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最終更新日 2024年3月27日
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デングウイルスが体内に入ることで起こる熱性感染症です。デングウイルスに感染した患者を蚊(ネッタイシマカなど)が吸血し、デングウイルスを保有した蚊が他者を刺すことによってウイルスが感染します。
デング熱は海外で感染して帰国後に発症するケースが多いですが、平成26年、令和元年に海外渡航歴のない国内感染のデング熱患者が確認されました。
感染してから2日~15日(多くは3日~7日)の潜伏期間の後、38度~40度の発熱、激しい頭痛、関節炎、筋肉痛、発疹がみられます。この発疹はかゆみや痛みはありません。デング熱は体内からウイルスが消失すると症状も消失し、予後は比較的良好です。出血症状等の重症化は稀と言われています。
日本にはデング熱の主たる媒介蚊のネッタイシマカは常在していませんが、媒介能力があるヒトスジシマカは日本のほとんどの地域(青森県以南)に生息しています。このことから、仮に流行地でウイルスに感染した発症期の人が国内で蚊にさされ、その蚊がたまたま他者を吸血した場合に、感染する可能性があると考えられています。
ヒトスジシマカは、日中、屋外での活動性が高く、活動範囲は50メートル~100メートル程度です。国内の活動時期は概ね5月中旬~10月下旬頃までです。
症状がある場合は、お近くの医療機関を受診してください。受診した結果、デング熱と診断された場合は、医療機関から保健所に連絡があります。
夜間・休日の医療機関のご案内は、東京都医療機関案内サービス「ひまわり」電話03-5272-0303(24時間)へご連絡ください。受診の際は医師に、渡航先、渡航期間、いつ蚊に刺されたか等をお伝えください。
現在、デングウイルスに対する特有の薬はありませんので、対症療法となります。
デング熱は、蚊を介して感染しますので、蚊に刺されないようにすることが大切です。
蚊は日本全国に生息し、主に日中に活動しています。屋外で活動する場合は、長袖長ズボンの着用が推奨されています。虫除けスプレーなどの忌避剤も適切に利用しましょう。
また、蚊に刺されないようにするのと同時に、蚊が繁殖しないよう身の回りの環境にも注意してください。蚊は水場で繁殖をするため、雨水タンク等の水を溜めたものにはフタをし、タイヤに溜まった水や雨ざらしの用具・容器・鉢植えの皿等の水も放置しないようにしましょう。
現在区では個人宅などの蚊の駆除作業は行っていません。自主防除が基本となります。蚊の防除は水中にいるボウフラの段階で実施することが重要です。
ご家庭で殺虫剤を使って蚊を駆除する場合は、一般薬局で販売しているスプレー式殺虫剤が有効です。ただし、殺虫剤を使った蚊の駆除は、一時的に効果がありますが長続きしません。また、種類によっては植物に影響を及ぼす可能性もありますので、取扱説明書をよくお読みの上、使用してください。殺虫剤は補助的に使用し、基本は次のような対策によることが、持続的な防除につながります。
世田谷保健所生活保健課(生活環境衛生)
電話番号 03-5432-2903 ファクシミリ 03-5432-3054
世田谷保健所感染症対策課
電話番号 03-5432-2441 ファクシミリ 03-5432-3022
世田谷保健所 感染症対策課
電話番号:03-5432-2370
ファクシミリ:03-5432-3022