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最終更新日 2025年8月25日
ページID 27395
8月5日、6日で玉川区民講座「見て!さわって!生き物のふしぎ」を実施しました。進化生物学研究所の今木明先生を講師に迎え、小学校4~6年生と保護者の方を対象とした2日間の連続講座です。
1日目は、生き物の進化についてのお話でした。特に独自の進化を遂げた生き物がたくさん暮らしているガラパゴス諸島とマダガスカル島の鳥や植物を中心に、「なぜくちばしがこんな形になったのか」「なぜ海辺に巣をつくる鳥と木の上に巣をつくる鳥がいるのか」「なぜバオバブは乾燥した土地でもこんなに大きく成長できるのか」等、外見的な特徴だけではなく餌場(えさば)や行動の違いについてもお話がありました。
また、実物のフライングシード(アルソミトラの種)を飛ばしたり、昆虫化石やアンモナイトなどの化石を触ることで質感や大きさを確認したりする内容では参加者の小学生が目を輝かせていました。
2日目は、「食と農」の博物館の常設展と企画展、進化生物学研究所の温室、そして普段立ち入ることのできない標本室の見学をしました。常設展では食物連鎖を学ぶために実際に生きた魚の捕食シーンを観察し、企画展では、虎の皮や爪を触りました。温室では同じく進化生物学研究所の橋詰先生より食虫植物やバオバブなど熱帯の植物についての解説がありました。また、特別にマダガスカルの原始的な猿であるレムール類のケージの内側も見学することができました。標本室では物凄い数の蝶の標本に参加者全員が圧倒されていました。今木先生からは、標本の役割や蝶の雄と雌の模様の違いなどのお話がありました。
参加者の親子からは「アルソミトラの種を飛ばすのが楽しかったです。」「魚の捕食シーンが早くてびっくりした。」「貴重なお話、写真、化石、ありがとうございました。ガラパゴスに行ってみたくなりました。カツオドリの棲み分けのお話がとても面白かったです。」等の感想が寄せられました。
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