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最終更新日 2025年5月3日

ページID 25159

熱中症にご注意ください!

近年、夏の真夏日、猛暑日の日数は増加しており、本年も熱波ともいえる猛暑となる見込みです。このような暑さの中、熱中症のリスクが高まっており、令和6年夏には23区内で熱中症により263人の方が亡くなっています。

熱中症は激しい運動や暑い日における長時間の作業時だけでなく、室内でもかかります。また熱い昼間に限らず、夜間でも熱中症にかかります。特に高齢者や、体温の調整機能が十分に発達していない子どもは注意が必要です。のどが渇かなくても、時間を決めてこまめに水分補給をしましょう。また、エアコンや扇風機を使って室温調節をしましょう。

熱中症の危険度を判断する数値として、環境省では暑さ指数(WBGT)の情報を提供しています。

本日の暑さ指数(WBGT)環境省熱中症予防情報サイト

暑さ指数(WBGT)とは、人間の熱バランスに影響の大きい気温、湿度、輻射熱の3つを取り入れた温度の指標です。

環境省の熱中症予防情報サイトでは、暑さ指数(WBGT)の実況値を提供しています。また、「環境省」LINE公式アカウントによる情報配信(熱中症警戒アラートや暑さ指数をお知らせ)や、個人向けの「熱中症警戒アラートメール配信サービス」「暑さ指数(WBGT)メール配信サービス」も案内していますので、ご参考ください。

環境省HP(熱中症対策)

大塚製薬株式会社との連携協定による熱中症予防啓発の取り組み

区内では、例年、熱中症による健康被害が数多く報告されており、気温の高い日が続くこれからの時期に備え、対策に万全を期すことが大切です。世田谷区では、大塚製薬株式会社と令和4年3月に「区民の健康づくり及び健康に関する安全・安心確保等に関する連携協定」を締結し、大塚製薬株式会社との官民連携による熱中症予防啓発に取り組みます。

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熱中症は予防が大切

熱中症は重症になると死に至る恐れもあります。しかし予防法を知っていれば防ぐことが出来ます。

  • 暑い場所でのスポーツや長時間の作業は避け、早めの休憩をとりましょう。
  • のどが渇かなくてもこまめに水分補給をしましょう。
    (注意)アルコール類は尿の量を増やし体内の水分を排泄してしまうため、汗で失われた水分をビールなどで補給しようとする考えは誤りです。
  • 外出は、暑い日中を避け、涼しい時間帯にすることや、いつでも水分補給ができるようマイボトルの持参、通気性のある服装にして、帽子をかぶったり、日傘を差すなど直接日光に当たらないようにしましょう。
  • ちょっとでも具合が悪くなった場合は、早めの対処が重要です(運動の中止、水分補給、涼しい所での休憩、など)。

高齢者の注意点

熱中症患者のおよそ半数は高齢者です。高齢者は暑さや水分不足に対する感覚機能が低下しており、暑さに対する体の調整機能も低下しています。

  • のどが渇かなくても、時間を決めてこまめに水分補給をしましょう。
  • 就寝前には水分補給をしましょう。
  • エアコンや扇風機を使って室温調節をしましょう。

子どもの注意点

子どもは発汗の機能が未発達で体温が上昇しやすくなっています。また、地面に近いほど気温が高くなるので、子どもは特に注意が必要です。

  • 子どもを十分に観察しましょう。(ベビーカーでの外出時は特に注意してください。)
  • 服装を選びましょう。
  • 水をこまめに飲ませましょう。
  • 短時間でも、車内に子どもを残さないようにしましょう。

室内にいるときも注意が必要

屋外で活動しているときだけでなく、就寝中など室内で熱中症を発症し、救急搬送されたり、不幸にも亡くなられたりする事例が報告されています。室内にいるときも注意が必要です。

  • エアコンを利用する等、部屋の温度を調節しましょう。
  • 感染予防のため、換気扇や窓開放によって換気を確保しつつ、エアコンの設定温度をこまめに調節しましょう。
  • 暑い日や時間帯は無理をしないようにしましょう。
  • 涼しい服装にしましょう。
  • 急に暑くなった日等は特に注意しましょう。

応急手当 熱中症が疑われたら

  • 衣服をゆるめ、涼しい場所に移動しましょう。
  • 水で冷やしたタオルや氷のうなどを首やわきの下、足の付け根に置き、体を冷やしましょう。
  • 冷たい水や、塩分も補えるスポーツドリンクなどをとりましょう。
  • 自力で水分や塩分が取れない・意識がない・高い体温・体がひきつける・呼びかけに返事がおかしい・まっすぐに歩けないなどの症状があったら、すぐに救急車を呼びましょう(救急車を待つ間も体を冷やすことが大切です)。

〈参考〉熱中症ってどんな病気?

暑い時に、体の中の水分などのバランスが崩れ、体温の調節機能が壊れ下記の症状が現れます

熱中症の症状(1度から3度にいくほど重症です)

〈1度〉

  • めまい、失神(立ちくらみ)
  • 筋肉痛、筋肉の硬直
  • 手足のしびれ、気分の不快

〈2度〉

  • 頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感

〈3度〉この状態になると救急車の要請が必要です!

  • 意識障害、けいれん、手足の運動障害
  • 高体温

どんなときに起こりやすいのか

気温が高い、湿度が高いなどの環境条件と、体調がよくない、寝不足などの個人の体調による影響とが組み合わさることにより、熱中症の発生が高まります。

環境条件
  • 気温が高い、湿度が高い
  • 風が弱い、日差しが強い
  • 急に暑くなったとき
個人の条件
  • 体調がよくない
  • 暑さに体が慣れていない
  • 朝食を食べていない
  • 寝不足

熱中症予防啓発動画の配信

気温の高い日が続くこれからの時期に備え、熱中症の危険性や熱中症予防対策をお伝えするため、大塚製薬株式会社及びNPO法人気象キャスターネットワークの協力により作成した熱中症予防啓発動画をせたがや動画(YouTube区公式チャンネル)にて配信予定です。

配信開始予定日令和7年6月16日から

 

お問い合わせ先

世田谷保健所 健康企画課 健康危機管理

ファクシミリ:03-5432-3019