乳幼児教育支援センター
最終更新日 令和3年12月20日
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乳幼児教育支援センターについて
平成30年4月の新たな幼稚園教育要領や保育所保育指針及び幼保連携型認定こども園教育・保育要領の施行、令和元年10月からの幼児教育・保育の無償化等により、乳幼児期の教育・保育を取り巻く環境は大きく変化しました。
区ではこうした状況を踏まえ、乳幼児期における教育・保育がより一層充実することをめざし、令和3年12月開設の教育総合センターに区の乳幼児期の教育・保育の推進拠点として乳幼児教育支援センターを整備しました。
役 割
乳幼児期の教育・保育の現場を担う教員・保育士の人材育成、公私立の枠を超えた幼稚園・保育所等の連携や幼・保・小の連携の促進、家庭教育の支援等に取り組みます。
取 組
乳幼児期の教育・保育の充実・発展
(1)幼稚園・保育所等の教諭・保育士の人材育成
教育・保育の指導力・専門性の維持・向上に向けて、研修等を実施するとともに、専門人材の派遣による保育者等への助言や乳幼児期の教育・保育に係る研究等に取り組みます。
(2)乳幼児期の教育・保育と義務教育の円滑な接続、幼・保・小の連携の促進等
乳幼児期の教育・保育と義務教育との円滑な接続や幼・保・小の連携の促進、公私立の枠を超えた幼稚園・保育所等の交流・連携の仕組づくりに取り組みます。
乳幼児の資質・能力を育む環境づくり
様々な体験を通して子どもの資質・能力を伸ばす教育・保育環境の構築
子どもたちが、様々な「体験」(ICTや文化・芸術、外遊び等)を通して学び、人間の持つ創造性や感性、自己肯定感、粘り強くやり抜く力等、これからの社会を生き抜く力を育むことのできる環境づくりに取り組みます。
家庭教育の支援
家庭の教育力・養育力向上に向けた講演会・講座等を実施するとともに乳幼児教育支援センターの取組等の情報を発信し、乳幼児期の教育・保育の理解促進に取り組みます。
世田谷区教育・保育実践コンパスについて
区内の全ての子どもたちが、インクルーシブな教育・保育の考え方の下に幼稚園・保育所等での生活を通じて、質の高い教育・保育を受けることができるよう、幼稚園教育要領等を踏まえ、教育・保育の現場の声や学識経験者の方々の意見をお聞きしながら「世田谷区教育・保育実践コンパス」を作成しました。
世田谷区教育・保育実践コンパスは、区内の教育・保育の関係者が施設の種別を問わず、共有すべき基本的な方針を示す羅針盤(コンパス)としての役割を担います。
乳幼児教育支援センターでは世田谷区教育・保育実践コンパスを踏まえた取組を行っています。
対 象
区内の公私立幼稚園・保育所・認定こども園等の管理者・保育者をはじめとした教育・保育関係者
概 要
(1)私たちがめざす乳幼児期の教育・保育の基本
教育・保育施設が実践を進める上で基本となる理念・原則について
・子どもを権利の主体(一人の人間)として捉える
・子ども一人ひとりに対する理解を基盤とする
・環境を通して教育・保育を行う
・育みたい資質・能力、幼児期の終わりまでに育ってほしい姿を意識する
・保育者が主体性を発揮する
(2)実践の視点(例)
発達に即した教育・保育とその過程、家庭や地域と連携した実践について
・大切にしたい子どもの経験
0~5歳児までの各時期の教育・保育において育みたい力とそのために大切にしたい経験
・子どもの力を育む保育のプロセス
「教育・保育の基本」を踏まえ、子どもの理解を基盤とした実践のプロセスや配慮
・教育・保育をつないでいく
子どもの豊かな経験を育み育ちをつなぐ、園の教育・保育と小中学校、家庭、地域との連携促進
(3)教育・保育の質の向上に向けた取組の充実
世田谷区教育・保育実践コンパスを活用した関係者の協働による取組について
・研修の実施、研究の促進、専門人材の派遣、関係者ネットワークの充実等
教育・保育実践コンパスレポート
~乳幼児教育支援センター事業報告書~
令和5年3月6日に開催したコンパスフォーラムでは、区内の教育・保育者向けに、「学び舎を起点とした幼保小中連携の充実」と「園の教育・保育の評価(自己評価を中心として)」の2テーマに係るモデル研究の中間報告と実践充実コーディネーターの取組状況について報告しました。
また、コンパスフォーラムでの発表内容を含め、令和4年度に実施した乳幼児教育支援センター事業をまとめた教育・保育実践コンパスレポートを作成しました。
添付ファイル
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関連リンク
このページについてのお問い合わせ先
教育総合センター 乳幼児教育・保育支援課
電話番号 03-6453-1531
ファクシミリ 03-6453-1534