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最終更新日 2025年12月25日

ページID 30261

デジタル技術による新たな省エネ実証事業結果

世田谷区では、家庭部門の脱炭素化に向け、省エネ行動を支援する機器・サービス(家庭用省エネ支援機器)を使い、各家庭で自動的・自発的に省エネ行動が継続できるか、機器・サービスが有効であるか、東京都によるスタートアップとの連携事業「UPGRADE with TOKYO」を活用し、協働事業者とともに実証実験を行いました。このたび、実証実験の結果を取りまとめましたので、以下のとおり掲載します。

 

実証事業概要

実証内容

機器の利用による電気使用量削減効果について、一般的な家庭の電気使用量水準との比較による確認、及び参加者への行動変容を促す通知の効果の3つの実証を、それぞれで組み合わせたグループを設け、グループごとに比較検証を行いました。

① 電力使用量の見える化機器(Nature Remo E2 lite)の提供
  家庭の消費電力量をリアルタイムにスマホで確認できる機器利用による電気使用量の削減効果を検証。
 ② 家電の自動制御機器(Nature Remo Lapis) の提供
  エアコンを自動制御する機器利用による電気使用量の削減効果を検証。
 ③ 行動変容を促す通知
  定期的に行動変容を促す通知を送ることによる効果や見える化機器・自動制御機器を併用して使用することによる効果を検証。
 ※詳細は「実証内容について」(PDF:244KB)をご参照ください。

実施経過

期間 内容
令和6年12月 東京都によるスタートアップとの連携事業「UPGRADE with TOKYO」を活用し、協働事業者の決定(※)
令和7年5月 モニターの募集
令和7年6月 モニターの抽選、機器送付、説明会の実施
令和7年7月~8月

実証実験期間(モニターによる機器使用)

令和7年9月 モニター向けアンケートの実施
令和7年10~11月 実証結果による効果分析及び結果をモニターあてに報告
令和7年12月 区ホームページにて実証結果を公開

※東京都によるスタートアップとの連携事業「UPGRADE with TOKYO」については、こちらをご覧ください。

実証・分析結果

実証事業の結果については、以下をご覧ください。

(1)実証事業結果報告(PDF:1,382KB)
 (2)アンケート結果(PDF:2,244KB)

今後の方向性

本実証を通して、電力使用量見える化機器(Nature Remo E Lite)とスマートリモコン(Nature Remo Lapis)の使用による省エネルギー効果や省エネ行動の継続性については一定程度の効果を確認できた一方で、アンケート結果からは機器設置・設定の煩雑さ、価格による導入ハードル等の課題も確認されました。

今後は、「CO2排出量の削減量」及び省エネ行動をきっかけとした「高度な脱炭素行動実践世帯数」という具体的な成果を獲得していくため、本実証の結果を踏まえ、より効果の高い省エネ推進施策の検討を進めていきます。

世田谷区脱炭素化プロジェクト「UCHIKARAプロジェクト」

世田谷区は脱炭素化事業をより広く展開させ、区内家庭部門に脱炭素行動を波及させるためには、行政だけでなく、企業、コミュニティが協働して脱炭素化事業を実施していく必要があると考え、そのために、様々な組織や区民が垣根なく、脱炭素化を目指す「旗印」として、「UCHIKARA(うちから)プロジェクト」を立ち上げ、行政と民間企業等が一体となり様々な角度から脱炭素化事業を実施しています。

詳しくは「UCHIKARAプロジェクト」特設サイトをご覧ください。

uchikara

お問い合わせ先

環境政策部 気候危機対策課  

ファクシミリ:03-6432-7981