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世田谷区トップページ > 住まい・街づくり・環境 > 街づくり > 各総合支所の街づくり > 砧総合支所管内の街づくり > 大蔵地区住宅市街地総合整備事業について
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最終更新日 2020年3月13日
ページID 4129
本地区は、土地区画整理事業が行われないままに市街化が進行したため、道路が狭く、道路率が低い地区です。防災上問題のある老朽住宅が立ち並ぶとともに災害時の対応が困難であるなどの課題を抱えています。
南北の幹線道路の不足で、住宅地内の通学路に車が流入し、補助216号線の早期の整備が必要です。
また一方で、緑豊かな国分寺崖線が広がっており、樹林地や湧水などの保全・再生を図る必要があります。
大蔵住宅は、老朽化に伴い、建替え時期を迎えており、建替え後の良好な住宅団地の形成及び隣接する広域避難場所への避難路の整備を念頭に入れた建替誘導を行っていく必要があります。
本地区では、国分寺崖線の自然環境を保全しながら、良好な居住環境を維持し、地区の防災性を高め、安全で安心な街づくりを推進するために道路や公園などの都市基盤の整備を進めます。また、大蔵住宅の建替えに併せて、国分寺崖線の景観や周辺環境と調和を図るとともに、良好な居住環境の形成に貢献できる街づくりを進めます。
本地区では、平成27年度から国の補助金を活用し、地区の延焼遮断機能として位置付けている都市計画道路補助216号線の整備や、消防活動困難区域の解消につながる区画道路の整備など、また広域避難場所につながる大蔵緑地の整備等を行ってきました。
密集市街地総合防災事業では、「国土交通省所管公共事業の再評価実施要領(以下、「実施要領」という)」に基づき、地区ごとに事業の効率性及び実施過程の透明性の一層の向上を図るため、5年ごとに中間評価を行い、公共事業の必要性等の視点から事業の継続または中止の対応方針を定めることとされています。
この度、平成27年度の事業導入から5年が経過したため、大蔵地区で中間評価を実施しました。
評価の視点は下記のとおりです。
評価内容の詳細は、下記の添付ファイル「チェックリスト」をご参照ください。
この結果、区として「事業継続」を決定しました。
項目 | 整備内容 | 実績 | 進捗率 |
---|---|---|---|
道路用地取得 | 13,829平方メートル |
9,060.11平方メートル |
65.51% |
公園用地取得 | 2,830平方メートル |
1,869.31平方メートル |
66.05% |
平成20年 | 平成27年 | 令和元年 | 目標値(参考) | |
---|---|---|---|---|
不燃領域率 | 50.7% |
56.9% |
57.7% | 70.0% |
不燃化率 | ー | 38.9% | 39.7% | 49.2% |
道路率 | 18.7% | 19.3% | 19.8% | 25.3% |
事業の順調さ等から、事業の目的に対して、下記のとおり、十分な効果が期待できると評価しました。
今後5年間で着実に道路の拡幅を進め、公園を整備し、老朽木造住宅等の建て替え促進を図っていきます。都市計画道路補助216号線沿道では、共同化なども含めて建物の不燃化を誘導していきます。また、区画道路の整備により消防活動困難区域を解消し、災害に強い良好な市街地を形成するとともに、通学路の危険性を解消していきます。
本地区の安全で快適な市街地の形成のために、事業期間内である令和6年度末までに本地区の目標である不燃領域率70%を目指し、事業完了に向けて取り組んでいきます。
区では、対応方針を決定するにあたり、実施要領に基づき、学識経験者等の第三者から構成される事業評価監視委員会の意見を聴きました。
氏名 | 現職等 |
---|---|
委員長 中林 一樹 |
首都大学東京 名誉教授 明治大学 研究推進員 |
稲垣 具志 | 日本大学 理工学部交通システム工学科 助教 |
男鹿 芳則 | 一般財団法人 世田谷トラストまちづくり 理事長 |
開催回 | 開催日時 | 審議内容 |
---|---|---|
第1回 | 令和元年10月18日・23日 | 再評価事業の現地調査 |
第2回 | 令和元年12月12日 | 再評価事業の審議 |
第3回 | 令和2年2月3日 | 総括審議 |
砧総合支所街づくり課
電話番号03-3482-2594
砧総合支所 街づくり課
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ファクシミリ:03-3482-1471