このページに知りたい情報がない場合は
世田谷区トップページ > 住まい・街づくり・環境 > 環境 > 環境美化・ポイ捨て防止・路上禁煙 > 飲料用自動販売機へのリサイクルボックスの設置について
ここから本文です。
最終更新日 2025年10月31日
ページID 26750
かつて街中に置かれていたごみ箱は、保安上等の問題から一部のエリアを除き、ほとんどが撤去されています。そのような中、飲料用自動販売機にあるリサイクルボックスは、何でも入れて良い「街のごみ箱」のように誤解されています。通常、飲み終わった後の空容器を回収するものです。
区では、「世田谷区環境美化等に関する条例」に基づき、飲食料容器の散乱による迷惑行為防止等を定めており、清潔できれいな、かつ安全で快適なまちづくりを推進し、区民の生活環境の向上を図ることを目的としています。なお、リサイクルボックスにおける回収について、現状では飲料空容器以外の異物(一般ごみ)が約30%ほど占めており、その中でも飲み残しは約11%にも及んでいます。


出典:一般社団法人全国清涼飲料連合会HP 「リサイクルボックスの取り組み」より
人口の多い世田谷区では、空き缶やペットボトル、食品の包装材やたばこの吸い殻などのポイ捨てが多く見受けられており、地域環境の損失といった大きな問題を抱えています。そこで、令和2年から区民・事業者のご協力を得て、区が主催となって実施している清掃活動「せたがやクリーンアップ作戦」により、地域美化への意識啓発を行っています。また、多くの方に環境美化に関する条例を知っていただくため、「ポイ捨て禁止」の路面シートの貼付やプレート等を配布するなどの啓発活動を実施しています。

出典:一般社団法人全国清涼飲料連合会 より提供資料

出典:一般社団法人全国清涼飲料連合会 より提供資料
自動販売機の横に設置されているリサイクルボックスは、自動販売機で購入した飲み物の空容器を回収し、リサイクルするためのボックスです。空容器以外のごみが捨てられてしまうと、リサイクルの妨げとなってしまいます。リサイクルボックスは、ごみ箱ではありませんので、飲料容器以外のたばこの吸い殻、紙くず、家庭から出たごみなどの一般ごみは捨てないでください。容器に飲み物が入ったまま捨ててしまうのは、もったいないだけでなく、リサイクルする際の品質にも影響を及ぼします。

出典:一般社団法人全国清涼飲料連合会HP「自動販売機」 より
毎日の生活に欠かせない清涼飲料水を、この先も持続的に利用していくため、さまざまな取り組みを行っていくことが求められています。特にペットボトルはリサイクルにより、さまざまな製品に再利用が可能であることから、半永久的に資源を循環できる貴重な資源とされています。現在、日本のペットボトルのリサイクル率は約85.0%となっており、世界でもトップレベルです。
資源循環型社会を形成する上で有効な下記3つの対策、 Reduce(リデュース)・Reuse(リユース)・Recycle(リサイクル)の頭文字をとって「3R(スリーアール)」と呼んでいます。この「3R(スリーアール)」は天然資源の枯渇を防ぐために重要な活動です。

Reduce:資源の消費、ごみの発生をもとから減らすことです。例えば、容器や包装に使用する材料をできるだけ少なくすることが挙げられます。
Reuse :繰り返し使うことで、ごみを減らすことです。例えば、ガラスびんは洗って、何度も繰り返し使っています。
Recycle:使い終わった容器や包装を、資源として再び利用すること。例えば、アルミ缶、スチール缶、ペットボトルは、様々な製品にリサイクルされています。
出典:一般社団法人全国清涼飲料連合会HP「リデュース・リユース・リサイクル」より
環境政策部 環境保全課
電話番号:03-6432-7137
ファクシミリ:03-6432-7981