太子堂4丁目での取組み

所在地 太子堂4丁目

内容 防災街づくりの取組み

平成15年6月に発生した西太子堂駅付近の火災を契機に、太子堂4丁目地区まちづくり協議会と西山町会で組織した「防災街づくり検討会」を定期的に開催しました。その中で、防災まちづくり点検マップを作成し、改善すべき課題箇所を示しています。
また、平成18年度には、点検マップに基づき「地区街づくり計画」を見直すなど、課題箇所の改善に取組んでいます。

防災まちづくり点検マップ

点検マップは防災街づくり検討会で出された意見をまとめたものです。太子堂4丁目は、木造家屋が密集した市街地であり、道路も狭い地域となっています。そのため、防災活動上の狭い通路の解消が優先課題となり、中長期的課題としては、地区全体の不燃化の促進、道路拡幅などがあり、地元と行政が協力し合いながら安全・安心の街づくりを行っています。

整備の事例

電柱の撤去

建替えの際に後退することで道路は徐々に広がっていきますが、電柱が元の位置に残された状態が見受けられます。そういった電柱を撤去し、消防車を入りやすくすることで消火活動の遅れを防ぎます。

道路の拡幅

西友脇の道路を幅員6メートルから9メートルに拡幅し、バリアフリー化しました。それにより、自転車や人、車による混雑が改善され、放置自転車が減少するとともに商店街の回遊性も向上しました。防災上の観点のみならず、放置自転車問題や交通安全など、地域の課題解決にも取組んでいます。

通り抜け路の整備

こういった通り抜け路の整備を行うことで、地域の安全性向上に努めています。

整備事例（世田谷線三軒茶屋駅の近くで、通り抜け通路を拡幅整備しました）

ここは、駅に向かって通行する人が非常に多く、通路を拡幅することによる災害時の安全性向上だけでなく、地域の皆さんの利便性向上にも役立っています。