からすべての事業者に対して、介護サービスの内容や運営状況に関する情報を公表することが義務付けられました。この「介護サービス情報の公表」により、利用者は各事業所の介護サービス情報を比較検討し、自分にあったより良い事業者を選択することができるようになりました。
質問 どんなことがわかるの?
- 基本情報
名称、所在地、連絡先、サービス従業者の数、施設・設備の状況や利用料金などの事実情報 - 運営情報
利用者本位のサービス提供の仕組み、従業者の教育・研修の状況、介護サービス事業所のサービス内容、運営等に関する情報
質問 どこで見られるの?
「とうきょう福祉ナビゲーション」介護情報サービスの公表で公表しています。
訪問介護など54サービスが対象です。
『福祉サービス第三者評価制度』と『介護サービス情報の公表制度』との違いは
「福祉サービス第三者評価」と「介護サービスの情報の公表」はともに利用者が福祉サービスを選択する際の情報として参考になるものですが、「介護サービス情報の公表」は事業者の客観的な事実を確認、公表するもので、サービスの質を問うものではありません。一方、「福祉サービス第三者評価」は評価結果やサービス改善に向けたコメント等が提供されています。このように、両制度は目的において一部重なっている部分はあるものの、事実のみの公表とそのような事実を前提とした上での第三者による評価という異なった性質をもっています。
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